今回根っこを掘るのは、青森県出身のRoots社員、川守田（通称モリ）
地域との窓口役として日々谷塚で奮闘中。
人懐っこく、屈託のない笑顔で愛されている彼の日ごろの"想い"や"原動力"を改めて聴いてみる。

プロフィール

川守田 龍司 (かわもりた りょうじ)
青森県田子町(たっこまち)出身、30歳、独身
職業　Rootsのマスコット
好きなこと　ゲーム

まずはじめに、、、

いつも話してるからこうやって改めると、、緊張するね。
そうですね、、笑
じゃあプロフィールからいくけど、田子町ってどんな町なの。
自然が多くて、町に入るとにんにくの香りがします。
それで町に帰ってきたな～って実感しますね。
よくにんにくが会社にあるのはモリが仕入れてきてるの？
そうです！実家から送ってもらってます。

ちなみにモリがにんにくを送ってもらう時のLINEメッセージは以下
"母よ　 にんにくを送ってほしいなり"

（ん～特殊！！）

田子から来るにんにくは会社で料理して食べたり、地域や仕事仲間の方に配布して布教活動を行っている。

今の家族構成は？
独身で草加に暮らしてます。
幼少期は青森で父、母、兄、じいさん、ばあさんの６人家族で過ごしていました。

仕事について

Rootsに入社して丸５年がたつモリ。
設立当初からRootsを支え、数々のイベントをアシストしてきた。
初対面から不思議と信頼される謎のオーラをぶんぶんに放ち、誰からも嫌われることなく関係性を構築できる希少な存在。
ここ数カ月は、地域とRootsをつなぐ窓口として動いている。

今のRootsでの役割は？
最近は草加市主催のマーケットの学校に参加したり、Rootsランチを実施したり、、、ゴミ拾いをしてアートにしたり、あとは来週開催するマルシェの準備だったり、、、です。汗

その他もあるのでここでモリの活動(お手伝い)やコミュニティを整理！

・マルシェ エキマエ 谷塚　2023年11月19日開催！
　谷塚駅西口駅地区まちづくり用地 で「豊かな暮らしのカタチを探るマルシェ」をテーマとしたマルシェが今週日曜日開催！
　準備から当日まで関わる力仕事でモリが奮闘中！
　https://sokalocal.com/1119marcheekimae/

・Rootsゴミ拾い＆アート化  2023年春～継続中
    モリがひとりで不定期に開催していたもの。
　今では毎日16時から谷塚駅東口と西口を交互に社内メンバーと開催中。
　参加者募集中！
・Rootsランチ　毎週月曜日、13:00~
　忙しくても食卓を全員で囲む社内文化。
　今では地域の方も参加できる仕組みを模索しながら、この文化を広げています。
・Rootsパン部　毎週木曜日、6:30～
　パン作りたい！という社内の声から始まり今は地域の方も参加している。
　参加者募集中！
・RootsDIY部　不定期突発型
　社内の足りない備品や家具を1Fガレージで手作り。
　廃材を地域から貰い、手作りとこだわり満載の品々が着々と増殖中。
　参加者募集中！
・根っこっこ×〇〇(この記事)　毎週１回発信
　ゲストへの出演交渉・調整役
・マーケットの学校inそうか
　去年から草加市が主催しているマーケットの学校に参加し、
　今年の12/3に行われる実践の場で焚火係として準備中。
・炭火焼肉じもんじゅ　毎週日曜日？？？
　今月から勢いでホールデビュー！肉を運ぶ姿をご覧に遊びきてください。
　https://jimonjyu.owst.jp/

多いな～、正直どんな気持ちでやってるのか教えて。
率直に楽しいですね。
外に行って自分の知らない人たちの考えを知れるので。
これだけ多いと気持ちの変化とか、新しい気づきみたいなのは何かしらあると思うけど、どうだろ。
それでいうとゴミ拾いはやり始めてから時間もたってるので、町がきれいになっていく実感がおもしろいです。
今では社内みんなで毎日やってるので拾う量も範囲も増えて楽しいです。
拾っていく中での気づきみたいなものはあるの。
意外に谷塚にはゴミが多いと感じます。
あとは、毎日拾ってる中で必ず同じ場所にゴミがあって、それを見つけるとフラストレーションが湧いて「なんで捨てるんだよ！」と思いますね、、、。
極論捨てないでほしい！と思ってますけど、、、独り言で「あ～また捨ててるよ！」って出ちゃいますね。
怒りの感情珍しいよね。
いや～、こればっかりは嫌ですね。なんで自分で使ったものがちゃんと捨てられないのか、その人の気持ちがわかんないです。
その怒りはどうしてるの。
拾ったゴミをアートにして、インスタに投稿してます。
ちょっと皮肉の意味も込めて、、、。
個人的には「ハゲゆく喫煙者」が気に入ってます。
ポイ捨てがなくなればこの人ははげていくっていう、、、怒りをぶつけてます。

怒りの原点へ

個人的にはすんごい好きで、怒りをアートに変換して楽しんでるのはGoodだよね。
モリの怒りエピソードで言うとあおり運転とかされた時も「なんだあのやろー！」って怒ってたよね。
そうですね笑。
人として間違っていることに対しては怒ります。
今、川守田家で話題の「キイチズム」の影響です。
キイチズム、、、初耳なんだけど
僕のじいさん、川守田キイチのイズムでキイチズムです。じいさんは"人の嫌がることをしない"や"曲がったことはしない"を言葉ではなく、一緒に過ごした中で教えてくれました。
あと"人として良いこと"をするとすんごい褒めてくれたのを覚えています。
小さいときからじいちゃんと過ごす時間は長かったんだ。
父、母が働いてて、じいさんとばあさんと過ごす時間が自然と多かったです。

普段から祖父や青森の話は何気なくしていたけれど、
ちゃんと話してなかったので、キイチズムなるモリのおじいさんについて詳しく聞いてみる。

モリから見ておじいさんはどんな人だったの。
いつも笑顔で、不思議な人でした。。
装蹄師もしてて、神社の神主もしていたり、消防団の集まりにも所属してて、いろんなコミュニティに所属していました。

今のモリと同じじゃん。ちなみに不思議な部分とは？
今思うと不思議だなって現象が、家に昔からよくいるおじさんの話になります。親戚かと思ったまま大人になったんですけど、ただのじいさんの知り合いだったことが大人になって判明しました。
家にいるなーと思ってた親戚っぽいおじさんは、ただのおじいさんの知り合いだったんだ！
そうなんです、週３はいましたね。朝起きてくると居間にいました。
それはもう親戚だね。笑
そうですね笑

大人になるまでにあの人は誰？と聞かないモリもモリらしいな～と思いつつ、川守田家では、家族/他人という境界線がない暮らしをしていたことが判明しました。それは今、モリが活動している中で根底にある美学なのかもしれません。

外では多くの場所に所属して、
家の中では家族/他人が関係ない空間を当たり前に過ごしてきたと。
そんなおじいさんを見て育ったから、ゴミを捨てる人には怒るし、
色んなコミュニティで知らない人同士の輪が広がっていくことが楽しいんだね。
そうかもしれないです。
今、パン部も活動してるんですけど、前回は谷塚の新しい方が参加してくれて嬉しかったです。いつものメンバーにこの人が加わるとどうなるんだろうとワクワクします。
いろんな人が入り混じる空間はキイチズムそのものだな～。
もりの人を惹きつける力は、おじいちゃんから来てるのか。
おじいちゃんは人気者でしたけど、ぼくはそんなことなくて、、けど今こうやっていろんな方と一緒に過ごせてるのはキイチズムのおかげだと思ってます！

原点 ”キイチズム”を活かした今後

今後はどんなことしていきたい？
やっぱりゴミの話に戻るんですけど、、
なんとなく思ってることは最終的に谷塚でゴミ０を目指していきたいです。
「知り合いの敷地にゴミは捨てない理論」が持論としてあるんですけど、
僕がいろんなところで知り合いを増やしていって、みんながみんな知り合いになれば、「川守田がゴミを拾っている道路や地域にゴミは捨てない」ってなりますよね。そうなると谷塚からゴミはなくなります！
モリの「顔」を広めていくことによって、モリの怒りも収まり、
残るのは、谷塚のきれいな町と仲間たちってことか！
そうです！つまりそういうことです！
今後も同じRootsとして応援するね。
はい！宜しくお願いします。

終わりに

愛されキャラ、モリを掘ったら、、、
小さい頃の暮らしで身に付けた「曲がったことをしない」考えや、
「他者との境界がない空間」で心地よく過ごしてきた過去が垣間見えました。
Rootsが大切にしたい地域とのつながりや活動をするにあたり、必要不可欠なキーワードがすべて網羅されていたとは、、。
それらはどこかの教科書に書いてあるかもしれないけど、田子町で長い時間かけて育ったにんにくと同じようにモリが身をもって体験してきた大切な財産だと、今回確信できました。

現在も平行して多くの活動や集まりに顔をだしているモリ。
根底にあるキイチズムを活かしたモリイズムで谷塚と共に進んでいきます。

根っこっこ×〇〇

「谷塚」に焦点をあて、
 ゲストの原動力、原体験、展望を掘っていくことを目的としたメディア。
 媒体は現在、インスタライブとnoteの２種類。
試行錯誤しながら手作りで進めていくこの感じも併せてお楽しみください！
ファシリテーター/インタビュアー：Roots リオ

・Rootsの日ごろの活動はこちら
https://www.instagram.com/roots_yatsuka/

・モリのゴミアートはこちら