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音楽が好きな大学生(22) https://www.instagram.com/rockculture__

マガジン

  • 生音の記憶🎸

    ライブの記録、記憶、思い出を綴ってます

  • すきな音楽の話

    セルフライナーノーツのような。

最近の記事

金メダルが要らないならエンタメダルを贈呈させてくれよ

UNISON SQUARE GARDEN になりたい!と思った。 このなりたいというのは、ユニゾンに入りてぇというのもそうだが、ユニゾンのようなマインド、モードで人間を全うしたいという意味でもある。 つまり、ユニゾン「のよう」になりたいのだ。 このバンドマンは私のヒーローだとかスターとか指針だとかというのは色々あるが、なりたいは初めてでした。 私もついにバンドマンになる時がきたか。 このnoteは、Catcher In The SpyというUNISON SQUARE GA

    • 「芸名」でステージに立つこと、恋から愛に変わること

      XIIX presents Eleven Back w/ 秋山黄色 いつか、斎藤宏介が「若き天才」と名付けた彼と対バンする日を待ち望んだ。 自分たちがやりたいことを詰めることに重きを置くXIIXが秋山黄色を招いた。 否応なしに、どちらのターンも剥き出しな愛ある破壊を見た。 秋山黄色 特に、何か言葉を発することなく始まったcaffeine なんだか、この日の黄色は面構えが違った。 XIIXのファンを前に「1曲でも刺さってくれたら嬉しい」と言っていた黄色に対して、秋山黄

      • 嘘が下手なのが福

        久々に、アーティシズムにブレがないだの何だの抜きで、SKY-HIのライブの話をします。 これがSKY-HIのバースデーイベントだったな。 豊洲といえば新たなる野望、野心がSKY-HIの心に灯る瞬間を目の当たりにするといったところ。 今年はPASTとFUTUREという全く違うコンセプトの2本立て。 単純に考えたら、過去曲を放出する日と最近の曲を、最近のライブアレンジで披露する日。 さすが、SKY-HI そんな単純な話ではなかった。 1211 PAST 今年の12/1

        • MY “VS” STORY

          いかにMY FIRST STORYで居るか。これが一つマイファスに求められたことだったとして、成功した。落ち着きも、本気も。 ただ、この”場所”の話とするならば、飛び級か。 これだけは間違いなく言えるのは、MY FIRST STORYの物語が気になるタイプの人間で良かったということ。その分心残りもある。 でも良いんだ、この心残りは未確定の未来に託すので。 これ、本当にHiroの人格が終わってたら追いかけるなんてまずなかった。よく懲りないよ。 確かに、ワンオクは誰もが羨

        金メダルが要らないならエンタメダルを贈呈させてくれよ

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        • 生音の記憶🎸
          20本
        • すきな音楽の話
          15本

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          収拾ないけど、とにもかく私は皮を剥く

          夢なのかな、あー初手”夢が覚めたら”だった。 夢ならこの光景も、付きまとう情緒も受け入れられる気がした。 覚めたら忘れてしまいそうと思ったぐらいに濃すぎた。いや、濃いなら忘れないだろとツッコミを入れた。だって目の前の彼は「君の名前も思い出せない」って歌うのだから。思い出せない、そうか、きっとここから覚めたら忘れてしまうぐらいの密度なんだとあの時の私は認識したのを覚えている。 昨年のツアー(Kareid proud fiesta)も初手はゆっくり("harmonized fi

          収拾ないけど、とにもかく私は皮を剥く

          俺は俺である喝采、運命論

          BOSSDOM 5.28 東京 36歳だぜ 3歳児だと発して、暴れ回るラストTHE DEBUT。 本能のSKY-HIここにあり。腹いっぱいの夢を見た。 変に感情移入することなくアーティスト、ボスどちらのSKY-HIに対しても決意を目の当たりにすることが出来たことはこの日の収穫である。 ”運命論”〜”フリージア” 「全て決まっていた」 何年も声高に発していた言葉。SKY-HIから言わせれば初のアリーナツアーを大歓声で迎えたこの光景もそうなるべく運命ゆえのものだったの

          俺は俺である喝采、運命論

          あなたの声が生活音から消えるのが怖い

          無意識のうちに黒目はあなたを真正面から捉えて離さない。 脳はあなたを第三者目線で客観的に見ていると言う。 当の私の情緒は不安定。あなたとは距離を置いたはずなのに、あなたの考え方がびっくりするほど読み取れてしまうよ。 ”自分は弱い人間だから、闇や苦しみに光を当てる音楽を鳴らしている”というような話を聞いたことがある。 当時の私は、音楽をロックを鳴らすことが生きる意味である彼の、そのど真ん中を突くような一言に射抜かれた覚えがある。 好きな理由を聞かれたら、どんな自分にも寄り添っ

          あなたの声が生活音から消えるのが怖い

           2021-2022 SKY-HIの伏線と答え合わせ by FLYERS

          2022/12/12 THE DEBUT / SKY-HI さすが、“嘲笑を歓声に変えてきたタイプ” である。 2020年9月、“BMSG”設立。 2021年11月、“BE:FIRST”デビュー 目まぐるしくも、その全てがハイライト。 金髪、スーツ姿のお兄さんが日本テレビに面白そうな企画を持って乗り込んだ。 かつては色眼鏡で見られ、“アイドルラッパー”と揶揄された男の挑戦。 そんな彼は2022年、「I’m your Boss SKY-HI」[I am]と高らかに歌

           2021-2022 SKY-HIの伏線と答え合わせ by FLYERS

          魅せてよ、生まれ直しのアーティシズム

          2020.7.19 SKY-HI Round A Ground 2020 -RESTART- 「レーザと曲が上手く馴染んでいてかっこよさが増していました」 「オンラインだからこそ出来るテクノロジーを体感できました」 「これを生で受け取れる日が待ち遠しい」 2022年、画面というフィルターを通さずに見た。 あまりにも没入した。 対SKY-HI。真っ向から来る。 一挙一動、演出含め一瞬・一瞬がハイライトのように私の脳裏にビシビシと張り付く。 それも相まっての本気の目とパフォ

          魅せてよ、生まれ直しのアーティシズム

          鎧を

          斎藤宏介×SKY-HI この二人の対談を見聞きするたびに関係性ゆえのものなのか”包容力”に安心を覚える。 音楽に対してうずいた好奇心をそのままバンドに昇華し溶け込ませる。表現の幅に限界が見えない二人組”XIIX”。様々な顔を見せてくれるXIIXの楽曲は時々、二人の脳内を覗いているような気持ちになる。そこに違和感なく溶け込むSKY-HI。 喋るようにラップするSKY-HIのバースは聴いていて気持ち良い。 最強バディのような二人がコミュニケーションを取るように歌う”スプレー”

          続・希望の炭酸割り(強)

          2ndがなかったら本作は生まれてないかもしれないと本気で思った。3周した時に。 M1. 見て呉れ ないものねだりな生物。隣の芝は青く見えてしまうものだから、すぐ羨ましくなっちゃうし自分を卑下してしまう。 逆に相手よりも優っているとわかると口角が上がる。 みんな同じ能力を持っている方が良い!って結論が生まれそうな局面。いやそうは言っても平穏は楽だけどつまらないってよく耳にする。 ”そっと認めていく滑稽な見て呉れ” ”分かり合えない同士笑い合おう” M2. ナイトダンサー

          続・希望の炭酸割り(強)

          華やぐマーチに導かれた私

          ANSWER TOUR 新代田 Live CRUSH! 怪物バンド。 Nothing's Carved In Stone ANSWER TOUR 2021-22 昨年秋に開催された野音公演で、アルバムリリース・ツアーが発表された時の私の感情として、「きっと魂の籠った一音一音にバンドの良さを再実感させてくれるのだろうな」と記してあった。 まさかそのままの通りになるとは。 今回のツアーで引っ提げていたアルバム”ANSWER”は、これまでのナッシングスとは違う面も見られた。

          華やぐマーチに導かれた私

          地続きの伏線のその先で

          彼らのリアルがそのまま凝縮。 2/23リリース”東京” 2021年、SUPER BEAVERは全国各地の彼らのことを待っている人のもとに会いに行った。 それと並行して制作された本作。 実際に音で対話して得た感情も全部そのまま詰め込まれているのだろう。 それが綺麗事でも理想論でもないと言えるのは、彼らが直接届けたい感情を音・歌に乗せて響かせているから。 挫折も希望も、そして溢れてしまいそうなほどの愛情も詰め込んだ前作”アイラヴユー”から一年。 湧いてきた感情を、私の視点

          地続きの伏線のその先で

          自慢のロックバンド

          2022/02/10 MY FIRST STORY We promise. 4 you once again Tour Final at BUDOKAN 不屈の精神でどんな困難が立ち塞がろうと諦めたりなんてしないし、むしろそれすら糧に変えてしまうような気さえする。 ずっとこの日を待ち侘びていた。 当日が近づくにつれて本人たちの本気も見えてきて、目にすることができることに対する感動のようなものが既にあったのも事実。 言わずもがな彼らが本気で挑んでくることはわかっていた。

          自慢のロックバンド

          掌に込めた感情の余韻から綴るブルエンの記憶

          uP!!! SPECIAL LIVE HOLIC extra 2022 supported by SPECE SHOWER TV DAY12022のフェス初めにぴったりなほどに胸が高鳴った。 間違いなく今年も私の希望だ。 私情で後半4組のみじっくり観れたので前半の話は深くできないのが心残りではあるけれど、会場の高まる一体感を肌で感じた時に、次々と登場するアーティストとオーディエンスみんなで作り上げたであろう空気感が愛おしくなった。 後半4組の思い出はインスタに書いたの

          掌に込めた感情の余韻から綴るブルエンの記憶

          ”グゥー”が聞こえるまでね。

          「夜にしがみついて、朝で溶かして」 / クリープハイプ きっと今だから生まれた傑作。 生活にここまで寄り添ってくれると恥ずかしくなるような、何だか嬉しいような。 愛も、皮肉も、全て美味しく食べられる満足感ある一枚。 聴き進めると曲同士の点と点がつながるようで何度も味わえてしまう。 何度も味わいたくてしがみついてしまう。 1,料理 誰もが当たり前のように一日に何度か繰り返す行為。 生活に馴染んだその行為を男女の関係性に照らしてじっくり調理。 傍観者のこっちがハラハラしてし

          ”グゥー”が聞こえるまでね。