こんにちは！住宅ローンアドバイザーのダイスケです。rooTreeにて、家づくりに欠かせない「資金計画書」の作成をお手伝いできるサービスを提供しています。

noteやInstagramでは、家づくりにまつわるさまざまなコンテンツを配信しています。

戸建てやマンションの購入を検討するとき、一番気になるのが「どんな物件がいくらの価格になるのか」だと思います。

住宅展示会に行くのも大変だし、マンションの見学会に行くのもちょっとまだ早い気がする……。

そんな人に、家づくりにかかる費用を間取りと一緒に紹介するシリーズ「rooTree間取り＆資金計画プラン」を始めようと思います！

この連載では、家族構成や家づくりへのこだわりなどを参考に、「こういう家を手に入れるならこれくらいの費用がかかるよ」というサンプルを紹介します。

記事で紹介する戸建てやマンションは、あくまで架空のものです。

それでも、住宅業界に15年従事してきた経験からかなりリアリティのあるプランを考えました。

第1回のテーマは、「3人家族が住宅ローン3,500万円で中古マンションをリノベーションする」です！

今回は元々のマンションで不便だった間取りを解消しつつ、より使い勝手のいいデザインを目指しています。

記事の最後には、この中古マンションリノベーションで必要な費用を資金計画書にもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください！

ご家族のプロフィール：30代前半の3人家族。利便性重視で今よりも家賃を抑えたい！

今回のご家族は、33歳と34歳のご夫婦です。4歳になるお子さんがいて、子どもが大きくなってきたのに合わせて引っ越しを検討しています。

3人家族で、広さよりも周辺の環境の快適さを優先したいという考えから、幼稚園や小学校などに通いやすい立地にあるマンションを購入することにしました。

夫婦は2人とも働いていて、自動車メーカーに勤める旦那さんと事務職の奥さんで世帯年収は700万円。借入金額は3,500万円を上限に検討しています。

現在は、家賃12万円のマンションに在住とのこと。新居は、今の家賃よりも低い返済額にしたいと考えているようです。

リノベ前の間取り：部屋数が多く使い勝手が悪そう

リノベ前の間取りはこんな感じ。壁面にキッチンがあり、縦長のLDKとそれに隣接する2部屋の洋室。そして廊下を挟んでもう1部屋洋室があるという構成です。

限られたスペースに多くの部屋があるというのはプラスのポイントだと思います。

しかしご夫婦にとっては、LDKと洋室2部屋がちゃんと仕切られているわけではない点がちょっと引っかかったそう。

• 2部屋はきちんとLDKと分けられるようにしたい。

• 独立した洋室をさまざまな用途で使えるようにしたい。

• リノベ費用はできる限り抑えたい

こんな要望に応じて、リノベプランを考えていきました。

リノベ後の間取り：2部屋＋主寝室の間取りに変身！

リノベ後の間取りはこちら。大きな違いとしては、右側にあった洋室をガラリと変えました。LDKに隣接する部屋は、夫婦の主寝室に。しっかり壁＋ドアで仕切ったことで、LDKとしっかり分けられるようになりました。

そして、廊下から独立していた洋室に仕切りを設けて、9帖の1部屋あるいは4.5帖ずつの2部屋としても使えるようにしました。

子どものプレイルームとして広々と使ってもいいし、部屋を分けてその時々の用途で使い分けてもいい。限られた空間でも、拡張性を感じられるような部屋になりました。

ちなみに、LDKの方もアイランドキッチンにしています。

水回りの位置はほとんど変えないことで、工事費をなるべく抑えられるようにしました。

資金計画例：月々10万円以内の返済で暮らせるプランに

今回の中古マンションリノベーションは、物件購入＋設計工事費など、もろもろを含めると総額が約3,700万円になりました。

予算の3,500万円からはオーバーしてしまいましたが、月々の返済額は約95,000円。
現在暮らしているマンションよりも2万円以上少ない金額にできました。

住宅ローン3,500万円の返済シミュレーションは、以下の記事でも紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください！

https://note.com/rootree/n/n33381e3a1d6f

まとめ

第1回「3人家族が住宅ローン3,500万円で中古マンションをリノベーションする」の間取り＆資金計画プランを紹介しました。中古マンションの購入＋リノベーションを検討している人や、3,500万円前後の住宅ローンを想定している人は、ぜひ参考にしてみてください。

今後もこの企画では、さまざまな用途に応じた間取りや資金計画プランを紹介していきます。「こんなパターンだとどうなる？」と気になる方は、ぜひお気軽にnoteやマシュマロ、InstagramのDMなどでご相談ください！

資金計画書の詳細はコチラ！

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