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ブランディングを通して劇的に変わった大学生のお話

先日、大妻女子大学で開催された
大妻マネジメントアカデミーに、
村本彩が登壇させて頂きました^^

2日で総勢60名近くも
学生さんが集まってくれ
大盛況となりました!

「就職活動にも
セルフブランディングが
必要なワケ」

という観点から
大学生にもブランディングを
身近にを感じてもらえるように
お伝えしてきました。

私も会場に足を運んだのですが
その中で印象に残った学生さん(Aさん)
の話を今日はシェアしたいなと
思います^^

1回目の講義では座学で
ブランディングの概念を
知ってもらい

2回目は
ワーク形式で

1)価値観や得意なことを理解する
  ↓
2)1)を心地よくはっきするために
 自分に向いているポジションを理解する
  ↓
3)相手に理解してもらえるようにする

をグループワークとして
行いました。

まずは、価値観や得意なことを
理解するために

人生の中で自分が印象に残っている
エピソードを書き出してもらうことに。

その時、私と
一緒のグループだったAさん。


「本当はロリータ系の洋服が大好き
だけど、親から反対されて好きな洋服が
着れなくなった時期があった」


というエピソードを話してくれました。

ただ、その日はすごく可愛い
ロリータ系のお洋服を着こなし
ていたんです。

「大好きな洋服が再び着れるように
なったのはきっかけがあったの?」

と、グループワークで
一緒だった他の学生さんからの
問いに


「同じようなファッションを
している人達が集まるイベントに
参加した時に

皆が堂々とイキイキしている姿に
自分の”好き”を大切にしてもいいと
思えるようになった」


と、恥ずかしそうに
小さな声で答えてくれました。

その時、他の学生さんたちが


「それってすごい!私なら親から
反対されたらやめちゃうかも」

「自分が好きなことを大切に
できているって素敵!」

「Aさんはそのファッション
がめちゃくちゃ似合っているし
可愛い!!」

と、声が上がり
少しずつAさんの表情が
変わり始めました。

そして、
”自分に向いているポジションを理解する”
ワークの時に


Aさんは
「私は皆を支えたり励ましたり
するポジションが好き」

と話してくれたんですね。


「なぜ、そのポジションが好きなの?」
と聞くと

「自分は大きなことはできないけど
自分が存在することで誰かの
力になれたら嬉しい」
と言うAさん。

「そういうことが喜びと感じた
経験はある?」

と聞くと

「本当は、こういうファッションを
していると後ろ指さされたり
心無い言葉をかけられることも
あるんです。

でも、それでも私が自分を表現し続ける
ことでマイノリティな人たちが
自分らしさを大切にしていいんだと
いう勇気に繋がったら嬉しい。

実は、この気持ちを初めて人に伝えました」

と話してくれました。

Aさんが傷ついた経験も
親御さんから反対された経験も
仲間に助けられた経験も

そして
今も「なぜ」ロリータ系ファッションを
続けているかという理由を

話せば話すほど
Aさんは輝いていきました。

Aさんは、人との違いを
どこか引け目に感じていて
講座に来た時は
存在感を必死に消そうとしていたけれど

講座が終わる頃は
すごく凛とした表情に変わり
最後の決意表明の
Aさんの発表を聞いた時には

思わず、彩さんも私も
涙がポロリ。

自分でも気づいていない
思い込みの枠を外し

自分が見ていた一方向からではなく
様々な角度から自分を見ることが
できたことで

視点が変わり
「今の自分は誰かの価値になる」
とAさんが強く認識した瞬間
でした。



ブランディングは

自分を盛ることではなく
違いを際立たせるもの。


本来持っている価値がもっとも輝くように
スポットライトの当て方を考える



それを、相手に伝わるように
表現していく

その過程を通して
この短時間でも別人のように
人は変わり


「私は私で生きていく」
そんな覚悟を
見せてもらいました。


改めて、ブランディングは
年齢問わずたくさんの方に
知ってもらいたいな〜と
感じた日になりました。


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