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京都大学11月祭レポートvol.5【個人的趣味編】

大学時代のサークル活動、それは黒歴史

20年以上も前の話になる。
当時の私はバリバリの女子大生で、合コン、そしてサークル活動をエンジョイしていた。
縁があり、東京大学のバスケサークルに入ることに。(女子は東大でなくてもOKだった)
そこで、爽やかにバスケを楽しんだかというと、まったくそんな記憶はない。

新緑が香る5月。
「五月祭」という、東大本郷キャンパスで行われた学園祭。
所属サークルの模擬店で市販のコロッケを売りまくり、気分が良くなった暁に、飲んだくれメンバーと円陣を組み、お酒を回し飲み。
回ってきたお酒は、なんとびっくり、度数12度。
チューハイだと思ってがぶ飲みし、案の定悪酔い。
その辺の排水溝で、マーライオンと化す大失態しか思い出がない。

あの頃、真面目に旦那探しをしておくべきだったのだ。
12度のリンゴリキュールで「ウェーイ」と酔っぱらっている場合ではなかった。

要は、健全なサークル活動を経験してこなかった自分の人生を大変後悔しており、少しでもサークル活動自体を楽しむ記憶を、自身の黒歴史に上書きしたかった。
大変お恥ずかしいが、今回、京都大学11月祭を何よりも楽しみにしていた最後の理由は、「自身の青春の上書き」である。

AI、ゲームと、当研究会関連のサークルを回ったあと、個人的に楽しみにしていたサークルにお邪魔してみることにした。

ここからは超個人的な趣味の領域であるが、お付き合いいただけると幸いである。

京大ねこサークルCat-Ch

「総人広場」と呼ばれる、吉田南構内の屋外で目当てのサークルはあった。
京大ねこサークルCat-Ch」。
大学構内で暮らす、地域ねこならぬ「大学ねこ」のお世話をしているサークルである。

なんと、「大学ねこ総選挙」の真っただ中だった。

京都のゆったりとした風土からか、ねこさんたちの表情も穏やかに感じる。
我が家の近所でも、野良ねこをよく見かける。
しかし、人間の気配を感じると「シャー」と全力で威嚇し、ぴゅーっと逃げてしまう。
渋谷という都会育ちは、どうも余裕がなくていけない。

どのねこさんも美人揃いだったが、私が投票したのはこちらのねこさん。

しんでれらちゃん。
グレーの毛並みに魅せられてしまった。
好きな猫種の中に「ロシアンブルー」があり、グレーのねこ自体が好みだったからだ。

構内のどこかに生息しているとのことだが、今回実物のしんでれらちゃんにはお目にかかれなかった。
次回、京大に足を運ぶ機会があれば、是非とも巡り合いたいものである。

会誌をいただき、帰宅後ゆっくりと拝読した。

動物との暮らしは、人生に変化をもたらす。
言葉は通じずとも、彼らの「情」が伝わってくる瞬間がある。
どんなに世の中に否定されようとも、「君のそばにいてあげるよ」と言わんばかりに、そっと傍らに寄り添ってくれる生き物たち。
彼らが虹の橋を渡ってしまったあとも、「また会いたい」と思ってしまう、不思議な魅力。
忘れることのない、ぬくもり。

様々なメンバーの、様々なねこへの思いがつづられており、やはり動物との暮らしは感情を豊かにしてくれるなと、心がじんと温まる感じがした。

こちらのサークルではグッズ販売も行っている。
目移りしてしまうほどかわいらしいグッズが揃っているので、是非アクセスを。

また、大学ねこさんのエサ代、治療代の寄付も募られているので、少しでも力になりたいと思われた方は、コンタクトを取ってみてはいかがだろうか。

京大レゴ同好会

レゴの威厳は、「東京ゲームショウ2023」でも体感済み。
「ファイナルファンタジー」のレゴは、SNSで話題になった。
(参照:東京ゲームショウ2023レポートvol.1【概要編】

京大レゴ同好会」の展示は、奥まった教室で行われていた。

見事な力作がずらりと並ぶ。

作品作りでは、3Dで設計する工程から取り組んでいるという。
こういった緻密さが、ダイナミックな作風を生み出す大きなポイントになっているのであろう。

そして、こちらの戦艦がすごかった。

機銃部分を遠隔で操作でき、左右に動かせるのだ。
感動しすぎて、動画で撮影しそびれ、反省。
ここまで精巧なものを作り上げてしまう京大生が空恐ろしい。

そうだ、また京都に行こう

とことん「京都大学11月祭」を楽しみ、充実感で満たされた弾丸旅であった。

帰りに「祇園」に立ち寄り、趣深い街並みをゆったり歩いた。

前回はゆっくり街を観光する時間もなく、とんぼ返りだったので、今回は少し鴨川のあたりも歩いてみた。

鴨川付近の空き地で、ねこさんを見かけた。
しんでれらちゃんは、ご飯タイムだろうか?

やはり「百聞は一見に如かず」。
今後も様々な現場に直接足を運び、自分の目で色々学んでいきたいと感じた。

終わり

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