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会社に頼らない「個」の強さを

今回はManaging Directorの小松さんにインタビューをしました。
ITに関する業務に携わり20年超、大手外資コンサル歴約17年。
そんな小松さんが会社やメンバーへ思う事、今後の野望などをざっくばらんにお話しいただきました。是非、ご一読ください!

記事のインタビュアー:リグリットパートナーズ採用担当柴﨑



1.入社までの道のり

小松 典(Managing Director)
大学卒業後、独立系SIerへ入社。SE職として「要件定義~設計、開発、テスト」と一連の流れを経験後、大手外資系コンサルティングファームに転職。約17年間 、数多くの基幹システム刷新などの開発案件、IT診断からのIT組織構造変革プロジェクトなど施策テーマごとの支援や、ITロードマップ策定に向けた支援など、Technologyコンサルタント寄りのプロジェクトを複数経験。2023年9月リグリットパートナーズへ参画。

【今回の転職に踏み切るまで】

-1回目の転職でコンサルを選んだ理由は?

会社で経験できる開発のフェーズを全て経験させてもらったので、「より上流を経験したい」と思いコンサルを志望しました。

1社目は一次受け、二次受けを受託する開発会社で、多くはコンサルや大手SIerがプランニングをしたものを受けるという構図でした。その点に対し自分の中で悔しさがあり、変えたいという気持ちもありましたね。


-コンサルへ転身した際はどんな気持ちでしたか

1社目とは常識やスピードの面で大きな違いがあり戸惑いました。
当時は鬼のように働き、コンサルの恐ろしさを肌で感じて過ごしましたね。

それでも怖いもの見たさで続けていく中で、新しいことを次々とやらせてもらいました。その点は飽き性の自分に合っていたようで気付くと3年。もっと色んなことを知りたいな、と歩み続けて今に至ります。


-RPへの転職を考えたきっかけを教えてください

前職のことは大好きで、実は辞める気は一切ありませんでした
ただ自分の市場価値をチェックするために、転職エージェントの方とは定期的に接点を取るようにしていました。
信頼できる担当者の方だったので、いくつか話だけでも聞いてみないか、と4社ほどご紹介いただいた中に当社がありました。


-転職意欲が低い中で、選考に進まれた理由は?

代表山木の想いの強さですね。
面談をした会社の中で、業界に対しての想いが最も強く感じられ、会社のビジョンも明確でした。前職で課題に感じていたことなど自分の考えと合致する部分が多く、もう少し話を聞いてみようと思いました。


-最終的な決め手は何でしょうか

たった一度きりの人生、また時間も有限な中で、新しい経験ができそうで面白そうだな、と思えたことです。私には娘が2人おり格好良いお父さんを目指しているので、 IPOをするという今までやったことのないことに挑戦するのもありかなと。

そして、自分が今まで経験したことを会社に還元できるなら、と決心しました。経営に携わることができ、また現場も見続けられるのは魅力的でした。


2.入社してから

【会社が、個が、強くなるための力添え】

-小松さんの現在の役割について教えてください

会社としてのクオリティが担保できるよう、いくつか動いています。
一つがプロジェクトの品質管理です。具体的には、プロジェクト開始前の提案内容やアサインメント体制などの品質チェック、プロジェクト開始後のデリバリ状況チェック・管理を行っています。

他には社内に不足しているスキル教育をすること。
また皆と一緒に汗水流してデリバリーもすることも自身の役割だと考えています。


-社内のスキル教育について具体的に教えてください

例えばマネージャー基礎研修や、SEからコンサルに転身した人向けの研修や、新卒向けIT研修などの研修の企画や講師をしています。

マネージャー基礎研修については、マネージャーの心構え・ビジョンを教えるものです。前職ではマネージャーになると決まった研修を受ける仕組みがあったが、当社ではなかったので企画しました。

SEからコンサルに転身した人向けの研修は、冒頭でも触れた自分の経験から、同じ境遇の方へのマインドセット法や仕事術などをお伝えするものです。新卒向けIT研修もこの4月より動き出しています。

各々がやりたいと思う事を止める会社ではないので、諸々相談はしつつ自由にやらせてもらっています(笑)。


-大手コンサル出身者による研修やナレッジ共有が拡充されていっているのですね

知らないものは教えてあげる存在がいないと知らないままです。その存在が自分やコンサル経験者ができることだと思っています。
今まで会社に足りていなかったものを埋めている感じで、皆ができることを各々が最大限しようとしていますね。

現時点では、ナレッジ・経験の量に関していえば、大手と比較するとまだ少ないかもしれない。最初はその部分が基礎スキルやスピード感に影響するものなので、若手の中には大手と比較してしまう人もいるかと思います。

ただ、個人単体がコンサルとして成長していくか強くなるかは大手、ベンチャー云々は本来関係ないと思うんです。コンサルになっただけで満足してしまう人も多いですが、本来はなった後が大事なんですよね。


-真のコンサルとして「個」が強くなるための基礎を身に付ける研修なんですね

そうですね。手の入れ所はまだまだ多くありますが(笑)。
これは当会社が大きくなるにあたり、また上場後も見据えて必ず踏む、また踏まなければいけないフェーズでもあります。


-会社規模の話が出てきましたが、前職との違いで感じる事は?

「動きやすさ」が違います。
前職は大手外資系だったこともあり、グローバルの縛りや縦横の組織化がされていました。また一定の役職に上がると、席がパーテーションで仕切られるので、メンバーからは話しかけにくいであろう環境もありました。

それに比べ、経営層との距離が非常に近いため意思疎通がしやすいこと、また縦横関係なく自由に動けることはありがたい環境だと思います。営業の面でも組織ごとではなくお客様ベースで都度必要な人と動くので、そのあたりの協同の仕方も違いますね。お客様のご要望に沿って融通を利かせやすいです。

また規模が小さすぎると何でもかんでもやらないとならないけど、いまは少しずつ改善しているフェーズで、やるべきことを考えてフォーカスできる環境です。

【自身の経験から伝えられること】

-現在IT関連のプロジェクトも増えていますね

そうですね。大手出身のITに強みのあるメンバーも多く入社し、それに伴い有難いことにIT関連の案件の引き合いが増えてきています。
一緒に戦う仲間を増やそうと、現在社内での人材育成や採用を頑張っている最中です。


-小松さんの1回目の転職と同じくSEからコンサルを検討されている方も多いと思います。実施されている研修にも紐付く内容かと思いますが、転身のハードルを簡単に教えてください

持つべきマインドやスキルセットが違うこと、またそれを自身に落とし込むことが大切ですね。
SE時代は決められたものを要求通りにスケジュールを敷いていく階段型のアプローチでしたが、コンサルはふわっとした課題を解決していくので、落ち着かない日々が続く。文化が全く違うんです。

また、SEだとエクセルやワードを使うことが多いですが、コンサルでは急にパワポを使う機会が多くなるためドキュメント力も圧倒的に変わります。
それらの違いにいかに早く気付けるか、そしてついていけるか、が大事です。


-乗り越えるまでの近道はありますか

素敵な上司を見つけて盗むことかな。
転職してすぐにコンサルになろうとするから失敗するんです。全く違う世界に来てすぐにコンサルになれるわけがないことを認識し、実力を理解する。
とにかく先輩の動き方を目で盗み、パワポについてもテンプレートをもらって都度修正していくとか、地道な努力しかないです。

コンサルに転職=コンサルタントになれたという訳ではないんです。その気持ちも分かるんですが、肩の力の入れ方を間違ってはいけないなと思いますね。


-逆に面白さは?

何年やっててもプロジェクトごとに新たな気付きや学びがあることですかね。
お客様それぞれに違う課題があり、これをやって終わりという世界ではないため、永遠のRPGであるコンサルというソフトを買ってしまった感じですね。

有難いことに毎度プロジェクトで反省や気付きがあるので、それを活かしてまた次、また次と続いていく。まさに抜けられない沼、という感じです(笑)。


3.今後のキャリア像

【必ずどこかでCIOを】

-小松さんの今後の野望を聞かせてください

小さくてもいいので、どこぞの会社のCIOは必ず人生のどこかでやると決めています。
弊社はコンサルティングファームではありますがCxOファームでもあるので、社内にいながらCxOとして活躍できるようなパスも諸々仕込み中です。なので、近い将来リグリットでCIOの経験ができる可能性もありますね。

長年コンサルをし、多くのCIOさんを見てきたので、自身の集大成としてもやってみたいと思っています。


-小松さんがCIOになってもコンサルは活用されますか?

絶対に使うと思います。どの企業でもトップは孤独で、外部の力や知見をもらい最適な判断をしていくことが必要と考えます。

最近は内製化というワードもよく聞きますが、自社の企業を客観視することはとても大事だと思っています。すべて社内の人間だと、比較ができず過大評価をしてしまうので。

今までコンサルをしてきましたが、経営者の方は自社の課題などをはっきり言ってくれる人を望んでいるんですよね。
私自身もお客様が違うときは違うという話をしてきました。
そのやり取りの中で、会社単位ではなく、一人の人間としてお付き合いしてくれるようになるんです。


-まさに会社によらない「個」の強さですね

そうなんです。コンサルタントは最終的に会社ではなく、個人ですね。
個人で認められれば、どこにいても活躍できると思いますし、弊社のメンバーが全員そういう人になれればいいな、と思っています。


-リグリットの中で実現したいことは?

直近の目標としては、会社の力をしっかりつけてIPOを実現したいと思っています。
IPOはした後も大事なので、その点も見据えていまできる最大限のことをしていきたい。


4.こんな方に是非来てほしい

-どんな方がリグリットに合うと思いますか

IT文脈では、システム開発を上流~下流まで一通りやり切って次のステップを検討されている方や、コンサルタントとして今までやってきたことを活かしつつ、新しい何かを求めている方には合うと思います。

マインド面では、失敗することを恐れず、戦い続けられる人です。そういう人は必ず成長すると思いますし、ぜひその手助けがしたいですね。



小松さん、ありがとうございました。

・SEから新たにステップを踏まれたい方
・コンサルとしての経験を会社に還元したい方
・真の「個」の成長を求められている方

ぜひ、ご応募お待ちしております!


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