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【資格・TOEIC】は免許証のようなもの。でも、仕事に必要?

 「TOEIC 580点 !? ・・それは、当社では問題です・・。」

約20年前、当時米国で最も人気があったとあるネット企業が、日本の事業を拡大するに当たり積極的に人材採用を開始した。そこでGenZee、勇気を出して飛び込んでみた。自信のなかった英語の面接では、丸暗記した自己アピールを一方的に話す、という荒業をして、なんとか合格できた。しかし、履歴書のTOEICスコア(当時はその存在すら知らなかった)欄への記載が無かったため、入社直後に受けさせられる。

その結果を上司に報告・・という場面。

当時バリバリ外資系企業として知られ、バイリンガルだらけ。そんな中、見切り合格?させたGenZeeが、外資としては完全な落第点を報告してきた。。

「試用期間中にもう一度受けて下さい。」

少し怖い目をした上司の顔が、記憶に残る・・。

・・(2ヶ月経過)・・

そして、試用期間の3ヶ月が経った頃。

2回目に受けたTOEIC試験の結果が出た。

上司のサポートと小生の努力の甲斐あって、

外資系許容範囲ギリギリの、760点

これで晴れて試用期間が解かれた♪

・・そして、そのまた4ヶ月後。870点に!

それでようやく、その部門の仲間に加わった雰囲気になれたのだった。

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前置きが長かったけれど、ここから本題です。

公道を走るには、運転免許証が必要

国内レース出場には、国内A級ライセンスが必要

F1レース出場には、スーパーライセンスが必要

なぜなら、法律、ルールで決まっているから。

では。

仕事関連の資格、

Officeを使いこなすのに、MOS資格は必要?

外資系で勤務するのに、TOEIC 800点必要? 

会社の経営層に加わるのに、MBAは必要?

GenZeeが思う答えは、

無いより、あった方が、断然良い。


先ほどの外資系初トライのケースを振り返ってみると、実はTOEIC 580点の時も 760点くらいの時も、GenZeeの仕事ぶりは大きな違いは無かったのです。

日本国内における仕事は、それまでの経験もあり既に戦力になっていました。しかし、本社の英語圏の社員とのコミュニケーションは、相変わらず全然ダメでした。

資格は免許証のようなもの。

たとえゴールド免許でも、ペーパードライバーは車を運転できません。免許証が無くとも運転が上手な人はいます(暴走族?)。TOEICスコアが上がっても、それと、”英語が使えるビジネスパーソン” であるかどうかは別の話。

免許証があれば運転がうまいとは限らない。

でも、TOEICの場合で言えば、870点を取ったあたりから、徐々に変わってきました。確かに英語が使えるようになってきました。正しい読み書きができ、会話がスピーディーに。伴って、英語の会議への参加の姿勢も変わった。やはりその効果はあったのです。そして、徐々に、上司や周りが見る目が明らかに変わったのです。そこでGenZeeは思いました。

やはり、免許証は持っていた方が断然良い。

先のいくつかの資格の例では、どれも法律やルールでは決まっていませんが、保有していた方が断然、有利です。 小生が過去に取得した資格のケースも含めて考えてみると、資格そのもので仕事ができるようになったわけではないのですが、資格取得には、その労力をかけるだけのメリットが凄くありました。

資格取得のメリット

(1) 系統立てて学べる
資格試験というのは、その分野の専門性があるレベルを超えているかどうかを測るため、よーく練られて作成されています。その試験に合格するための対策を通じて、その分野を基本から系統立てて勉強する、良い機会になります。

(2) 自分に自信が付く
いつまでに、という目標を設定する、逆算して計画を立てる、時間を捻出して勉強をする。そんな過程を経て合格をした場合、相当に自信が付きます。それは、仕事への取り組み姿勢にも現れるものです。

(3) 信用が得られる
資格の難度や公的位置づけが高い資格ほど、周りの見る目が変わります。プロフィールにも記載ができる公的資格であれば、会社にとっても個人にとっても、信用に直接影響してきます。

(4) 共通言語が持てる
同じ資格ホルダー同士で共有の専門用語で会話ができる。難度の高い資格程、座学を学んだもの同志で通じるものがあります。特に上司が苦労して取得した資格を取ったりしたら、その後親密度は増すこと間違いなし。

(5) 得られる仕事が増える
資格によっては、その保有者のみが得られる仕事、というものも分野によってはあります。弁護士や会計士、弁理士などの ”士業” は正にその例です。外資系企業に限らず、TOEICスコアを書類選考での”ふるい”にしているケースも増えました。

GenZeeの各種資格取得のケース

GenZeeの過去の資格取得を振り返ってみると、確かにこれらの5つのメリットが当てはまります。

情報処理技術者
当時ソフト開発会社のエンジニアをしていたが、会社として、クライアントに対して、資格保有者による開発という説明ができ、案件の獲得が増えた。個人的には毎月資格手当が出たことが嬉しかった。

ネットワークスペシャリスト
当時は追加の資格手当目的。希少な資格だったため更に月給が上がった。さらにこの資格取得が自信となり、より難易度の高い資格への挑戦のきっかけになった。

電気通信主任技術者
営業職をしながら数年がかりで取得したところ、技術部門からの信頼度が跳ね上がった。この資格は、通信事業を営む企業には必ず1名保有者が必要、という法律的な制限の対象だった。上記の外資企業で唯一の保有者が退社しており、緊急で採用する必要があった。英語はできないが、この資格を持っていたおかげで合格したようなもの。

オラクルマスター
経験がないにも関わらず、上司から突然、”経営情報システム部”、の部長に任命された。そのため、部下は信用してくれない。ある時、皆でこの資格に挑戦しよう、と提案をした。2ヶ月後、合格したのは、課長とGenZeeだけ。この一件で、チームの信頼を得ることができた。(その後皆さん合格した)

・・・・・

まとめると、

従事する業務に深く関連する資格と取れば、その後のキャリアにとって大きな武器となります。

ところで、

GenZeeはMBA(経営学修士)を持っていません。が、現職の会社の経営チームの一員であり、海外の関係会社の取締役を務めたりもしています。

ということは・・

無免許経営をしているのです!😱

オーマイガー!

でも、荒波のIT業界、免許など関係ない、険しい峠道をレースしているようなもの。なので、この頭では無理、とあきらめて、現場一筋30年、をブランドに、無免許で頑張っていくことにしたのでした。w


以上、ここまでお読み頂き、ありがとうございました。良かったらスキしてみて下さい。GenZeeのマッチョポーズが現れます。 😉

老兵の 『実戦!キャリアアップ ノート』 ”侍編” でした。

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