林浩喜(ROCKY)|社会起業家を育成する社会起業家|社会起業大学 学長

社会起業家を育成する社会起業家 社会起業大学 学長| 日本初のベーグル専門店BAGEL…

林浩喜(ROCKY)|社会起業家を育成する社会起業家|社会起業大学 学長

社会起業家を育成する社会起業家 社会起業大学 学長| 日本初のベーグル専門店BAGEL&BAGEL創業者(累計130店舗、3工場 売上日本一)| 「人が最も深い喜びを感じるのは、自分の才能を生かして、誰かの役に立った時である」が理念| 哲学、骨董、ロック、ラジオ、ボクシングが趣味

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はじめまして 林浩喜(ROCKY)です

はじめまして 社会起業家を育成する社会起業家 社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)通称ROCKYです! 簡単に自己紹介を 社会起業大学 学長 周南公立大学 経済…

JUMP前に

ヒト・モノ・カネの起業準備が整い、「さあこれからJUMPだ!」とアドレナリンが充満しているあなたに一つ直前アドバイスを。強いミッションに基づいた情熱やエネルギーが不…

損益分岐点

損益分岐点は分水嶺。赤字と黒字を分ける境界線。ビジネスをあまりご存じない方でも聞いたことはあると思う。これはビジネスプラン作成時に押さえておかねばならない大きな…

価格

価格の決定はベンチャーであれ大企業であれ経営者が決断せねばならない重要事項である。なぜなら売上を決定づける要素だからだ。経営は知らずとも、売上=客単価×客数であ…

マイケル・ポーターの教え

1990年代中盤にビジネススクールへ留学した。2年間通って一番印象に残っているのは戦略コースでのマイケル・ポーターの教えだ。 ポーターといえば、Five forces (5つの力)…

組織作り

起業時に意外と考えていないことが多いのが、初期段階の組織だ。ヒト、モノ、カネというがついつい人が最後になってしまう。 ビジネスプランを書いていても、商品やサービ…

ロケーション

僕が関係していたリテールビジネス(飲食、服飾、雑貨、書店)等は、国を問わず「ロケーション!ロケーション!ロケーション!」と言われてきた。何を差し置いても、良いロ…

テストマーケティング

ビジネスプランが完成したら、本番のジャンプの前にミニジャンプをしてみよう。つまりテストマーケティングだ。 もちろんアイデアを練っている過程、ビジネスプランを書い…

ビジネスプラン

2年間留学していた米国のビジネススクールで「Entrepreneurship」のクラスを2つ履修した。授業内容は起業した卒業生や有名起業家が授業を訪問し、体験談を語るというもの…

コンセプト

起業するにあたり、最も大切なのは顧客に提供する商品、サービスを中心とするコンセプトだ。   起業志望の方によく質問されたのが 「開業資金はどう調達したのですか?」…

コネクティング・ドッツ

高校生から大学生頃には起業(当時は起業という言葉は無く、独立と呼んでいた)しようと思っていた。   戦後に実業家として成功していた祖父の影響が大きかった。 自分が…

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はじめまして 林浩喜(ROCKY)です

はじめまして 社会起業家を育成する社会起業家 社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)通称ROCKYです! 簡単に自己紹介を 社会起業大学 学長 周南公立大学 経済学部 特任教授 山口県立徳山高校、神戸大学経済学部卒業 住友商事、米国コーネル大学大学院への留学を経て、1997 年に当時日本初のベーグル専門店“BAGEL&BAGEL” を起業 フードビジネスを全くの未経験の状態からスタートし、新業態も含め130 店舗3工場を運営し、ベーグル専門店として国内第1位、

JUMP前に

ヒト・モノ・カネの起業準備が整い、「さあこれからJUMPだ!」とアドレナリンが充満しているあなたに一つ直前アドバイスを。強いミッションに基づいた情熱やエネルギーが不可欠なのは間違いないし、それが成功の大前提なのも間違いない。ただ、少し冷静になる為にも最後にやっておいた方が良いことがある。それは最悪の事態も想定し、どんな時に事業を止めるか?を事前に決めておくことだ。 僕もベーグル事業を立ち上げる時に、投資してくださった企業の方々と「投資協定」なるものを締結した。そこに記載した

損益分岐点

損益分岐点は分水嶺。赤字と黒字を分ける境界線。ビジネスをあまりご存じない方でも聞いたことはあると思う。これはビジネスプラン作成時に押さえておかねばならない大きなマイルストーンの1つである。そして実際に事業を開始してからも、定期的に確認せねばならない重要指標となる。創業1年は赤字もしくは赤黒スレスレになる局面も多いので、ことさら事前に知っておかねばならない。 損益分岐点は多くのビジネス書に載っている当たり前の概念だが、一応説明しておくと、総経費(固定費+変動費)を相殺する売上

価格

価格の決定はベンチャーであれ大企業であれ経営者が決断せねばならない重要事項である。なぜなら売上を決定づける要素だからだ。経営は知らずとも、売上=客単価×客数であり、客単価とは価格とほぼ同義であることはご存知と思う。そして経営とはシンプルに言い切れば売上から必要経費を差し引いた利益を追求するプロセスだ。つまり最終ゴールの利益に至るプロセスの起点を担っているのが価格なのだ。起業時に初めてプレーンベーグル(何も入っていない素ベーグル)1個の価格を決める時は悶絶したのを覚えている。生

マイケル・ポーターの教え

1990年代中盤にビジネススクールへ留学した。2年間通って一番印象に残っているのは戦略コースでのマイケル・ポーターの教えだ。 ポーターといえば、Five forces (5つの力)やValue chain(バリューチェーン)といった戦略モデルが有名だが、僕が一番響いたのは「競争優位の3大戦略」だ。つまりFocus(集中戦略)、Differentiation(差別化戦略)、Cost Leadership(コストリーダーシップ戦略)の3つを活用することが企業のサバイブ、成長の必要

組織作り

起業時に意外と考えていないことが多いのが、初期段階の組織だ。ヒト、モノ、カネというがついつい人が最後になってしまう。 ビジネスプランを書いていても、商品やサービス、広告宣伝、資金調達といったことに意識が行きがちで、最後になって「あ、組織のことを書くのを忘れてた!」となる人が多い。 点としての起業家から、線となり面となる組織としての成長ステージに入るまでのプロセスを書いてみたい。   立ち上げ時のパターンの多くは友人と或いはパートナーと、というのが多い。 本当のゼロイチの時は

ロケーション

僕が関係していたリテールビジネス(飲食、服飾、雑貨、書店)等は、国を問わず「ロケーション!ロケーション!ロケーション!」と言われてきた。何を差し置いても、良いロケーションを獲得することが成功の必須条件という意味である。 今世紀に入り、WEBによるイノベーションやライフスタイルの変化で実店舗の持つ意味が大きく変わって来てはいるが、リテールビジネスに関してはやはりロケーションが業績に与える影響は甚大である。 業態にもよるが、一般的には視認性、店前通行量、間口の長さ、パーキングの

テストマーケティング

ビジネスプランが完成したら、本番のジャンプの前にミニジャンプをしてみよう。つまりテストマーケティングだ。 もちろんアイデアを練っている過程、ビジネスプランを書いている途中でやっても構わないのだが、僕は書き上げてから実行するのをお勧めする。やると決意してから、書き上げることに一旦集中し、その後で小さな形で良いので自分のコンセプトを試行してみるのだ。プランを書きながらだと、迷いや悩みが増えて、どっちつかずになるので。 僕の場合は、都内の某所でやってみた。市場的には全くベーグル

ビジネスプラン

2年間留学していた米国のビジネススクールで「Entrepreneurship」のクラスを2つ履修した。授業内容は起業した卒業生や有名起業家が授業を訪問し、体験談を語るというもので特に体系化されたものではなかった。   あとはプランを書きあげるための参考図書を1冊渡され、学期最終日に完成したビジネスプランを提出するというものであった。その本を読みながら、自分のプラン「日本食ファーストフードin USA」を行きつ戻りつして書き進めた。   当時ビジネスプランという言葉は日本では聞

コンセプト

起業するにあたり、最も大切なのは顧客に提供する商品、サービスを中心とするコンセプトだ。   起業志望の方によく質問されたのが 「開業資金はどう調達したのですか?」 「資本金はどうやって作ったのですか?」 というものだったが、コンセプトについて逆に質問してみると思慮不十分というケースが多かった。本来、お金はコンセプトに対して提供されるものである。   あとよく言われたのが 「林さんはやりたいコンセプト(ベーグル専門店)がしっかり決まっていていいね」 というもの。  

コネクティング・ドッツ

高校生から大学生頃には起業(当時は起業という言葉は無く、独立と呼んでいた)しようと思っていた。   戦後に実業家として成功していた祖父の影響が大きかった。 自分が生まれる前に亡くなっていたので、会ったことはないが帰省するたびに親戚や近隣の方々から多くの伝説を聞かされて育った。   父はごく普通の真面目なサラリーマン。 良い意味でその対比を示してもらった。思春期になり人生の方向性を決めるにあたり、自分も起業して実業家になろうと思った。   次に来るのが「で、何するの?」と