【保護者が涙】個人面談でしたこと
わたしが小学校教員として働いたのは、新卒から8年間です。
個人面談で、毎年必ず保護者が泣く場面に遭遇しました。
涙の種類は、「感動の涙」。怒ったり悲しんだりではなく、心が動いて泣いていました。
新卒の年からずっとそうだったので、
「そんなものかな。」
と思っていたのですが、同僚の先生にそのことを話してみたところ
「え!?」
と驚かれたことがあります。
「泣かせよう」としたことはありませんが、せっかくの個人面談ですから、少しでもあたたかい雰囲気で前向きな話し合いができたらいいなと考えて準備をしていました。
今回は、個人面談で心がけたことと、やってみたことをまとめてみます。
1、児童が日常で頑張っていることを伝える
ここが1番のポイントです。
行事ではなく、日常。
朝の挨拶、授業中のこと、掃除、給食‥。できるだけ細かく、場面が目に浮かぶように話しました。
掃除のときに、教室のみぞに入ったごみまで箒で丁寧にはき出していました。
給食の配膳のときに、友達がこぼしてしまったスープを一緒に拭いてあげていました。
クラスの名簿に日頃からメモをしておくことで、特別な準備をしなくても伝えられるようにしました。
2、周りの子から見た、その子の良いところを伝える
学級活動などで、友達の素敵なところを見つけて伝え合うことをしていました。そのときに出たその子の良いところを保護者に伝えるようにしました。
保護者にとって、我が子が友達からどう思われているかを知ることはなかなかできないので、喜ばれました。
3、その子と2人で話したときのことを伝える※改善点などはここで伝える
個人面談の前に、休み時間少しでもその子と話をする時間をとりました。心配していることや、最近楽しかったことなどを聞きました。
忘れ物が多いことや、友達との関わりで改善した方がいいことも「本人とも相談して、これからこうやっていきたいと思っています。」と伝えることができます。
4、保護者を気遣う言葉を伝える
個人面談は、教師だけでなく保護者にとってもドキドキする場面だと思います。きっと、「何を言われるのかな」と不安な気持ちもあるでしょう。
まずは、「時間を作ってくださってありがとうございます。」のひとことを言うようにしていました。
「うまく話そう」と意気込みすぎずに、
とにかく「日常の子どもの頑張りを伝える」ことに全力を注ぎました。
保護者は、「先生に頑張りを認めてもらっている」ことを知ると、安心して学校に送り出すことができます。
教職を離れた今でも、
子どもの頑張りを伝えたときに見せる保護者の嬉しそうな表情は忘れられません。
そんな瞬間を共有できるなんて、教師っていいなぁと改めて感じました。
少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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