自前の場所を持ちたいと

5月に大阪の Sou数学ラボ にお邪魔して以来,自前の数学関係の作業部屋(YouTube動画の撮影場所)兼人を集められるスペースを持ちたいという願望が離れない.サイトで店舗物件を眺めてみたり,レイアウトを考えてみたり,あれやこれやと考えてしまっている.

現実的にそこで何をするか,ということになると,ぼく自身は数学の勉強をしたりYouTube動画を撮ったり,将棋を指したり並べたり,ご要望とあれば数学を教えたり,数学デーin名古屋みたいなイベントをしたり,さらに余裕があればゲストを招いてのトーク配信とかパブリックビューイングとかしたい.MATHPOWERや日曜数学会をみんなでワイワイ喋りながら見たい.

部屋が長方形なら狭い壁と広い壁が2面ずつある.狭い一面は入り口だからその脇に本棚を置く.自分の書斎から本をどのくらい移すかはちょっと悩ましいかな.広い一面には黒板を貼る(だからガラス張りは困る).狭い一面にはビューイング用のディスプレイかテレビを浮かべたい.もう一面の広い壁にはたぶん窓があるけど,黒板を貼るならつぶしたくないかも.景色が良ければなおさらだ.

部屋の中は「賄えればね…」という話なので,極端な話,今すぐにでもなんとかならないでもない.そうすると問題は「どこ?」という話である.

人を集めるなら名古屋まで出た方がいい.しかし名古屋では,ぼくの生活拠点から考えると「ほぼ毎日のように通う」のは難しい.撮影場所にもしたいから,少なくとも週に半分くらいは行きたい.今の撮影場所は仕事場だけど自宅とひとつながりなので,アクセス的にはかなり落ちることになる.

人に来てもらうことを忘れて立地を考えなければ,実はベストと思われる解決策がひとつある.それは

敷地内にプレハブをもうひとつ建てる.

実はこれが一番個人的には手っ取り早い.たとえばこれくらいのものでと思えば,数年で家賃より安上がりになるだろう.幸い自宅の敷地にもまだ多少の余裕がある.

しかしもちろん「人に来てもらうことを忘れて」というのは当初のコンセプトにはかなり反する.そして,また「もう少しいい物件はないかな~」と夢見ることになるんである.

Twitter数学系bot「可換環論bot」中の人。こちらでは数学テキスト集『数学日誌in note』と雑記帳『畏れながら申し上げます』の2本立てです。