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#05.ジャガイモ栽培は実験中。

先週から開墾している農地の他に、我が家にはもう一箇所畑がある。

家の裏にあるその畑は、2方向を山に、もう2方向を人家に囲まれて大変陽当たりが悪い。それはそれで適した作物もあるのだが、山が近い為にサルやイノシシなどの獣害が多く、ここで安定した収量を目指すよりも、新しく開墾して畑を作る方が難易度が低いくらいだ。

そんな訳で新しく畑を借りて開墾作業に勤しんでいる訳だが、この裏手の畑にも一つ利点がある。それは「ご近所さんが誰も見に来ないこと」である。

中山間地で広がるウワサのスピードは凄まじい。せっかくの畑を荒れ放題で放置すれば何を言われるか予想も出来ない。

しかし一方で、最近の自然志向の流行で、自然農法や共生農法など、従来の農業とは根本からポリシーの異なる農法が登場している事も事実だと思うし、なんならそちらのやり方にだって興味はある。

なにせそれらは自然の力を生かすことに重点を置き、反して投入される労働力を減らす傾向が多く見られるからだ。同じ野菜を作るにしたって、誰だってラクな方がいいに決まっている。

…ということで、我が家の裏にある畑は、慣行農法とは違う農法で家庭菜園に使えそうな技法を試す「実験農園」と化している。

そんな実験農園に、今はジャガイモが植えてある。農業従事者の大技林こと『現代農業』に載って少し有名になった超浅植え方式なる裏ワザを試すためだ。具体的な方法はネットにもあるので調べてみて欲しい。

ジャガイモの育成で必須だった土寄せを省略し、代わりにビニールマルチで日光を遮断することで省力化を目指す。その上、芋が地表付近にできるため収穫の手間も簡略化されるという一石二鳥の作戦だ。

こちらが現在の実験農園。
使う分だけ耕して畑化するので、今はこれだけだ。


黒いビニールフィルムの下に種イモが並んでいて、そこから出た芽がシートを押し上げている。種イモを植えて約2週間。気温が低いのでやや苦戦している。


チラリ。種イモをほとんど埋めないのも特徴である。置いてあるだけ。ぶっちゃけすげぇ楽でした。芽に陽があたっていないのですごく黄色い。

(シートを抑えるピンが思いっきり映っているのは気付いていなかったから)


カッターでシートに少し切れ目を入れて、芽をシートの上に出した。陽が当たればこれから生育がスタートする予定だ。


このように、実験農園ではウラ技じみた農法を次々と試して行きたい。家から近いので普段使いの野菜もたくさん登場するだろう。セオリーを無視したズボラなタネのばら撒きで…。


#農業 #家庭菜園 #ジャガイモ #超浅植え方 #ウラ技農法

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