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内在化しつつある「ネオリベ」的思想に対応するためには

他の人が考えた思想ではなく、自分の思想を大事にして生きていきたいと多くの人が願っていると考える。しかし、現代の日本では、他の人が考えた「ネオリベ」という思想に影響を受けずに生活することは難しい。国の政策だけでなく、身近なインフルエンサーまで、ネオリベ的な価値観を流布してくるからである。そんな現代日本で、「ネオリベ」を内在化させずに生きるためにはどうすればよいのか。今回検討していきたい。 思想が定着するプロセスを分解すると「インプット」→「咀嚼」→「定着」という流れに分けられ

    • 凡人が夢を叶えるためには、まず、捨てることから始めよ

      私達は、子供の頃、大人たちから「将来の夢は何?」と聞かれてきた。夢を持つことが子供の義務であるかのように。25歳になった今でも、若手社会人は大人から夢を聞かれる。我々は幼い頃から夢を持つことが当たり前とされてきたのだ。しかし、夢が叶わない人が多数いる。夢を叶えるためにはどうすればいいのか。私は、叶えたい夢を考えるよりも、何を捨てられるのかをまず先に考えるべきではないかと考える。 夢を叶えるためには何かを捨てる必要がある。普通に生きていれば叶うほど、夢は甘くないからだ。捨てる

      • 就活の失敗から学ぶ意思決定

        就活に失敗したと考える人は多いのではないだろうか。「もっと真面目に取り組めばよかった」「今の企業ではなく、内定を獲得していた別の企業に入社すべきだった」など、様々な失敗があると考える。社会に出るまでまともに意思決定をしたことがない人間にとって、初めての大きな意思決定が、就活だと考える。企業に応じた対策を決めたり、内定を受領したどちらの会社に入社するのかを決めるなど。私も、就活を満足する形で終えられなかった、意思決定に失敗した人間だと考える。内定をもらっていた他社に入社をすれば

        • 嫉妬した時に効く性格分類

          若手社会人(入社5年目まで)は、自分と他人を比べて落ち込みがちである。私も先日落ち込んだ。大学時代でのモテ度合が同じくらいだった友達が、社会人になって、沢山の女の子と遊んでいることを聞いからである。私は女遊びもせず本命の彼女を作り、土日は基本的に、キャリアアップのための勉強をしている。この人生で満足しているつもりであるが、沢山の女の子と遊んでいる友人が少し羨ましい。羨ましく感じないようにするためにはどうすればいいのか。 結論を書くと、自分の性格のタイプを理解し、性格のタイプ

        内在化しつつある「ネオリベ」的思想に対応するためには

          the dadadadysのLiveを見て思ったこと

          あなたにとって、心から寂しくなる瞬間はいつだろうか。 私は最近、心から寂しくなる経験をした。大好きでたまらなかったバンドが刺さらなくなった瞬間である。 私が「teto」というバンドに出会ったのは大学生の時である。私はイケメンじゃないし、イケメンじゃない部分を補う個性(オシャレ、めっちゃおもろい等)もなかった。そのため、キラキラした1軍の人間の大学生活を送れず、冴えない大学生活を送っていた。1軍になれない人間に残されたキャラクターは「優しい人」でいることのみである。不満を抱

          the dadadadysのLiveを見て思ったこと

          あなたにとって「偉い」とは

           ここ最近、ブレーキングダウンが流行している。流行には、「誰が最強なのか見てみたい」という人々の欲望が関係していると思う。人間の性として「一番」はどうしても気になってしまう。  そこで本文では、誰が一番偉いのかについて考えていきたい。  私は「その人が最も信じるルールの中で1番偉い人」だと考える。「その人」は、各個人を指す。つまり、個人が信じるルールの数だけ、一番偉い人はいるということだ。 ●資本主義者の例  例えば、熱烈な資本主義者がいるとする。彼は「資本主義」というお

          あなたにとって「偉い」とは

          「色気」とは何か

           非モテ諸君(自分を含む)は今年の夏をどのように過ごすのだろうか。多くのモテる男達は、男女グループでプールに行ったり、彼女と夏祭りに行ったり、異性のいる夏を存分に謳歌していることだろう。例えるなら、マカロニえんぴつの「夏恋センセーション」。『真夏浴衣君と花火梅雨明け冷房君の声』状態である。僕たち非モテはどのように過ごすだろう。暑い日はわざわざ男女でプールに行かず、部屋にこもりエアコンの設定温度をさげるだけだし、夏祭りの日程なんて一つも知らない。夏なんて四季の一つでしかなく、エ

          「色気」とは何か

          20代男性の性欲とポイントカード

          私は20代男性である。周りにいる同年代の男性を見渡すと、彼らは「ナンパ」や「マッチングアプリ」「合コン」などの異性との交流に勤しんでいる。ディズニーランドの年パスよりも高い費用を払い、ディズニーランドアトラクションを何周もできるような時間をかけて、その日であった女性と夜のアトラクションをするため何度も街に繰り出す。ディズニーランドに連れていってと親にお願いをしていた彼らはもういない。自らディズニーランドに行くことをやめ、夢や希望ではなくアルコールと性欲にあふれている街、コリド

          20代男性の性欲とポイントカード

          自己肯定感と仕事と絶望

          仕事をすると自己肯定感が低くなることが多々ある。 特にミスをすると、自分の無能さに絶望をしてしまう。 無能さに絶望することに脳のリソースが割かれるため、不注意が続いてしまい、余計にミスをしてしまうことになる。そしてそのミスが自分の自己肯定感を下げる。 そして絶望が脳のリソースの大半を占めたときに、人は絶望以外のことを考える余力がなくなり、自分を責めることしかできなくなる。その結果鬱になってしまうんだと思う。 この状況に対処するにはどうしたらいいのか。 私の考えた結論は「は

          自己肯定感と仕事と絶望

          モテない数十パーセント

          学生時代の女性経験が少ない男は「女性とのコミュニケーション」に悩まされ続けるのだろう。コミュニケーションというのは、会って話す会話だけではない。LINEなどのオンライン上でのコミュニケーションも含む。私も「女性とのコミュニケーション」に悩み続けている一人である。 先日女性と二人で飲みに行った。17時に集合し、気の向くままはしご酒をしようという計画であった。仕事の同僚である彼女は私と部署が違うため、会う機会に恵まれず3か月ぶりの飲みだった。飲み自体は楽しく、何件か居酒屋をはし

          モテない数十パーセント

          自分勝手に生きるが何故正しいのか

          「世界に必要とされる人間になりなさい。」という言葉がある。一見すると立派で正しいことを言っているように感じる。ただ、私はこの言葉がとても怖い。 私がこの言葉を怖いと思う理由は「世界」が「人間」よりも優先順位の高いことが前提となっている気がするからだ。「世界」が何かを求める時、「自分」はその世界にちゃんと使ってもらえるよう準備していないように感じる。「世界」を「寿司職人」、「人間」を「寿司ネタ」に言い換えるとイメージしやすい。「寿司職人に必要とされる寿司ネタになりなさい」とな

          自分勝手に生きるが何故正しいのか

          ストレスとロジカル

          先週1週間は、仕事でストレスがたまった。仕事が上手くいかなかったのが原因だ。ストレスを解消するために、私はコーピングについて書かれた本を購入した。コーピングとはストレスに対処する方法論のようなものである。その本を読み、私はストレスに打ち勝つにはロジカルであることが大事だと感じた。理由は、ストレスは認知の歪みからくる場合が多いからである。 認知の歪みとは現実をありのままに見ないで、自分なりの解釈をしてしまうことである。例えば、石に躓いて転んだとする。この場合に「ほんと俺ってつ

          ストレスとロジカル

          立川談志と若林になることはやめた

          先週一週間は仕事が楽しくなかった。立川談志やオードリーの若林の思想に影響を受けたのが理由だと思う。「勝手に生きろ」という名言からも推測されるように、立川談志は自分勝手に生きることを美学とした。また、若林は岡本太郎を敬愛しており、その影響もあり、とにかく自分をもって生きることを大事にしている。私は彼らのことが好きだし、思想も凄く共感できる。だが、一人のサラリーマンとして、彼らのように振る舞うことができるだろうか。自分勝手に仕事をしたり、安定よりも自分の気持ちを大事にして仕事を突

          立川談志と若林になることはやめた

          手から落ちるものが目に付いて嫌になっちゃうよ

          社会人2年目になると、1年目に比べて、周りの人達の行動は多様化する。1年目では多くの人が仕事に希望と不安をもって望むため、行動が画一的になりやすい。しかし、2年目になると、1年目で仕事を楽しめた人、1年目で仕事に絶望した人など、1年目での経験によって行動が多様的になる。要は、1年の経験を経て、仕事というものに対する印象が変わり、行動が変化するのだ。 私は入社前から特に仕事に大きな希望を抱いていなかった。そのおかげか、仕事をつまらないと感じることはあるものの、仕事に対して絶望

          手から落ちるものが目に付いて嫌になっちゃうよ

          テンプレと愚痴

          私は愚痴をよく言う。愚痴を言うとき恥ずかしくなることが多々ある。理由は「テンプレ」を話している感覚になるからだ。 「テンプレ」とは、お決まりの内容を指す。例えばサークルでは「○○先輩が同期の○○を狙っていてキモい」という愚痴を私は2回生の頃こぼしたことがある。当時の自分にとって深刻な悩みだったが、今みるとどうだろう、ありきたりすぎる内容ではないか。「サークル 人間関係 悩み」で検索したら、一番上のサイトに書かれていそうな悩み。愚痴なんてありきたりなものが多い。大体の愚痴はテ

          テンプレと愚痴

          資本主義教と恋愛教

          人は何かを信じて生きている。人を殺してはいけない。人に優しくしないといけないなどである。人が何かを信じた時に、それは宗教になると思う。そう考えると、この世は宗教にあふれている。「年収は高い方が良い教」「イケメンの方が良い教」などである。その中でも信者が多い宗教、それが「資本主義教」と「恋愛教」だと思う。 ほとんどの国と地域で「資本主義」が採用されている。お金を使って物事の交換をスムーズにする宗教である。競争力を利用して、より世の中を成長させようとする宗教である。また、「恋愛

          資本主義教と恋愛教