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【美術館めぐり2021】SOMPO美術館 生誕150年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて

3/25 金曜日 
SOMPO美術館 
生誕150年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて

モンドリアン、と言う名を知ったのは実は絵画ではなく服飾文化史からだった。
サンローランのモンドリアンルックというワンピースは服飾史の中でも外せないアイテムで、モンドリアン<サンローランだったのです、私の中では。98年の「身体の夢」展で京都服飾研究財団が展示していたものを見ているのだ。(2020年にオペラシティで再会もしてる)
その服の先祖というか源というか。本家の作品を観るのは初。どこからサンローランはインスピレーションを得たのかもう感じたかったから非常に楽しみにしていた。

そしたらキュビズムへ進んだ画家作品見た時あるあるなんですがコンポジションに行き着く前の絵画の素晴らしさたるや。月明かりに逆光で照らされる風車小屋の絵に圧倒されて暫く動けなかった。
ピカソのアルルカンを見た時の感激と近いものがあった。
ああ、こんなに新鮮な感動ってまだ得られるのだな、と感じた。
展示室の工夫の無さは割愛しますが、順をおって進んでいくモンドリアンの軌跡はわかりやすかった。
そして例のコンポジション。jazzからの発想という事が妙に腑に落ちた。
リズム、なんですよね、あの絵は。
そのリズム、モダンさがファッションの世界でも受け入れられたのではないか、と感じます。

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