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「観光」の未来形~テクノロジーの進化を取り入れて価値創造

最近、お知り合いになった山古志の方々の影響で、改めて、観光について考えてみた。アイデア出しをXでやってみて、私に限っては、言いたいことはこの辺だな、というところを書きます。

「観光」は変わらないとダメだと、コロナになった瞬間から強く思っていた。コロナで観光をする人は消えた。産業自体が消滅してもおかしくない状況だった。
私は不適切極まりないので、コロナ禍に平気で出張をして、(求められたらするけど)基本はマスクもせずに、何も変わらない生活を続けていたので、出張も可能な限りしていた(しないとならない、オンラインでは代替不可能なミッションを業務上、課していたから)。福岡羽田間の飛行機が私しか乗ってないこともあった。空港はほぼ無人。これじゃ旅行・観光に関する業界はほぼ倒産するなって思ってた。だから、#VR旅行 も大手旅行会社や交通機関には提案もした。
でも、観光業界に属する大手企業は潰れずに、コロナが明けるまで持ちこたえた。そして、コロナが明けて、インバウンド需要も復活して、今まで通りの観光業が再開した。チャンチャン。

おかえり、大混雑!

乗客がゼロの交通機関、旅行者ゼロの旅行会社、なんで潰れなかったの?って話は3時間ぐらい掛かっちゃうので(会社員アカウントのここでは)割愛しますが、結果は何も変わらずにコロナ前に戻りました。2024年3月の今、コロナ前の状況にかなり戻ったとあちこちで報じられています。チャンチャン。

その間に、世界のテクノロジーは当然、進化を続けていました。それもかなりの激しい勢いで。そんな流れの中で注目すべき、と思ったのが、上記の山古志デジタル村民を始めとする、新しい「観光」の捉え方でした。
観光業界に、私が【どこでもドア】活用を提案した際に、よく聞かれた意見に「観光とは足を運んでもらって、地元にお金を落としてもらうこと」という意見がありました。(言われなくてもわかっとるっちゅうねん)と思ったことは数え切れません。。ここで考えるべきは、お金の落とし方であったり、お金を落としてもらうためのステップが、今までと同じでは、もう同じ効果は見込めないよ、ということです。

私が思うこれからの「観光」は、広く、その地域に興味を持ってもらい、何かしらの関係を構築してもらうこと、です。そこには、従来型の「交通機関で移動をして、現地に足を運んで、宿泊して、お土産を買って」というアクションも当然含まれます。が、それだけでは無くなったし、もはやそれ以外の部分が重要になっている、という意味です。

福岡市

例えば、私は東京の下町生まれで東京で40年以上過ごしてきましたが、今、福岡市に移住しています。福岡と言えば日本有数の観光都市でもありますが、仕事で出張に来る方も多いですよね。何かしらのきっかけで興味を持ち、足を運び、印象を深める。次もまた何かしらの理由で接触する。旅行きっかけからビジネスへ。出張きっかけから移住へ。旅行きっかけから旅行を重ねて、移住へ。人それぞれのライフスタイルにおいて、無限大に接触を重ねて、印象を強めて、アクションを重ねるってことが起こっています。それをトータルで「観光」と呼ぶのがしっくり来るな、という考えを今は持ってます。ググったり、YOUTUBEで動画見たり、chatGPTと会話したり、そんなアクションは全て、何かしらの理由や動機があります。そのような動機において、「地域」に関する動機を広く育てて、最終的な様々なアクションへ導くのが観光業の新しいスタイルではないかなと。

【どこでもドア】でのハノイ

そんな、観光業の進化系を考えた際に、【どこでもドア】は当たり前のツール、単なるツールとして、誰もが活用するってストーリーが望ましいなと思って、上述の通り、関係各社に提案してきた次第でした。(そこに至るには、デバイスの普及問題が大きく大きく影響するのですが、それは別の機会に)

地域の活性化は、本来的には自治体が主導して行なうべきですが、現実的には民間の力でどうとでもなる、役所は後方支援に徹してほしいとも思っています(傍観ではなくて支援、しかも積極的にね^^)。その場所に住まいを構えて住むだけではない、お金と時間を掛けて旅行に行くだけではない、あらゆるコンタクトを有機的に連携させて、地域と人との関係性が積み重なるような、そんな枠組みを観光業が担うべきではないかな~

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