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米Kiwibot社と台湾AUTO Mobility Solutions社が合併、配送ロボットのセキュリティ対策を強化

2024年4月3日、米Kiwibot社は、配送ロボットのセキュリティ対策を強化するため、台湾AUTO Mobility Solutions社との合併を発表した。
 
カリフォルニア州バークレーを拠点として事業を展開するKiwibot社は、大学キャンパスにおけるロボット配送をリードしており、2017年以降、米国、ドバイ、サウジアラビアなどグローバル市場に進出。同社はデリバリー・アズ・ア・サービス(DaaS)モデルのために2023年12月に1,000万ドルを調達している。AUTO Mobility Solutionsは台北を拠点とし、サイバーセキュリティ、AI、自律航行、IoTを専門としている。今回の合併により、Kiwibotの製品に100件以上のライセンス特許が加わり、自律走行ナビゲーション、AIの意思決定、サイバーセキュリティの機能が強化される。
 
Kiwibot社は28以上の大学と共同で、配送プロセスにおいて顧客データを暗号化してデータ漏洩のリスクを大幅に低減し、ユーザーのプライバシーとデータ保護を保証するプライバシー・チップを開発している。KiwibotとAUTOは、このチップを既存のフリートや将来の改良型フリートにも組み込む計画で、全国のキャンパスで数百万台の安全なAI駆動ロボットシステムを提供する態勢を整え、大学キャンパス以外にも事業を拡大する機会を探る。
 
出典:
2024年4月3日付 Kiwibot Press Release(英語)
https://www.kiwibot.com/blog-posts/kiwibot-acquires-auto 
2024年4月4日付 The Robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/kiwibot-acquires-auto-strengthen-delivery-robot-security/