ROMI

うつ病を抱えていたって、明るく生きよう。 普通なら青春まっただ中!・・なはずの大学生時…

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うつ病を抱えていたって、明るく生きよう。 普通なら青春まっただ中!・・なはずの大学生時代、明るさが取り柄だった私がはじめてのうつ病発症。私なりにどん底を味わう中で、少しずつ変わっていった人生観。 リハビリ代わりに、私のうつの記録を書いてみることに致しました。

最近の記事

精神科の薬を服用することは「悪」ではない

こんにちは、抑うつ状態4年生の、ROMIです。 よく、こんな言葉を耳にします。 「精神科の薬は危険だ。」 「依存性が高い。」 「心療内科の医師が金儲けをするために処方している。」 心療内科で処方される薬に対する目線は、今でもまだまだ偏見と憶測に満ちています。 内科で出される薬はほぼすべての人がためらいなく服用するのにもかかわらず、心療内科の薬はなぜ「危険視」されるのでしょうか。 今回は、抑うつ症状4年目の筆者が、心療内科の薬に対する見解を、個人の体験談を交えてお

    • 病みすぎて「タルパ」に興味を持った話

      【まえがき】 — 人口精霊「タルパ」 ― 突然ですが、みなさんは「タルパ」って聞いたことありますか? 「タルパ(=トゥルパ)」とはチベット語で「人工未知霊体」、つまり何もないところから自分だけに見える精霊を作り出してしまうという、チベット密教の奥義です。 この「タルパ」、正しく生み出すことが出来れば、精霊であるタルパ自ら主に話しかけてくるようになるのだそう。 筆者は、このタルパという存在を初めて知ったとき、驚きよりもまず ― 自分にしか見えない友達を作れるってこと

      • うつが一番ひどかった時のメモを晒す

        気付かないうちに心と身体をじわじわ侵食し、破壊してしまう「うつ病」。 今は寛解し、毎日明るく仕事をしている私ですが、 そんな私もつい1年前まで、うつ病の症状に毎日苦しめられていました。 「死んでしまいたい、生きることをやめたい」 「何故か分からないけど辛い気持ちが離れない」 「家事が出来ない、動けない」 「自分の身体じゃないみたい・・・」 今考えると、その症状はかなり重く、正常な思考がうつ病に浸食されているような状態でした。 しかし、当時の私は必死に前までの生

        • うつ病患者のリアル一週間 (日曜日~水曜日編)

          「うつ病になったら、いったいどんな日々が待っているのだろう?」 皆様、いかがお過ごしですか。 うつ病歴はだいたい2年、ROMIと申します。 寛解まであと少し、そう思っていたのもつかの間この1~2週間はふたたびどん底Dayを過ごしていました。そう、うつ病特有の「波」です。 良くなって、落ち込んで、また良くなって、今度は更に落ち込んで・・ うつ病の症状の1つとして、健常な人よりも強い、そして日常に大きく影響を与える「感情・体調の波」があります。 うつのあの人、元気にな

        精神科の薬を服用することは「悪」ではない

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          うつ病の時 言われて嬉しかったこと

          「あなたは、典型的なうつ病です。」 私は、比較的長いこと未受診のままうつの症状と闘っていました。 昨年、医師からそう告げられたときは安堵感と少しの焦りがありました。 ――ずっと悩んでいたこれ(症状)は、性格の問題じゃ無かったんだ・・・ でも、これから私、どうしたら良いのかな。 私は友人が少なく、相談できる人は限られていました。 しかし、そんな不安と孤独感の中で心強い言葉を掛けてくれた人もたくさんいました。 今回は、彼らが私に掛けてくれた言葉の中で支えになった物を

          うつ病の時 言われて嬉しかったこと

          家族や恋人にうつ病を理解してもらうために私がやった3つのこと

          ・はじめに 「うつ病」は目に見えない症状が重いからこそ理解を得ることが困難な病気です。 うつ病に限らず、適応障害や双極性障害など、「気分障害」と呼ばれるものは認知度は高まってきたとはいえ まだまだ誤解の多い病気なのではないかと思います。 テレビやインターネットで目にする機会はあっても自分の身近には感じていない人が多数です。 私も、自分がうつ病にかかる前はうつ病に対してまったく違うイメージを持っていました。 ※わたしがうつ病になってはじめて分かったことはこちらの記事

          家族や恋人にうつ病を理解してもらうために私がやった3つのこと

          うつ病になってはじめて分かった3つのこと

          うつ病は、はっきり目に見えない病気です。 水面下で着々と、当人の体や心を蝕んでいく病気です。 今、うつの症状に苦しみながらも心療内科を受診することををためらっている人、自分がうつ病かどうか病院へ行く前に確信が欲しい方 今回はそんな「未受診」の方を対象に 私の体験に基づいた「うつ病のリアル」をお伝えできればと思います。 ※これはあくまで私個人の体験であり、一例に過ぎません。今すぐうつ病かどうかを知りたい場合は専門医を受診しましょう。 1.  身体症状がすべて当てはま

          うつ病になってはじめて分かった3つのこと

          私の母が「毒親」を自称している話

          「あんたがそんな風に悩んでしまうのは、全部お母さんのせいだから。」 私は、うつ病です。 正式に診断されたのは昨年1月。 うつ病の症状自体は二年前から繰り返していましたが、薬物療法とカウンセリングで現在はほぼ寛解しています。 うつ病の私を支えてくれたのは、他でもない、遠くの田舎で暮らす母でした。 私はうつ病を抱えながら仕事をしていた時、 ・頭が回らなくなってしまったこと ・行き帰りの道で泣かずにいられないこと ・もう死んでしまいたいこと をよく母に話していまし

          私の母が「毒親」を自称している話

          発達障害って本当は・・・・

          ADHD・自閉症スペクトラム。 社会で生きづらさを感じ、インターネットに助けを求めたことのある人は大体目にするこの言葉。 私もうつ病を経験する中で、 これまでの人生のこと、 自分の生き方のこと、 たくさん考えました。 どのコミュニティでも人と馴染むのにかなりの時間を要すること。 事務的な作業でつまずき、人に迷惑を掛けてしまうこと。 人に失礼なことを言って怒らせてしまうこと。 新しいコミュニティでは大体つまずき、変人扱い・ドジ扱いは当たり前。 うつ病を発症す

          発達障害って本当は・・・・

          「不思議ちゃん」と呼ばれ過ぎてうつになった話

          「不思議ちゃん」という言葉は、とても便利な言葉です。 「自分の世界を持っている個性的な人」と取ることも出来ます。 しかし、裏を返せば 「独特すぎてちょっと周りから浮いている人」、「変人」と取ることも出来ます。 オブラートに包んだ悪口としても使える言葉です。 しかし「~ちゃん」という響きが可愛らしいので端から見ると悪口に聞こえることはありません。 私は鬱を発症するきっかけとなった職場で、毎日のように「不思議ちゃん」と呼ばれ続けていました。 恐らく、プラスの意味も

          「不思議ちゃん」と呼ばれ過ぎてうつになった話

          わたし うつなの?~「実は寛解からはほど遠い話」~

          noteを始めて3日、昨日までは意気揚々と 「寛解に向けて歩みを進めています!」 などと書いていた私ですが 昨日から一転、今日はベッドから一日中出ることができませんでした。 元気になったと思ったら翌日は「うう、しにたい・・」 寝込んでいたと思ったら翌日は「うひょ!なにか始めたい!」 うつ病は波のある病気だから焦らないようにと主治医から説明を受けていましたが、こうも一進一退を繰り返すものだとは思っていませんでした。 一進一退どころか、体感的には一進二退くらいです。

          わたし うつなの?~「実は寛解からはほど遠い話」~

          わたし うつなの? ~「心療内科の探し方②」~

           前回、心療内科探しで大切なことは 1. 「なにに困っているか」を明らかにする・メモしておく 2.  医師は「質問してくれるか?」 3. ネットの「レビュー」をあてにしすぎない というお話しをしました。1と2については前回の記事(https://note.com/romirom0077/n/n1c2c50ecc676)に書かせていただきました。 読みにくくて申し訳ありません。今回は3について、私ROMIの体験を交えながらお話しさせていただきたいと思います! 3.

          わたし うつなの? ~「心療内科の探し方②」~

          わたし うつなの?  ~「心療内科の探し方①」~

          心療内科ってなんとなく「こわそうなところ」というイメージありませんか? わたしは・・・・・ありました! 〈前回のあらすじ〉 散歩に出て見るもたった五分弱で辛くなり帰宅してしまったROMIは、ついに自分の身体に起こっている異変を自認。 ようやく心療内科を探すことを決意します。 身体と心が壊れ始めてから3ヶ月ほどのことでした。 ー 今回はわたしの体験(失敗)をふまえ、心療内科を受診するときのコツを3つお話したいと思います。 ・・なんだか今回の記事、コラムみたいにな

          わたし うつなの?  ~「心療内科の探し方①」~

          わたし うつなの? ~「休んではみたけれど②」~

          大学が夏休みに突入し、一ヶ月の休養を取ることになった私ROMI。 起きてはご飯を食べ、また寝て、また起きてご飯・・・ほとんどの時間をそのように過ごしていました。 しかし・・ 「何日寝ても疲れが回復しない・・・」 起きて、寝る、トイレに行く、お風呂に入る・・・それ以外のことをする気力が全く沸きませんでした。 一週間、二週間と時間がたつにつれて 焦る気持ちは募るばかり。 しかし身体は石のように硬く、動かすのもなんだかしんどいのです。 この感覚は、どのように説明した

          わたし うつなの? ~「休んではみたけれど②」~

          わたしは うつなの?~「休んではみたけれど」~

          うつ病の兆候に気づかず日常を送っていたものの 演劇サークルの練習中、突如原因不明の大泣きをしてしまい練習を中断させてしまった大学生・ROMI。 なんと一ヶ月間演劇サークルをお休みすることになってしまいます。 突然のうつ病の始まりに、彼女はどう対応するのか――! ・前回の記事リンク→https://note.com/romirom0077/n/nbd5ae0e85e7d 二回目なのにこんな書き出しで大丈夫なのか、すでに先行きが危ぶまれる、ROMIです。 今回は初めて

          わたしは うつなの?~「休んではみたけれど」~

          私は うつなの? ~「はじまり」~

          毎日毎日眠れない。 電車の中や人前など、泣いてはいけない場面で理由もないのに涙が止まらない。 物忘れが激しくなった。 いつも疲れている気がする。 なぜだかわからないけれど、毎日、生きていることが辛い。 「私、どうしちゃったんだろう。」 大学二年生の夏が終わる頃、以上のような経験したこともないような感覚が私の身に繰り返し起こるようになりました。 これまでは、どちらかというと明るく社交的で、興味のあることや目標に対してはガンガン突っ込んでいくイノシシのような女、そう

          私は うつなの? ~「はじまり」~