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85歳のおばあちゃんへの英語家庭教師

今年の5月に学習コンサルタント活動のプロモーションの一環として、ぼくの通っていた中学校の校区にチラシのポスティングを行ったことがありました。
今思えば、チラシに自分の顔写真を入れるべきだったと反省していますが、1件だけお問い合せがありました。

その内容は、「85歳のおばあちゃんが中学英語を最初から勉強したい!」というものでした。
今日はその一部始終を投稿させて頂きたいと思います。

チラシ2-origin

ちなみに、現在もオンラインでもオフラインでも生徒の募集をしていますので、興味がある方はご連絡↓ください!
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おばあちゃん家庭教師の経緯

ぼくが85歳のおばあちゃんの家庭教師を始めるきっかけとなったのは、先ほども記載したように、チラシを見て連絡を頂いたことでした。
お電話を頂いたときは、ぼくはポケモンカードの練習をしていて、電話に気が付かなかったので... 笑
その日のうちに折り返しをさせて頂きたことを覚えています。

電話が繋がってまず分かったことは、電話口にお年寄りの方がいるということでした。

ぼくは...
「あぁ、お孫さんとかのお問い合わせかなぁ」
と最初は思っていました。

そうしたら、おばあちゃんがどんどんと自己紹介を始めだして、
頭の中が「????」で一杯もなったことを覚えています 笑

そのまま話を聞き続けていると、
●趣味でダンスをしている
●ダンスは外国の方も多く、その方たちとコミュニケーションをとれるようになりたい
●英語なんて何十年もやってきていないから、生涯学習として中学英語からやってみたい
...という内容でした。

ぼくは正直、この家庭教師のお話しをお受けするかどうか、電話口では迷ってしまっていました。
ぼくが家庭教師事業を進めているのは、「困っている中学生を救いたい!」というモチベーションがあったからです。
「一度無料の体験授業をしてからその後にどうするかを決めてはどうか」と提案して、とりあえず体験授業を行うことになりました。

その後、おばあちゃんの家庭教師をお受けすることを決めた理由は、そのおばあちゃんのやる気というかモチベーションが非常に高く、ぼくが応援したくなってしまったということと、
このことをぼくのFacebookのアカウントでシェアしてみたところ、あらゆるところから「やった方がいい!」という背中を押してくださるようなコメントを頂いたからでした。
ひとつの経験として、ぼくもチャレンジしてみよう!という気持ちで家庭教師を引き受けることにしました。

おばあちゃんとの英語勉強方法

体験授業のときに、今後どのように英語の勉強を進めていいたらよいか、をご相談させて頂きました。
目標は、「ダンス教室で外国の方とコミュニケーションをとる」ことです。
中学生のように教科書や問題集が初めからある訳ではありません。

おばあちゃんとの勉強方法は主に3つです。
●市販の教科書ガイドと簡単な問題集で文法の勉強
●CDを使ってヒアリングの練習
●毎週勉強した文法を使ってぼく宛に手紙を書く
というものでした。

特に3つ目の勉強方法は、おばあちゃんから提案がありました。
そこら辺の中学生よりもモチベーションが高くてびっくりしてしまいました 笑

ぼくは毎週そのお手紙の内容の英文法を確認して、家庭教師のときにおばあちゃんにフィードバックしています。
といっても、授業の大半の時間は、おしゃべりしていますが... ((´∀`))

目線を変える大切さ

先ほどの述べたように、ぼくはこのおばあちゃんの英語家庭教師の話をお受けするかどうか最後まで迷っていました。

でも今になってからは、「させてもらってよかったなぁ」と心から思っております。
学生だけを相手にしていたら「見逃してしまっていただろうなぁ...」と感じる気付きも多々ありました。

特にぼくが担当させて頂いている85歳のおばあちゃんは、日本が戦争をしていたころから、貧しかったころ、そして豊かになったころまで経験されている方です。
おばあちゃんの見てきた今までの日本の考え方と、ぼくが見ている今の学生たちの考え方を交換する、という非常にぼくにとっても有意義な時間を過ごさせて頂いております。

現在も2週間に1回のペースで、家庭教師を継続させて頂いております。
今までは、「困っている中学生を何とかしてあげたい...」という思いで家庭教師事業を進めていました。
でも、少し視点を変えて、様々な方々に対して「物事を説明してみる」という活動をしてみることで、新しい発見や自己成長に繋げることができるのだと、改めて確認させられたと感じています。

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