見出し画像

自由詩「罪深き夢」

    こんにちは。ローランです。
    最近、自由詩が続いています。

    私は詩もお話も、身近にある(ありそう)な、あるいは自分が体験した事象を、
    できるだけ分かりやすい言葉で書くようにしています。

    空想の中に事実があると、内容がよりリアルになるし、
    小難しい言葉を並べても共感しにくいのではないかと思うからです。

    読んでくださった方に「そうそう!あるある!わかるわかる!」などと共感して頂けるよう、表現していきたいと思っています。

    さて、今日の詩は、いつもの私の朝です。
    いつも大抵Wワーク後に夜中に書き始めるので、なかなかハードなことになっています。
   
    みなさんは、どんな状況で書かれているのかなぁと気になることもあります。
    各々事情も異なるので多種多様でしょうが、他の方の作業風景を覗いてみたいという好奇心です😅

   前置きが長くなりましたが💦
今日も楽しんで頂けると、幸いです🤗

雨音は春の足音


自由詩「罪深き夢」


肌寒さを感じ目覚める
薄目を開くと
カーテンのすき間からは
すでに朝の気配
窓の外ではポトポトと
しずくが垂れる音がする
今日は雨か
どうやら僕は
いつの間にか
寝てしまっていたらしい
ここしばらく
こんな日が続いている
またベッドで寝られなかったな
こちらも毎日更新継続中だ
自虐のため息を一つ吐き
目の前のモニターに目を移す
作業の途中だったな
これをアプリに転記すれば完了だ
画面を覗き込んで驚愕する
そこには書きかけの詩
完成していない!
いやいや、そんなことはない
確か書き上げたと安心したはず…
釈然としない
そこでパチっと
頭のどこかにあるスイッチが押された
またか
夢だ
夢を見たのだ
書き終えて安心している夢
やっと合点がいく
二つ目のため息
書いている途中で
疲れきった体は
その活動を突然停止したようだ
ところが脳はまだ起きていて
どうやら脳内では書き続けていたらしい
なんて健気な脳なんだろう
と思う一方で
できることなら
指も一緒に動かしてくれていたら
僕的にはありがたいのだが
と厚かましい考えもよぎる
しかし、しかしだ
安心させてから突き落とす
なんという罪深き夢を
僕の脳は見せるのか
時計を見て
焦りながら
続きを書き始める
今日も大忙しの朝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?