今の仕事から今後の職業を考える

諸事情により働く時間を短くしたいと思い、今の機械設計の仕事から転職を考えています。
できれば在宅で好きな時間に働きたいです。
転職先を検討するために、今までやってきた機械設計の仕事を書き出したいと思います。
身バレが怖いのでところどころフェイクを入れます。
今後も役立ちそうなスキルをまとめていきたいと思います。

私の会社では担当部分を仕様決定から出荷まで面倒見るという感じです。
スタンダードな機械に特注部分を追加していくという仕事が基本です。


作業の振り分け

定期的に部署内で集まり、誰がどの部分を担当するかを決めていきます。
具体的には

  • 誰がどの作業をやっているかの確認

  • 後ろにはどのくらいの作業数が控えているのかの把握

  • 進捗が滞っている場合、原因調査・解決

  • どの作業を誰にいつ担当してもらうかの決定

  • 新人が初めて担当する作業には教育係を選定

などなど部署全体のスケジュールをうまくまわすために奔走していました。この作業は個人の能力(どのくらいの仕事をどのくらいの時間でできるか)を把握できますし、以前にも似たような作業があればそれを参考に速く進めることができたりとてもためになりました。

仕様確認

担当部分が決まったら仕様を確認し、作業を細分化していきます。

  1. 仕様書の確認

  2. 作業内容の洗い出し(◯箇所特注部分があり、設計が必要など)

  3. 作業手順の決定

  4. 過去の作業で参考にできるものはないか、頼れる人は誰かの確認

仕様確認の段階で不明点は問い合わせておきます。
最初にやっておくことで返信に時間がかかった場合でも作業を進めながら待つことができるからです。

作業内容については作業全体を把握して作業時間を予想しておきます。
これができないと次の仕事をいつ担当させられるのか上司がわからないためです。
子育て中のため作業時間は予想時間+1~2日で上司には伝えるようにしています。
子育て中でなくても急な問い合わせや会議で時間を持っていかれることがあるので始めから時間がかかると伝えておくのは大切だと思います。

言っていた時間で終わらないと印象は悪いですが、早くできれば評価が上がると思うからです。

作業手順については他の部分が終わらないと着手できない箇所(機械全体を覆うカバーなど)があるのでどの順番で進めていくのかが重要です。
またタスクをリスト化しておくことで1つの作業が終わったら次の作業にスムーズに取り掛かれますし、残り時間も大体予想できるようになります。

自分の中では全体を通して一番重要な作業かもしれません。
ここでしくじると作業時間が何倍にもなり、後々苦しみます。

部品リストの作成

スタンダードな機械に特注部分を加えるという作業が多いので、まっさらなところから部品リストを作るということはほぼありません。
仕様確認で洗い出した手順を部品リストに落とし込んでいきます。

私は前時代的かもしれませんが、紙ベースで変更の可能性がある部分に付箋を付けていきます。
いろいろやりましたがこれが私は一番やりやすかったです。
作業が終わり、付箋がなくなっていくのが快感です。

  • パッと見てあとどのくらい作業が残っているのかがわかる

  • 付箋に変更内容を書いておくことで1作業から数か所まとめてリストを直すことができる

  • 抜けが少ない

  • 子供の急病などで引き継ぎが必要になった場合もそのリストを渡せば電話でなんとかなる

というメリットもあり多分この方法を続けていくと思います。

設計

特注部分を設計していきます。
好みによると思いますが、順番に差がない場合、私は気が向いたものから進めていきます。
難易度やボリュームはあまり関係ありません。
前日夜泣き対応などであまり寝れていない日は簡単な箇所からやろう
今日は頭が冴えているから難易度の高い部分を進めよう
休憩まであと1時間だからこの作業を終わらせてしまおう
など様々です。

モチベーションを上げてなるべく手を止めないことを意識しています。
大きい作業を進めていても午後の眠い時間に辛くなってきたら、簡単な作業をはさむこともあります。
途中で他の作業に移った場合は「次はここから始める」と具体的なメモを残して離れることにしています。
そうすると戻った時になにやってたっけ?ということがなくなります。

部品発注

設計が終わったら発注はリストを提出し、別部門にお願いします。
別部門にお願いする時には

  • 新しい部品を使う場合は購入先など資料と一緒に提出する

  • 図面で気をつけてもらうことがある場合図面を見ながら直接話す

  • 問い合わせには真摯に対応する

ということを意識しています。
困ったときには急いで部品を手配してもらうこともあるので、日頃のやりとりは大切にしています。
後から問い合わせられることが少ない方が設計時間を確保できるので、なるべくスムーズに手配ができるよう心がけています。

機械製作

手配した部品から製作部門が機械を製作していきます。

  • 特注部分の構造説明・製作時の注意

  • 進捗状況の確認

  • 製作間違いの確認

  • 構造が仕様を達成できているかの確認

を主にします。
他の作業を進めながらなのでなかなか大変ですが、改善点を見つけたり、教わったりできるのでここも真摯に対応していきます。

機械出荷・アフターフォロー

機械の出荷後に客先から問い合わせがくることもあります。
追加で部品を発注したり、改善要望が出たりすることもありますがこれにも対応します。

まとめ

今後の職業に役立ちそうなこととしては

  • スケジュール管理能力

  • 抜けのない仕事の進め方

  • タスク管理能力

  • モチベーションを保つ術

  • 各部門との円滑なコミュニケーション

かと思います。
また一日のスケジュールはざっくり決めています。

始業~30分       メールチェック、タスク確認
~お昼休憩       難易度・ボリューム大きめの作業
            (頭が働かない時は無理しない)
~終業30分前      軽めの作業、製作状況確認
~終業         帰宅準備・明日のスケジュール確認

午前中は比較的頭が冴えているのでなるべく難しいものを倒していきます。
午後は眠くなることが多いので、軽めの作業や人とコミュニケーションを取る時間に使っています。
ワーママあるあるだと思いますが、保育園のお迎えのため終業と共にダッシュで帰宅しています。
そのため終業30分前には設計はやめて、帰宅準備や明日のスケジュール確認、その日の作業で出た疑問を各所に問い合わせるなどしています。

この終業30分前に実質仕事をやめるというのはかなり効果的です。
帰る直前にばたばたしたりすることもありませんし、気持ちに余裕を持って仕事を終わらせることができます。
作業時間が短くなっても集中力が高まるため、トータルの設計時間はやる前より短くなりました。

ここまで書いてきましたが、転職したい業界などはまだ決まっていません。
この経験が活かせて、好きな時間に仕事ができる職業が思い浮かばないのです。
機械系にこだわらず、他の業界でもいいと思っています。
もし良い転職案があれば教えてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?