私がCHAIを初めて見たのは、福岡の海の中道海浜公園で行われた、Circleという音楽フェスだ。N.E.O.という曲と、ゆるいトークに惹かれた。以降はあまり聴いていなかったが、WINKというアルバムを買ってから、また聴くようになった。Instagramもフォローして、いつかライブに行きたいと思っていたものの、何となく先延ばしになっていた。

　そんなこんなで時は過ぎ、ついにCHAIが解散することになった。海外でのライブをかっこよく成功させていて、正直これからだと思っていた。数年後に「私CHAI前から知ってたんだよね～、この曲とかめっちゃいいよ」なんて自慢げに話すことになるだろうと思っていた（そのときには、「Donuts Mind If I Do」を紹介しようと思っていた、ぜひ聴いてみて欲しい）。グラミー賞を取りたいと話していたくらいだったので、解散なんてしばらくないだろうと思っていた。推しは推せるときに推せ、本当にその通りだ。

　解散は、公式Instagramのストーリーズで知った。ツアーの途中だったと思う。思わずその場で、ツアーのチケットを取った。ライブの次の日は仕事だったが、最後にどうしても生で聴きたかった。

　ライブはとても楽しかった。うまく言葉にできないが、アートのような世界観もありつつ、ちゃんとロックンロールな感じ。でも自然に体が動くような軽やかさもある。そして何より4人が可愛らしくて眩しくて、もっと早くライブに行けばよかったと後悔した。

　CHAIに出会って、そのままの自分をそのまま愛してもいいのだと気づくことができた。そんなCHAIからもらった「NEOかわいいの五訓」があるので紹介したい。

　　CHAIの曲を聴くと、希望が生まれる気がする。ワクワクして、私にも何かできそうだと思える。CHAIの4人もきっと、CHAIの活動以外にもっとワクワクしそうなことを見つけているのだろう。その眩しさに目を細めながら、これからも4人を応援していこうと思う。