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プロジェクトを円滑に回すため(マネジメント編)

4月ですね。新しいシーズンとして、心機一転始まることが多い季節です。

何だかんだでIT業界での仕事が10年も続いた私ですが、相も変わらずプロジェクト単位でお仕事をする機会が多いです。

プロジェクトという単位は効き馴染みはあるのですが、なんとも形容しがたい単位だと感じることも多く、推進させる機会も多くなった身としては、いかに円滑に回すべきものかという対象です。

今日はその「いかに円滑に回すか」を実現するために、日々取り組んでいることと、その考えを少し言語化してみようと思います。
(お断りとしては、IT関連のプロジェクトを想定した記載しています)

マネジメントとして

1. 詳細なスケジュール計画やWBSはプロジェクトの規模や取り組む課題で用法を検討する

私個人の場合だと、基本的に数人~MAX6-7人程度までは、やっている作業や進捗・その前後関係を頭に入れられるので、その規模感では柔軟性と速度感にフォーカスすることが多いです。なので、シンプルなタスク管理ツールのみを導入し、スタンドアップで会話する方がお互いにうまく疎通できている印象です。それ以上の規模感や進捗共有の必要性に応じて、詳細さを求めていきます。

2. 会議設定は恐れないけど、アジェンダと事前に資料は必ず

プロジェクトの忙しいときに、ガンガンMTGを入れるのは気が引けるのは誰しも感じることです。ただしそこで気を遣うことは基本NGだと思っており、重要な確認事項があるのにチャットで済ますことはプロジェクト的にも良くないです。とは言え、頻度が多くなると互いも疲弊してしまうので、サクッと15分なのか45分なのかベストな時間と「なぜ話をしたいのか」を明確に伝えられるように準備は行います。もし相手が呼ばれることに必要性を感じていない状態で会議が始まると、その段階で一つの障壁となってしまいます。

3. 迎合するなら、その意図は要所で説明する

プロジェクトというものは、無茶を言われることが多々あります。一番は顧客や依頼者に対して "No" としっかりと言えることは重要です。ただ、プロジェクトやこれからのことを考えたときに「頑張り時」というシーンはどうしても発生します。また関係性から"No" と言えないこともよくあります。その時に、プロジェクトとしてなぜその決断に至ったかを説明することは重要です。特に不満度数の高い人、疲弊度数の高い人にはしっかりとぼかすことなく。その上でさらにフォローを入れる場合もあります。

4.「あなたの動き見てますよ」がメンバーに見られている

 プロジェクトの規模大きくなったり、レイヤーが上位になると徐々にプロジェクトの状況が分からなくなるシーンもあります。そうなった際にメンバーと会話すると、「この人は今の状況を何も分かってない人」というのはハッキリとメンバーに伝わります。ただの「進捗だけを確認する人」に成り下がる前に、確認だけでも「見てるよ」を示すことは重要です。見てくれているから状況が伝えられるわけで、まずい状況になった際にも相談してみようとなるわけです。

5.土壇場では頭と手を存分に使える

プロジェクトで想定外の事象が起きたときに冷静でいられることは重要ですが、さらに率先して頭と手を動かせることは必要です。手を動かすというのはコードを書け!という話ではなく、自分にできることを最大限にかつ高速に発揮することを指します。なのでスケジュールの引き直しでも、アサインのし直しでもいいので、率先して音頭を取ります。その際に頭を使えるのも重要です。なぜ起こったのか、また起こり得る話なのか、その点を高速に見極められるか、できれなければできる人材に早急な依頼を行えるかで見え方も大きく変わります。

6. 意見をはっきり言うことで、空気を読むか読まないかを決める

既に始まっているプロジェクトに携わる機会もあります。その場合、自分がどのようなロールを期待されているかは分かっても、具体的な立場まで掴みきれないことがあります。その際には初動が一番大事だと思っており、とりあえず自分が感じたこと、その上での正論・正攻法をガツっと当ててみます。反応として「わかってるんだけど…」ならば、それを阻害する原因を十分に探りにいきますし、「お前にはそれを望んでない」ならば、信頼を得られるための動きにシフトしていきます。何も分かってないなりに強みを出していきましょう。

7.  レビューは経験値となり、迫力にもなるので数を増やす

これは私もよく足りてないと思うことですが、レビューは圧倒的に経験からできる作業だと考えています。資料にしろコードにしろ、その人が受けてきたレビューが礎となって、その人のレビューとなります。また、レビューは迫力にもや自信にも繋がると思っています。こんなにレビューを受けたのだから絶対に大丈夫!、逆に厳しいレビューをする人から指摘が少なかったから精度が上がっているなど、効果としても良いものだと思います。なので、レビューを受ける人も、する人も実際は時間がかかり大変なのですが、やらないという選択肢はないわけです。

8. 忙しいときこそ関係者にリスペクトと感謝を伝えらえれる

当たり前ですが重要なことで、抜け落ちるシーンもあるのでさいごに。日々のやりとりや依頼、調整など何でもよいのですが、簡単な作業ほど雑に進めてしまうことはあるあるです。その中で、リスペクトと感謝のマインドを落としてしまわないように心がけましょう。忙しいときにこそ、自分ひとりで物事が動かしているわけではないことを思い出し、円滑に進めるために協力してもらっていることを理解できれば良いですね!

一旦はグダグダと書くと長くなるので、ここまでにします。
もし意見交換できそうな内容や興味をもっていただける点があれば下記でもお待ちしています!(採用も検討し始めましたのでその点も是非)

次回はエンジニア視点などで書いて見れればと思います。

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