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コウモリの時間

『ハレ暦』
ホゼ・アグエイアス博士が提唱した暦には、
各月にシンボルとなる動物があてがわれています。
1番目の月は「コウモリ」

♪どこ、どこ、どこからくるのか、黄金バ~ット
            コウモリだけが知っている♪
子どもの頃、風呂敷をマントにコウモリごっこをしたものです。

実物は、とてもグロテスクなのに
黄金バットにしろ、バットマンにしろ、
正義の味方、ヒーローとして扱われるんですよね。不思議。

昼間は、どこにいるのかわからないのに
夕方になると、突然現れて、頻繁に方向転換しながら
飛び回っています。
その生き物が、どうして、1番目の月にあてがわれるのか。
 
1番目の月は、「目的・ひとつにする・ひきつける」という
キーワードが並ぶ28日間ですが、
決して、ただ一個に決定する、ということではなく、
コウモリの、暗闇でも衝突せず巧みに、自由自在に、飛び回る。
その機能にシンクロする時間に近いのだろうと思います。

あらたまった時間は、混沌として無限の可能性を秘めているとして、
いま、見えるものだけで判断したり、
自分の経験知や既存の価値観だけで目標を定め、
実現にむけて、着々と時間をかさねて突き進む。 というのではなく、
もっともっと、自由な時間編集を手にするための始まりなのだと思います。

そして、コウモリは集まるのが大好き。
おまけに、寄り添えていれば、同じ種類じゃ無くてもいいのもいるし、
体温調節がうまくできない赤ちゃんの子育てを
有利に進めたりもしています。
独りよがりにならず、「仲間」や「集う」なかで
新しい情報や価値を交し合うことも大切なのでしょう。

コウモリは、地球を制覇するほど、あらゆるところに生息する
哺乳類ですが、その種類も多く、まだまだ謎のままのことも多くて
大発見の余地がいっぱいです。
そんな「希望」や「期待」も象徴の一片かもしれません。
 
暦は、2番目の月に入っていますが、
時間は、決してキッチリと区切られてはいかず、
脈々とつながり、かさね、かさねで進むものです。
地下水脈のように、こうもり時間が流れ続けていますから
引き続き、
コウモリの要素、機能、属性をあつめたり
らしさを意識して、シンクロ時間を楽しみましょう。

こちらも、どうぞ。
https://rpfujitasayuri.wixsite.com/haregoyomi/post/蝙蝠らしさ

『ハレ暦2024』2023年7月26日はじまり ぜひ、お手元に。
https://rpfujitasayuri.wixsite.com/haregoyomi/%E6%A6%82%E8%A6%81

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