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「さぁ、ビジネスの話をしよう」|超ハイスペのロジカル男を落とす方法

見た目もハンサムで経済力もあり、女性の扱いにも慣れている。

誰もが一度くらいは、そんな王子様みたいな男性と出会ったことがあるのではないでしょうか。

しかし......

そんな男性とロマンチックな恋に落ちるなんて展開は、現実では難しいですよね。

そして大抵、モテ強者の男性は一癖も二癖もある場合が多い。エリートで仕事もデキる男性となると、女性を見る目もシビア、また弁も立つので渡り合うのも一苦労......。

いわゆる“拗らせた”男性も多いでしょう。

そんな男性に苦い思いを抱いた経験のある女性も少なくないと思います。

では、その種の男性と心を交わす方法はあるのでしょうか......?

その一例として、今回は言わずと知れた名作映画『プリティ・ウーマン』を参考にしてみましょう。

【恋に効く】ダブルアールおすすめ作品Vol.3

プリティ・ウーマン|1990年公開

皆さんご存知、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツ主演の名作。

ウォール街の実業家・エドワードと娼婦のヴィヴィアンがひょんなことから出会い二人は3,000ドルで1週間限定のパートナー契約を結びます。そして、割り切った関係のはずが次第にお互い惹かれ合っていく……というお話。

とにかくスマートでカッコいいエドワードにはキュンキュンさせられ、そして何より、ビバリーヒルズという世界有数の超高級ブティック街で日々洗練されていくヴィヴィアンの変化には、女なら誰しも憧れを持つでしょう。ただただ眼福でもあります。

現代版シンデレラストーリーの元祖とも言えるこのストーリーですが、しかし、一概に「所詮、映画の夢物語でしょ?」と片付けてしまうのは少々もったいない。

そこで、エドワードの心がどのように動いていったのか考えてみましょう。

「ビジネス」から入る

エドワードのようなスーパーエリートの男性は、当然ながらモテモテ。

次から次へと女性が寄ってくるし、その中には彼の肩書や財産目当ての女性も多い。そんな環境下で女性を見る目が歪んでしまったり、「女って面倒だ」「彼女もいらないし結婚願望もない」となってしまうのは当然と言えば当然です。

女性に困らない男性は、一人の女性にコミットして労力や時間を使うメリットがないのです。

そこで打開策となるのが、「ビジネスモード」

映画の中でエドワードは「ビジネスの話をしよう」と切り出し、ヴィヴィアンは3,000ドルで1週間限定のパートナーとなることを引き受けます。

この「割り切った関係」によって、エドワードはむしろ女性への警戒心や猜疑心が緩まるんですね。

しかし重要なのは、ここからです。

「バリュー」を出す

ヴィヴィアンはただのラッキーでこの3,000ドルの契約を獲得し、またエドワードを本気にさせた訳ではありません。

彼女は出会った当初から、車の道案内や一晩300ドルの関係に対し、すべてエドワードを満足させるお値段以上のバリューを出しているんです。

たとえ娼婦であっても、ヴィヴィアンは自分の仕事に対し真摯な姿勢を貫き、エドワードの依頼に応えるべく努力や気配りを欠かさない。

そんな彼女の生真面目さ、いじらしさをエドワードは評価し、少しずつ心を動かされたのではないでしょうか。

大事なことなのでもう一度繰り返します。

彼の財産や肩書き目当ての女性、つまりメリットを求める女性が多い中、たとえ割り切った関係であっても、ヴィヴィアンは彼にメリットを与えたのです。

数年前に流行ったTBSのドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』も思い出してみてください。

あのドラマも「契約結婚」がテーマで、「雇用主=夫」「従業員=妻」 の関係から始まり、その仕事ぶりによって信頼を得ていきました。

そう。仕事がデキる男性こそ、この「バリューを出す」女性に心を許すパターンが非常に多いです。

男女の恋愛市場に於いて、美人も家事スキルが高い女性もたくさんいます。

その中で、いかに男性に刺さるバリューを出せるか。

恋愛がうまく行かないときは、こんな視点で関係を振り返ってみるのもオススメです。

参考:プリティー・ウーマン

文 山本理沙 / 編集 安本由佳)  

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