1年次フィールドワーク-淡路3日目

はじめに

12月2日(土)、「フィールドワーク基礎技術演習」の淡路3日目でした!


淡路フィールドのテーマは、

「持続的な竹資源の活用・竹林整備の方法」🌱

今回は、竹チップ工場の見学やインタビュー、振り返りのワークショップなどを行いました

授業内容

まず、杉本林業さんの竹チップ工場を見学させていただきました。

杉本林業さん

杉本林業さんは竹を資源として活用するため、伐採した竹を粉砕し竹チップなどに加工されています。そして、それらは家畜の肥料や飼料、堆肥、燃料化などにして利用されています。

工場見学の様子

製造した竹チップは洲本の温浴施設で利用されており(現在はボイラー故障のため停止中)、今後淡路市でもボイラーの導入が検討されています。

燃料化には労力やコストなどの課題もありますが、強い生命力をもつ再生可能な天然資源である竹の需要が増えれば、竹の消費量が増え、竹林問題の解決が進むと期待されています。

工場見学の後は、続けてインタビューを行いました。
竹チップの製造および利活用について詳しく教えていただきました。

インタビューの様子


続いて午後は淡路市役所へ移動し、淡路市における様々な取組についてご担当者の方からお話を伺いました。

まず、兵庫県淡路県民局の交流渦潮室交流渦潮課の方から、「あわじ環境未来島構想」についてお聞きしました。
「あわじ環境未来島構想」には、「エネルギーの持続」・「農と食の持続」・「暮らしの持続」の三本柱があり、そのうち竹の有効活用は「エネルギーの持続」にあたります。

次に、淡路市企画情報部まちづくり政策課の方から、淡路市のゼロカーボンシティ×ローカルSDGsに向けた取組みについてお聞きしました。

淡路市の概要や企業誘致による地方創生、移住定住施策など淡路市の取組みについて詳しく教えていただきました。


その後、今日1日および淡路1日目と2日目の振り返りワークショップを行いました。
フィールドワークの3日間で学んだことをそれぞれグループで共有し、持続的な竹資源の活用および竹林整備の方法に関する課題やアイディアを話し合いました。

グループワークの様子

最後に、学生1人1つずつ今考えている地域の方への提案についてのアイディアを発表し、そのアイディアを考える中で疑問に思った点などを緑環境景観マネジメント研究科の藤原先生にお聞きしました。

藤原先生との質疑応答では、竹を使用するメリットとデメリット、竹を食用や遊具として利用する際の課題など、様々な視点からの質問が出ました。

質疑応答の様子
質疑応答の様子

おわりに

3日間のフィールドワークを通して、竹林整備における課題や竹の活用方法などの知識を深めることができましたね。

この 3日間で得た知識と体験をもとに、次回からは地域の方への提案を考えていきます

この淡路のフィールドワークに参加した1年生の皆さんは、協力して竹の伐採を行ったり、真剣にインタビューを行ったりと、どの作業においても熱心に取り組んでいた姿が印象的でした!
皆さんの提案を楽しみにしていますね♪

(TA 4年 中筋)

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