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①東西対決!ご当地ソング対決 1〜5組 (昭和歌謡) 神戸 みちのく 奥飛騨 津軽 柳ヶ瀬 仙台 横浜 千曲川

 「妄想!昭和紅白歌合戦」に続き、今度は「東西対決で歌合戦」の対決をしました。昭和歌謡を楽しんで下さい。なるべくみんなが知ってる曲を優先してますが、私の好みでちょっとマイナーな曲も出てきます。ご勘弁を。

 我輩は昭和歌謡詳しくなく、レコードも持ってません。テレビやラジオで聞いていた程度です。今になってじっくり聞いてみたら、新しい発見がありますね。これはあらためて「昭和歌謡」の良さを再認識する戯れ言です。
 ご紹介のYouTubeのリンクはレコード音源が主です。歌番組の動画よりレコード音源の方が編曲の良さを味わえると思います。

1.横浜 VS 神戸
 『ふりむけばヨコハマ』 マルシア
 『そして神戸』  内山田洋とクールファイブ

作詞:たきのえいじ 作曲:猪俣公章(1989 年)
 マルシアのデビュー曲。♬ふ・り・む・け~ば ヨコハマ~ くちびるがさびしい・・・おいてきぼりねー♬ ここが聞き所! 
 あれ!発音訛ってないです。完璧な発音ですね。テレサ・テンとか欧陽菲菲はちょっと訛りがあり、それが却っていい味を出してますが、マルシアはそれがないです。話し言葉は訛ってますけどね。いやー脱帽です。尊敬します。
今ミュージカル等で活躍されているそうですが、訛るといけないのでセリフは全部音符にして覚えるそうです。(本人がラジオで語る) プロですねえ。

作詞:千家和也 作曲:浜圭介(1972 年)
 古いな。小学校6年生やけど覚えてる。(千家はこの後、都倉俊一と山口百恵の曲を書いて大ブレイクするんやね。)千家と浜の奥村チヨ『終着駅』は1971 年です。浜圭介すごいわ、良い曲書くね。
 ご当地ソングはムード歌謡グループが多い。ムード歌謡グループでもクールファイブの前川清は、演歌っぽくないから好きです。ちょっと他のグループとは別格ですね。

2.苫小牧−仙台  VS 長崎−神戸
 『落陽』 吉田拓郎
 『長崎から船に乗って』 五木ひろし

作詞:岡本おさみ 作曲:吉田拓郎(1973 年)
 拓郎と言えばこの曲です。♬苫小牧発 仙台行きフェリー♬ コンサートでも一番盛り上がりますね(行ったことないけど。)自宅には兄の買った拓郎のアルバムが結構たくさんあって、これは「Live’73」に入ってた。
 でも恋愛の歌じゃないし、中学生の私には理解できませんでした。

作詞:山口洋子 作曲:平尾昌晃(1971 年)
 五木ひろしの第2弾。♬長崎から船に乗って 神戸に着いた♬ 2番は横浜から別府、3番は函館から東京ですが、西軍にノミネートです。イントロに♬シャバダバダバダー、シャバダバダバダー♬って入ります。曲調は演歌じゃないけど、詞はまったく演歌です。

3.みちのく VS 奥飛騨
 『みちのくひとり旅』  山本譲二
 『奥飛騨慕情』  竜鉄也

作詞:市場馨 作曲:三島大輔(1981 年) 
 売れる曲はイントロがやっぱいいですね。エレキギターが泣いてます。哀愁いっぱいの曲です。しかしこれはご当地ソングの中でもかなり暗い歌です。みちのくは暗いのか? 
 作詞の市場馨は石橋正二の『夜明けの停車場』『鉄橋を渡ると涙が始まる』も作ってるのか。これ両方好きなんです。

作詞作曲:竜鉄也(1981 年) 
 年間売上第2位。(みちのくひとり旅より売れてます。みちのくは16位ぐらい。)バカ売れしたが、『ルビーの指輪』という化け物曲があったため、残念ながら2位です。
 この曲作ったのは1972 年で「流し」として酒場で歌ってたらしい。郡上八幡のスナックで歌ってたら偶然『神田川』の作詞家の喜多條忠が聴いて、気に入ったのがデビューのきっかけらしい。
 この曲を口ずさみながら、奥飛騨で温泉入りたい!

4.津軽海峡 VS 柳ヶ瀬
 『津軽海峡・冬景色 』 石川さゆり
 『柳ヶ瀬ブルース 』 美川憲一

作詞:阿久悠 作曲:三木たかし 編曲:三木たかし(1977 年)
 改めて聞いたけど、やっぱり良い曲です。まずイントロ凄い、このテナーサックス最高! 編曲も三木たかしですって。上野発からずっと情景を描写していて、別れを表現しているのは ♬さ〜よならあなた〜 わたしは〜かえります〜♬ ここだけ! ここでやっと別れの曲だとわかる。阿久悠やるな。今までのご当地ソングとは違うんですね。

作詞作曲:宇佐英雄(1966 年)
 これもイントロのサックスがいいですねー。『津軽海峡冬景色』は津軽海峡の情景で、こちらは酒場街の情景なので曲調は合わないですが、中部地区のご当地ソングほんとに少ないので。『能登半島』という曲もありますが、石川さゆり同士の対決は避けました。

5.広瀬川 VS 千曲川
 『青葉城恋歌 』 さとう宗幸
 『千曲川 』 五木ひろし

作詞:星間船一 作曲:佐藤宗幸(1978 年)
 素人が作詞し、さとう宗幸が作曲。素人っぽいところが却っていいな。さとう宗幸は一発屋と思ったけど『岩尾別旅情』っていう名曲もあるぞ。これはお進め! 
 岩尾別は知床の地名ですが、倍賞千恵子のセリフ入りのカバーもあります。ほんとに旅情を感じるいい曲ですね。

作詞:山口洋子 作曲:猪俣公章(1975 年)
 詞は文学です! この詩はプロしか書けない。島崎藤村の千曲川叙情の歌をモチーフにしているらしいが、山口洋子はすごい。しかも五木ひろし上手いな。ちょっとビックリするぐらい。『長良川艶歌』も対象だったけど、『青葉城恋唄』にはこっちが合ってる。

このあとは【②東西対決!ご当地ソング対決 6〜10組】に続きます。

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