見出し画像

05.デザインレビュー(動画)

[プロフェッショナル] 妻とふたり 職人を、生きる | 当代屈指の旋盤職人 | NHK

https://www.youtube.com/watch?v=gknJdJmC-zo

【概要】
一流のプロの「仕事」を徹底的に掘り下げるドキュメンタリー 「プロフェッショナル 仕事の流儀」。「下町ロケット」の町、東京・蒲田に当代屈指の旋盤職人がいる。岩井仁、85歳。0.01ミリの精度でさまざまな金属を自在に削り、コンピューター制御の機械でも難しい精密部品を手作業によって生み出す。そのたくみの技で新幹線や瀬戸大橋の安全に不可欠な部品などを作り、私たちの暮らしを陰で支えてきた。機械化や不況など時代の波にあらがい、今も旋盤の前に立ち続ける老職人のプライド。町工場での日々を見つめる。

【コンセプト分析】
(目的)
・ひとつの仕事に人生をかけてきた人たちの生き様を描き、視聴者に感動を与えることため。

(ターゲット想定)
・40〜70代男女。プロフェッショナル番組が好きな方。テレビを見ていた方。

(訴求ポイント)
・機械で作るのも難しいものを手作業で作ってしまうところがすごい。
・周りから何を言われようと諦めない職人のプライド。

【動画の構成】
1. 仕事への熱意、仲間との仕事のこと。
2. 仕事内容、仕事のやり方。
3. 加工方法(音が頼り見た目と音の切り分け)
4. ともに支え合ってきた妻、周りからの意見
5. 妻との約束

【デザイン/その他】
・最初のカット〜 インタビューの音声とともに映し出す工場内の雰囲気や、回転していない換気扇、ぽつんと咲いている花など、少し暗めの雰囲気で白黒映像で「負けるな」の文字。仕事に対する熱意や苦労が演出している。映像の見出しからとても引き込まれる編集だと感じた。
・1:28の図面の編集とてもいい。ただ単に、図面の写真を映し出すのではなく、数字部分をアニメーションにすることで分かりやすくし、また緊張感あふれるBGMで精密で簡単には真似できない仕事なのだということがすごく伝わってきた。
・撮影では手ブレをあえて取り入れることで、仕事一筋で必死に生き抜いてきたんだという、臨場感をより出しているようにも見える。ドキュメンタリーなので撮影は手持ち撮影が多くなってしまうけれど、編集で手ぶれ補正はあえて使っていない?かもしれない。
・3:34〜 話の切り変わりに使用している川の流れの映像。全然関係ない映像だけれども、過去を思い出す時、過去の話をする時などに使うと自然な演出に。あとゆったりした音楽も映像とマッチしている。
・全体的に映像の色味が暗く編集してあり、老舗の雰囲気が色味からも伝わる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?