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<おすすめ最新刊情報>〜4月小説編②〜

個人的におすすめな小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。

「Blue(ブルー)」葉真中 顕 (著)

平成という時代があった。その時代が始まる日に生まれ、終わり日に死んだ一人の男がいた。名は青、母親は彼をブルーと呼んだ――。平成元年に生まれた男。平成15年に迷宮入りした青梅教員一家惨殺事件。平成が終わる直前に起きた多摩ニュータウンカップル殺人事件。ひとつの時代の中でつながっていく真実。児童虐待、子供の貧困、モンスターペアレント、外国人労働者。格差社会の生んだ闇に迫る、クライムノベルの決定版!


「心音」乾 ルカ (著)

城石明音は先天性の心疾患を患っていた。8歳の時に病状が悪化し、両親は渡米しての心臓移植手術を決断する。しかし、そのためには1億5000万円という莫大な費用が必要だった。懸命の募金活動の末、募金額は目標額を超え、明音はアメリカに渡った。幸いドナーも見つかり、手術も無事に成功し、明音は一命を取り留めた。誰もが明音の生を祝福しているかのようだった。このときまでは――。


「第四の暴力」深水 黎一郎 (著)

集中豪雨で崩壊、全滅した山村にただ一人生き残った男を、テレビカメラとレポーターが、貪るようにしゃぶりつくす。遺族の感情を逆撫でし、ネタにしようと群がるハイエナたちに、男は怒りがはじけ、暴れ回る。だが、男をさらに過酷な仕打ちが――。強烈な皮肉と諧謔が、日本に世界に猛威を振るっている「第四の暴力」マスコミに深く鋭く突き刺さる! ギョーカイに疑問と不信を抱くすべての人に贈る問題作、激辛の味付けで登場!!


「2年B組は全滅しました」天宮暁 (著), あるてら (イラスト)

クラスの奴らは好き勝手に行動し、全滅してしまった。バカな奴らだ。しかたないから、チートと、ある方法で手に入れた能力を使って、俺がクラスメイトたちを復活させ、ゲームクリアに導いてやるよ――。


「焼跡の二十面相」辻 真先 (著)

1945年8月。敗戦によって、大人たちは浮き足だっていた。占領軍におびえ、治安は乱れ、隠匿物資のブローカーは跋扈している。大本営や軍需産業の中枢にいた幹部たちは保身に汲々としていて、日本はどうなってしまうのか、小林少年にはさっぱりだ。そんな中で目撃した二十面相の犯行予告は四谷重工業の社長・四谷剛太郎に向けられたものだった……。世紀の大怪盗と軍需産業の首魁。騙しあいの果て、勝つのはどっちだ!?


「東京二十三区女 あの女は誰?」長江俊和 (著)

「東京の隠された怪異」の取材で二十三区の都市伝説の現場を巡るライターの原田璃々子。霊を信じない先輩・島野と取材を続けるが起こるのは奇妙なことばかり。〝池袋の女〟のポルターガイスト伝説、東向島の〝迷路〟に消えた小説家、願いを叶える「立石様」の奇跡……。そして「将門の首塚」の取材中、璃々子は二十三区最大の禁忌に触れ――。


「白昼夢の森の少女」恒川 光太郎 (著)

人間の身体を侵食していく植物が町を覆い尽くしたその先とは――表題作「白昼夢の森の少女」をはじめ、現実と異界のあわいをゆうゆうと飛び越える、ダークファンタジーの傑作短編集。


「ブロックチェーン・ゲーム 平成最後のIT事件簿」沢 しおん (著)

取引所コインパーチェスから数百億もの仮想通貨が流出する事件が発生、元CEOでリードプログラマーの倉石クニオが消息を絶つ。時を同じくしてブロックチェーンを用いた最新スマホゲームを巡って、インフルエンサー、ゲームクリエイター、ブロガー、アイドル、証券マン、政治家……などネットユーザー達のさまざまな思惑と運命が連鎖し、事態は日本中を巻き込んだ未曾有の危機へと突入していく――。


「偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理」降田 天 (著)

高齢者詐欺グループのリーダー、光代は、手足として使っていたはずの仲間に金を持ち逃げされてしまう。さらに、彼女の過去の犯罪をネタに、一千万円を要求する脅迫状が届く。追い詰められた彼女は、普段は考えない強引な方法で事態の打開を図るが、成功したと思われたそのとき、1人の警察官が彼女に声を掛けてくる――。


「友達未遂」宮西真冬 (著)

「これでみんな共犯者ね」。少女たちは傷つき、悩み、自分たちの道を選び取る。全寮制女子高である星華高等学校は、街から離れた山奥にあり、規律に厳しいことで有名だった。さらに同校には「マザー制度」というものがある。新入生を「チャイルド」、3年生を「マザー」といって寝食を共にしつつルールやマナーを教えるというものだ。伝統と格式のある学園の寮で、不審な事件が次々と起きルームメイト4人が巻き込まれていく。

最後までお読みいただきありがとうございます。あくまでも個人的に厳選したおすすめ作品となっておりますので、ご参照いただければと思います。


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