見出し画像

【FC東京】1度きりの隙。 これからの「紙一重」に負けないためには? vsサンフレッチェ広島

リーグ戦3試合連続完封からまさかの天皇杯敗退で迎えたリーグ23節サンフレッチェ広島戦。アウェイ8連戦も控え、リーグ制覇を本当に目指すなら大事な大事な試合になった。

結果は0-1の完封負け。くしくも天皇杯での敗戦のデジャヴ。堅い硬い固い試合展開の中で、後半半ばに失点しそのまま逃げ切られた。

ゴールシーン

0-1

61分、広島が繋ぐ時間帯、ブロック前で青山が左に展開。張っていた柏がのんびりタメる間に、川辺が裏へ流れる。大森が1歩踏み込むより早くそこにつける。その間に柏インナーラップ室屋一瞬遅れる。川辺落とす。柏流れるようなモーション。橋本カバー微妙に遅れ、スムーズに右足ショット。ニア下林触るもゴール。

一瞬の不覚

失点はトーキョーの右サイドから生まれた。そこに居たのは右SB室屋・右SH大森の鉄壁守備職人コンビと潰せて繋げる日本代表ボランチ橋本。この試合も疲労を見せながらも、素晴らしいプレーを“ほぼ90分”してくれた。

特に室屋に至っては驚異的にタフな上下動を繰り返した。

32度越えの猛暑でも爆走。

左SBのオジェソクが下がり気味だったこともあるが、ゴリゴリ前に持ち出してのクロス・闘志あふれるスライディング・終了間際の柏の決定機阻止など奮闘した。

ただワンプレーだけ。

本当に61分のワンプレーのみ隙を作ってしまった。大森がスペースを埋め損なってしまった。しかもそれを決められた。運が悪い・決定力の差といえばそれまで。

その「紙一重」に負けない可能性を(言うのは簡単だが)少しでも上げるために必要なことを考察。


その1「何もない場面」での対処をミスなくやる

FC東京には磐石の2CB 渡辺・森重がいる。

23節終了時点で17失点は、リーグでもトップタイ。言わずもがな全員が献身的な守備を行うおかげで余程のことが無ければ綺麗に崩されて失点ということはない。

クロス対応にも2CBが強さを発揮し、SB・ボランチは簡単には局面で負けない。最後には林がいる。

すなわち防げる失点はほぼ防げている守備を見せていると言っていい。

その中で怖いのが事故や守れているのに失点する場合、つまりもったいない失点の場面である。

自陣で下手にミスしないことは勿論、しっかりブロックが作れているなら動く相手に必ず着いていくという基本的な動作をコンプリートすることがとても大切。

広島戦・甲府戦ではそれができず、敗北。

その2 セットプレーの鬼強化

ご存知の通り、まもなくアウェイ8連戦の幕が上がる。

ここまで15勝3分5敗で勝ち点48のトーキョー。去年優勝した川崎の勝ち点は69。

つまり11試合で21ポイントほど欲しいことになる。1試合1.9ポイントペース。これは引き分けと勝ちを連続で繰り返すペースに近い。

すなわち引き分けをベースに、+αで勝利を掴むのが1番理にかなっている。そのために①では失点しない話、次はなんとか点を取る話をする。


そこで思い出されるのが2015のマッシモトーキョー。得点の半分がセットプレーと言わしめたチームは勝ち点63で4位。

終盤の失速と得失点で3位を逃したが、彼らのサッカーでは疲労が出る夏場(7~9月)ではあまり失速しなかった。(6勝3分3敗)

現在ほとんどセットプレーから得点できていないのを踏まえても、省エネで試合を進められるセットプレー中心サッカーを進める必要があるのではないか。ジャエル・三田もいるんだし。

最後に

我々サポーターに出来ることは今シーズンがどんな結果になろうとも、最後まで勝利を信じて応援し続けることだけ。

アウェイをホームにしてあげよう!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?