世の中が騒々しい。
明日4日に臨時国会が召集され、岸田自民党総裁が新総理に任命される模様だ。

　私は選挙権を得て約半世紀経つのだが、積極的に支持する政党はない。選挙はいつも消去法だ。「あっちよりこっちがマシ。」で決めるから結果、保守党には投じない。で今回の自民党総裁選も同じ様に考えてみた。もちろん投票権は無いのだが。

　絶対にあり得ないのが高市氏。私はどうしても右翼的思想は許容できない。河野氏は時としてエキセントリックな印象がある。生体肝移植を父親にしたところを見ると親孝行であることは確かかな？岸田氏、なんといっても安倍氏に隠れて地味。以前は禅譲を待っていた様でつまらない人という印象だった。外務大臣を5年以上勤め、印象的なシーンはオバマ大統領が広島訪問した時に英語で原爆について説明していたこと。なかなかの政治力の持ち主であるのかもしれない。私はとても意外だったのが、野田氏。彼女の政策を知って、こんなことを言う人だったんだと思った。ジェンダー感覚がありマイノリティに寄り添おうという意識は一番伝わった。彼女はこれから少子化の時代を迎えて国力が低下するのを一番憂えている人だと思う。野田氏が同僚議員とのパートナー婚時代や新たな男性との出会いとその人物の詳細、生まれた男児に障害があったという自分の事情。公になっているのでここでも触れるが、妊活や子育てに苦労があったことと想像する。生きるって自分の身に起きて骨身に沁みることだらけだから。野田氏の総裁の目があるとは思えなかったが、よくぞ出てくれて存在感を示したと評価したい。明日多分重要なポストで入閣すると思うがこういう人がいるといないとでは、重みが違う。

　というわけで、明日岸田内閣が誕生する。岸田氏は広島出身、親族で原爆の犠牲者もいると聞く。今「核兵器禁止条約」に日本は署名していない。岸田総理ではどういう扱いになるのか。例年総理出席の8月6日の広島平和記念式典ではどんな挨拶をするのか興味深い。

#総裁選 #岸田新総裁#頑張れ野田聖子さん