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おいど~んのデートスポット10選⑧

【 愛を・・・オラビんしゃった 】


  おごじょ床とれ 枕は要らぬ
  たがいちがいの おはらハァ
  腕枕

 お嬢さん、さあ床入りしようぜ でも、枕はいらないって
 おたがいどうしの「腕枕」と洒落ようじゃないか  
                        鹿児島おはら節より

《うぬぼれて》

 「おはら節」に乗ってお出かけしましょう。
 行動的なあなたに、想う相手が夢中になるかも・・・。
 うぬぼれていきましょう。
 
〈たがいちがいの腕枕〉のデートスポットですよっ。 

 注意点は三つ
 ・ほどほど人気(ひとけ)がある時や場所をお選びください。
 ・デートの場所は賑やかすぎても、寂しすぎてもいけません。
 ・季節・行事・時間帯などをきしと調べてお出かけください。
 では、ご武運を。チェストー!

《VUE8》 羽島崎「薩摩スチューデント」


 幕末、長崎で活躍したトーマス・グラバー。
 彼は薩長同盟や坂本龍馬との付き合いも深く、武器や軍艦を大量に扱う商人でした。

 教科書は書きませんが、幕末、串木野など九州西岸には、中国・阿蘭陀(おらんだ)・英吉利(いぎりす)・仏蘭西(ふらんす)・亜米利加(あめりか)などからの船がひんぱんに行き来していたらしいのです。

 串木野羽島崎の小さな岩礁から、グラバー氏の母国である「蘇格蘭(すこっとらんど)」を目ざして旅立った若侍がいました。
「薩摩スチューデント」と呼ばれる若者達です。

 リーダー格は町田久成氏。後に東京国立博物館を創設する人物です。
 最年少は長沢鼎氏。「カリフォルニアの葡萄王」と呼ばれるようになる人物です。

 今、その場所に「薩摩藩英国留学生記念館」が建っています。彼らの情熱・勇気・挫折など、その魂に触れてください。

 おいしいコーヒーとケーキを準備して待っていますよ。

《マリア・チ》

 串木野はもともと漁師町で、今も国内有数のマグロ遠洋漁業の基地です。こうした環境から、外国航路の船員を多く輩出することにもなります。
 串木野の「コーヒー文化」はこうした歴史を背景にして成立しました。

 かく言う私も、串木野を訪れた際には必ずさつま揚げとコーヒー豆を土産に求めます。日高と勘場のツケアゲは「なんつあならん」おいしさです。
 もちろん、地元ならではの小さな商店のツケアゲもおもしろい!

 コーヒー豆を買うときは、ジャマイカという喫茶店と決まっています。雰囲気と音楽を求める方にはパラゴンという喫茶店が人気です。

 私の暮らす鹿児島市では武町にある「マリア・チ」の一択です。
 店主の安藤さんは、もともと外国航路の船乗り。しかも船の中で毎日コーヒーを淹れて飲ませる仕事をしていらっしゃいました・・・。

 他に楽しみの少ない航海では、コーヒーの味にうるさい・うるさすぎる面々がほぼ全員なわけですから、そこでコーヒーを淹れ続けられる技量を推して測るや・・・の、素晴らしいおいしさを頂いています。
 もう30年以上のつきあいです。

 彼が10年位前に作った「薩摩スチューデント」というブレンド豆がおすすめですよっ!
 ちなみに、私の好みは「あまにがフレンチ」「赤い実ブレンド」ですけれど、・・・何か問題でも?

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