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【小説】 水疱 #2000字のホラー

#2000字のホラー  隣の席の同僚がパソコンでメールを打ちながら私の方をちらりと見、どうし…

rou kodama
1年前
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【SF短編】地球内蔵コタツ

そろそろ寒くなってきました。 コタツの季節です。 お父さんもお母さんも僕もあたしも、休日…

rou kodama
3年前
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【星新一賞応募作】グローブの羨望

「私たちが今、このような厄災に襲われているのは、神の悪戯でなければ、人類がその太古から密…

rou kodama
3年前
7

無題小説

 本を読むとき、頭のなかに声が聞こえる人間がいるらしい。そんなことは考えたこともなかった…

rou kodama
3年前
7

【掌編小説】傘

 エレベーターホールは人が少なくて、そのせいなのか、さーというかすれたノイズと、熟れすぎ…

rou kodama
3年前
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【掌編小説】空のことば

 彼の村は深い谷の底にあったが、岩がむき出しになった山と山との間を見あげれば、いつだって…

rou kodama
3年前
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【掌編小説】皮むき

 眠りにつくなら、つよい雨の日がいい、とムルーはいった。わたしは、そろそろ新しいピーラーを買ってもらわなくちゃ、とおもいながら、どうして? と聞いた。  それはね、わたしにとっては、天候というのは、つよい雨か、それ以外か、しかないからさ。  そっか、そうだろうなと思いながら、縞模様になったムルーの背中の、縞のひとつに、ピーラーの刃をあてる。そして、適度なちからをかける。  基本的には、野菜やフルーツの皮をむくのと、変わりはない。だけれどムルーは、人間だ。にんじんの皮をむいてい