気がつけば、五常に出会ってから一年が経とうとしてる。

去年の8月で初めて引いたカードは今でもよく覚えている。あれは『信』のカードだった。

【まわりをありのまま受け入れてみる。我慢することなく受け入れることが出来たら今よりもっと自由になれる。】

そう書いてあった。わたしには、そのカードの意味がすぐに分かった。

私がカードに聞いたのはこの先私は恋愛コラムで食べていけるのか？だったから直接それに答えてくれてはいない。

カードはいつも私の先回りをする。顕在意識の質問になど答える気はないらしく、私が本当に聞きたいことに答えてくれる。

あの時、私は今すぐにここではないどこかに行きたいと思っていた。

それはなぜか？

今が嫌だったから、苦しかったから。

なぜ嫌だったのか？なぜ苦しかったのか？

それは自分を信じていなかったからだ。

信じていないから気分が悪かった。

いつも自分が間違った選択をしている気がした。自分を信じられないのだから周りも信じられなかった。そんな自分が嫌いだった。

自分を信じることが出来ないと人は自分を嫌いになる。自分を嫌いだと毎日気分が悪い。

だけど私はそんな事にも気がついていなかった。

毎日気分が悪いのは、合わない場所に居るせいだと思っていた。

自分にピッタリの場所がこの世界のどこかにあってその場所にいけば毎日気分良く過ごせると思っていた。

その場所を顕在意識が探していた。だけど顕在意識で思いついた場所にはだいたい行けない。

行けても消耗する。

現実はオートマチックに潜在意識の方向に流れている。

潜在意識は心だ。

心も例外なく五常の循環をオートマチックに進む。

本当はカードなどなくても進めるはずなんだけどなんと言っても最強のパワーを持つ思考がそれを邪魔する。

自分の声じゃなくて社会、常識、親の価値観、学校会社友達の声、過去の自分、記憶トラウマ、それら全ての思い込みが力を総動員してせっかくのオートマ機能を使わせない。

ガチガチの思考を緩めてくれるのがカードです。その他全ての占い。

目に見えてるものなどすべて幻だ。だけど目に見えないものを信じるのは非常に難しい。

信じられるパワーをくれるのが五常です。

私達は占いなどしなくても本当は自分の未来が分かっている。魂は知っているしサインも沢山くれる。

だけど思考がそれを信じるのを許さない。

だから占いが有効です。

占いはあなたが知らないことを教えてくれるものじゃない。

信じたいものを信じる為のものです。

そしてどんなときも信じる必要があるのは自分だけですね。

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