Emiko Matsuura

アメリカ大統領選挙でアメリカに関心を持った一人です。ドイツに時々旅行します。花を育てる…

Emiko Matsuura

アメリカ大統領選挙でアメリカに関心を持った一人です。ドイツに時々旅行します。花を育てるのが好きです。ドイツのニュースやアメリカのニュース、花のお話など、取り留めなく投稿しています。たまに創作短編を投稿したりします。よろしければフォローしてみてください。

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El Hor / El Ha 『ヘーローとレアンダー』伝承の新しい受容―セイレーンとしてのヘーロー

                                                        はじめに    ヘーローとレアンダー[1]の悲恋の物語は、文学だけでなく絵画、音楽などにさまざまな芸術家にインスピレーションを与え、繰り返し取り上げられ翻案されてきた題材である。 近代以降のドイツ文学においても、フリードリヒ・シラー Friedrich Schiller のバラーデ 『ヘーローとレアンダー』 Hero und Leander (1801)

    • 秋俳句

      メメントモリと 叫ぶ骸骨の収穫祭

      • 秋の俳句

        鬼子の集うが如きヤマボウシ ヤマボウシは夏の季語みたいなんですけどもヤマボウシの実は季語なんでしょうか?? 実は食べられるらしいんですが本当でしょうか?どなたか試した方ありますか?

        • 花俳句

          悪なすび 姿は似れども 茄子ならず 今ちょうどあちこちに咲いていますね。有毒なのでお気をつけください。

        El Hor / El Ha 『ヘーローとレアンダー』伝承の新しい受容―セイレーンとしてのヘーロー

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        • 研究ノート ドイツ文学
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          俳句

          焙煎の香り銀杏の散る道に

          緑の記憶 ネムノキ

          ネムノキって少し前に花が咲いていました。 絹のような優雅な花です。 ドイツ語ではSeidenbaum と言いますが、絹の花という意味です。 この花は面白くて、夜になると寝るのです。 寝ると言う表現を聞くと、こんな大木はどうやって寝るんだ?と思われるかもしれません。 羽のような葉っぱを、夜になると閉じてしまうのです。 下の写真と比べてみてください。 夜8時の写真です。 明らかに葉が閉じていますよね。 就眠運動というそうです。

          緑の記憶 ネムノキ

          マフラー

          マサミは東小学校の4 年生です。 マサミは憂鬱でした。マフラーのせいです。 寒くなって友達はマフラーをして登校してきます。 マサミもマフラーは持っていますが、 茶色の地味なマフラーです。 もとはお母さんのお下がりなのです。 新しいマフラーがほしいのですが、マサミはお母さんに買って、といえませんでした。 お父さんが病気で入院しているからです。 来月手術をすることになり、お金が必要です。 そのためにお母さんが節約していることをマサミは知っていました。 お母さんもマサミに

          ドイツのニュースから 6月29日 ドイツでサル痘に初めてかかった患者へのインタヴュー

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          ドイツのニュースから 6月29日 ドイツでサル痘に初めて…

          トルコ、NATOへ譲歩

          「トルコは、マドリードでのNATO首脳会議中にフィンランドとスウェーデンが同盟国になるという招待を支持するだろう、とフィンランドのサウリ・ニーニスト大統領は述べた。共同覚書が署名された。」 スウェーデンとフィンランドのNATO加盟が一歩進んだ。ロシアがどう対抗するのだろうか。 Frankfurter Allgemeine Zeitungから https://www.faz.net/aktuell/politik/ausland/tuerkei-stimmt-nato-be

          トルコ、NATOへ譲歩

          ドイツのニュースから 6月27日 

          Deutsche Welle より 金鉱山でケナガマンモスの子供のミイラが発見された。場所はカナダ。 ミラには皮膚や毛が残っており、非常に良い状態だ。研究者たちはこの発見に熱狂している。場所はアラスカユーレカクリークのそば。 体調140センチで生後一か月と見られる。

          ドイツのニュースから 6月27日 

          ドイツのニュースから 6月26日

          Frankfurter Allgemeine Zeitung から 昨年、カトリック教会を脱退した信者は36万人となり、記録的な数にのぼったそうだ。宗教の存在自体が、現代社会の生活の中で次第に意味を失いつつあるうえに、近年話題になったカトリックの聖職者たちによる長期にわたる未成年への性的虐待の問題が、この大量脱退に拍車をかけているのだろう。 同じくFrankfurter Allgemeine Zeitungから 日本での電力ひっ迫、東京都、その近郊への政府による節電の呼びか

          ドイツのニュースから 6月26日

          源蔵じいさんのメダカ

          凍えるような二月のある日、郵便配達の山田が小包を持って源造じいさん宅を訪れた。 郵便受けに入らない荷物なので、本人に手渡さねばならない。 呼び鈴を鳴らしたが応答がない。 不在通知票を入れようとしたが、山田は思いとどまった。呼び鈴の音が聞こえていないのかもしれない。 先日も音に気づかなかった源造に怒鳴られたばかりだ。 源造は何かというと山田に当たり散らす。また怒鳴られるのはかなわない。 山田はため息をつき、もう一度呼び鈴を鳴らした。今度は大声で「高畠さん!」と呼んでみた。しか

          源蔵じいさんのメダカ

          金魚を買いに

          外はしとしと雨が降っていた。 熱帯魚を取り扱う「水魚」の店内には、客の姿はない。 外が薄暗くなってきた。そろそろ店を閉めようかと思っていた7時過ぎに、その女はふらりと店に入ってきた。 いや戸が開く音が聞こえなかったので、水守はその客が入って来たのに気が付かなかった。 背後に人の気配を感じ、振り返った水守は腰を抜かしそうになった。 「あ、いらっしゃいませ。」 女はすらりとした立ち姿で、白黒模様のワンピースを身に着け、金魚の水槽を熱心にのぞき込んでいる。 「金魚ですか?その

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