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【ブログ】CDポップ探しの旅

こんにちは。クロシオです。

CDのポップってあるじゃないですか。

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良いよね〜。

CD屋に行ったときに必ず目にするこれらのポップ。興味のないアーティストでも、そのポップを見て興味を惹かれたり、紙と文字の奥に宿る店員の熱意が感じられたり。飾るスペースも限られているため、言葉選びも洗練されているものが多い気がします。

そのため、色々なポップを見て学ぶことで、文字での表現方法の幅を広げる事が出来るのではないでしょうか。

私もブログを書き始めて丁度1年。もう少し言葉による表現力を上げていきたかった所です。ちょっと勉強してみよう。

という訳で今回は、CDのポップ巡りの回です!!!


…と、いつものように調べてみたのですが、CDのポップ、あまりに多種多様過ぎて、1記事では纏め切れなくなりました。


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そのため、今回のテーマは2部構成になります。

この記事では色んな店舗のCDポップをザックリ紹介するよ!

ではどうぞ。


1. TSUTAYA 新橋店

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まずはTSUTAYA 新橋店にやってきました。

ガッツリ看板には「BOOK&CAFE」とありますが、CDのレンタルや販売も行っています。

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1階は書店とカフェ。B1FにCD売り場があるとの事。都内ではスターバックスと一体型になっているところも多いですね。

とりあえず、CDコーナーに行きましょう。

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ドン。

おぉ〜、なんというか、普通だ。

TSUTAYA新橋店では、ストレートに売れ筋ランキングのコーナーを設けているようですね。

V6や倉木麻衣、有名なアーティストの最近出た新譜が並んでいます。

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1人のアーティストの紹介と共に、おすすめ関連アーティストの紹介。

こうやって色んなアーティストを連鎖的に紹介しているんですね。

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ロングセラーのコーナー

「あぁ〜そうだこれ欲しかったんだよな〜」というCD、確かに偶にある。そういう需要を狙っているみたい。

…なるほど〜。

参考資料として改めて見てみると、一見普通でも、戦略が見えて結構面白い。

しかし、こう、心に響く感じにならないのは何故だろう。古臭い言葉になるけど、手作り感からくる「味」が薄いからとか?

何にせよまだ1店舗目ですし、他と比べたら分かるかもしれません。

次はもう少し大きい所に行ってみましょう。


ーーー

2.タワーレコード 秋葉原店

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続いてはタワーレコード秋葉原店

TSUTAYA新橋店と異なり、完全なCDショップ。もう既に入り口からなにわ男子への愛が感じられますね。これは期待できそうだ。

では入店。

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まず目に入ったのが、NIZIUの大きなポップ。

あぁ~!そうそうこれこれ!!「見てくれ~!買ってくれ~!」という熱意。これを求めていたのよ。

大きなポスターや映像に負けない力がありますね。 

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スキマスイッチオーイシマサヨシ氏。

ご本人が直接書いたポップが付いています。ファンからしたらメチャクチャ嬉しいし、SNS何かに載っていたら店頭まで見に行きたくなりますね。

自分で作る参考にはならないけれど、これは集客力が強い手段だ。


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ネットアイドルのコーナー。

「5周年おめでとう」の文字だけでも、知らない身からすると、「へぇ~、5年も売れてるアイドルかあ」と一目で『良さそう感』が伝わる。

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CDって初回盤だの特別版だの、何がどう違うか分かりにくい。故に、「初回盤はDVD付」の一言もメチャクチャ助かるなあ。

良いぞ良いぞ。

どういう狙いでそのポップを書いたか、その方向性は様々。帰ったら纏めて分析してみよう。


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でっっっっか。なんじゃこりゃ。

NCT127という韓流アイドルらしい。うおー圧倒的。

タワレコ秋葉原店、秋葉原という街のイメージから地下アイドルやアニソンの印象が強かったのですが、韓流アイドルのポップに非常に熱意を感じます。

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大きなポップが並ぶ中、小さいポップは目立たない…という訳でもなく、ポツンとあっても結構目に留まる。

私も好きな藤井風。ブラックミュージックとダークな声が魅力的なアーティストですが、ミステリアスな雰囲気のアーティストをストレートに紹介できるのは、ポップという文化の強みじゃないでしょうか。

本家本元が「私は●県●市出身のXX系、ミステリアスで売っているアーティストです!!」って言えないからね。雰囲気ぶち壊しになるし。


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1枚1枚のCDに対してのアプローチではなく、コーナーを設けるのも良いアイデアだなと。

「CITY POP」というジャンルに詳しくなくても、見知ったCDアルバムを見つけると「あの人に似た音楽なんだな」とその隣にあるCDにも興味が沸いていきますし。


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無地の紙に太いマジック+蛍光ペン。

とってもシンプルなポップだけれど、こうやって並んでいるだけで、1枚読むと隣へ隣へと自然と読んでしまう。

ポップそのものじゃなく、その先にあるCD、そしてその先の音楽を知って欲しいのだ。手法は単純でも全く問題ない事が分かりますね。


いやぁ~流石タワーレコード。大きい店だけあって色々なポップが見れました。

一通り見て回ったので、そろそろ次に行きましょう。


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3.HMV record shop 新宿ALTA店

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続いてやってきました、HMVレコード新宿ALTA店。

レコードを中心に売っているショップですが、少し大人の世界も覗きたいなと思いまして。

入ってみましょう。

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レコードだらけ。レコードショップだもん、そらそうだ。

中高年の男性客が多く、黙々とレコードを探しています。レコード屋独特の雰囲気ですよね、これ。

レコード売り場に目立ったポップはなし。奥の方にCDコーナーがあったので、そちらを見てみましょう。

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あったあった。お、思ったより地味か?そこまで力入れてない?

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いや、全然そんな事なかったわ。

HOLYDAY RECORDSというコーナー。

1枚1枚のCDに対して細かくアーティストや曲の紹介、雰囲気や個性が書かれています。なかなか見られないCDを知れるいい機会ですね。

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書いている文章を見る限り、これ本当に1枚1枚聴いて書いているみたい。別のアーティストを具体例として出したり、細かい雰囲気をなるべく伝えようとしてくれている。

そもそもこのお店に来る人は、このポップの内容ぐらい細かい音楽のジャンルや個性を求めている人が多いのかも。

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この店にあった数少ない、手作りポップ。

少ないが故、本当に推したいアーティストなんだなと伝わりますね。最後の「タイトル曲オススメです」がすごく響く。気になります。


うーん。タワレコ秋葉原店とは真反対、何というか「引き算のポップ」という感じがした、HMVレコード新宿ALTA店。

こうやって考えてみると、店の雰囲気や広さ、置いてあるCDの種類からもポップ作りは始まっているのかもしれない。それってもう音楽の1ジャンルでは?

もっともっと知りたくなってきた。次はまた、広い店に行ってみましょう。



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4.タワーレコード 池袋店


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池袋PARCO。昔はニコニコ本社があった所ですね。

ここの6階にタワーレコード池袋店があります。秋葉原店よりは狭そうですが、どんなポップを見せてくれるのか。

では入店。

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まずはなにわ男子。最近メジャーデビューしたみたいなので、ジャニーズが今一番力を入れているみたい。

ただコーナーとしては小さめ?「特典終了」と書いてあるので、売り切ったからコーナーも小さくしたのかもしれない。

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…お!KAT-TUNだ。

今までの店舗ではそこまで推してなかったぞ。ジャニーズに力を入れている店舗なのか?

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絶対そうだわ。うおお!なんじゃこりゃ。

確定だ。池袋店はジャニーズ推し。

特にSNOWMANを推している店員さんがいるようですね。

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いやゴメンSNOWMANだけじゃないわ。

池袋店はジャニーズ推し。池袋店はジャニーズ推し(念押し)。

SixTONESコーナーも作り込みがすごい。

さっきのSnowManもそうだったが、書かれている内容も言葉選びも、デザインも「本気」だ。ダイヤモンドの形に模ったデザイン、配色。

プロフィール、出演番組、個性を細かく紹介しつつ、触れやすいフレーズを並べている。

何だこれ作った人。表現のプロか?

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あいみょん他。

字体を見た感じ、先程のジャニーズ推しの人が書いているっぽい。そもそもこの人ポップ作りに長けているな。

読みやすいのだが、どうしてもジャニーズの方が熱があるように感じる。

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…と思ってたらもう1人やべ〜人がいるぞここ。

V系愛だ。何だこのポップの身長の高さ。

ジャンヌダルクって解散したバンドだよね?そんなの関係ないと言わんばかりの愛の為せる技よな。これは今までの店舗の中で一番の熱意じゃなかろうか。

タワレコ池袋店、街の印象からここもアニメ何かが人気なのかと思いきや、ジャニーズとラルクが殴り合っている店でした。

なんだその異種格闘技戦。

ではでは続いて大きな店へ。


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5.タワーレコード 新宿店

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さあさあ次はタワレコ新宿店。大型店舗にやって参りましたよ。

外観の写真を撮り忘れてしまいましたが、新宿Flagsの9階ー10階に位置しています。

では入店。

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まず目の前に飛び込んできたのは藤井風、そしてPEOPLE1というバンド。こうやって見ると、CDジャケットにポップの文字の色合いを合わせていくのは定番みたいですね。


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SixTONESの熱も高め。タワレコ池袋店よりは火力は弱いけれど、こちらもポップの形をダイヤにした上で、ギリッギリまで文字を詰めている。

「ダイヤにしなきゃいいじゃん」とか言ってはいけない。その見た目含めての愛なのだ(多分)。


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山下達郎コーナー。デカイ割に硬いフォントで整ったポップしかないのは、高い年齢層の人も聴くからかも。音楽は世代を問わず。

「しかし今のところ、タワレコ池袋店に並ぶ愛は感じない…」なんて侮ってはいけない。


椎名林檎のコーナーで異質な愛情が。

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何と椎名林檎の音楽相関図。なんじゃこりゃ。

調べてみると、タワーレコード新宿店は椎名林檎氏を名誉店長としているらしい。この店は彼女を本気で歌舞伎町、いや新宿の女王にしている。

「椎名林檎、みんな知ってるでしょう?いい音楽なのも知ってるでしょう?だからより詳しい所を教えて差し上げますわ」という余裕と王者の風格を見事に表しつつ、より深い世界へ誘っている。

この相関図自体がめっちゃ美しくない?これを作り上げること自体が本当に狂気だと思うんだけど、この配色、模り方、表に出せる度胸、すべてに何というか異色さを感じる。


タワレコ新宿のHPにも載ってたわ。しかも相関図のアーティストをクリックするとリンクが飛ぶ仕様付き。

本気だ…。

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東京事変(椎名林檎の所属しているバンド)のコーナーも真後ろにあり、彼女を本気で愛してやまない店舗である事が十分すぎるほど伝わります。

これ以上のインパクトは無さそうですが、他も見て回ろう。


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インディーズ道場」とかかれたコーナー。

広さゆえに出来るコーナーですが、普通はあまり見に行かないようなアーティストもこうやって場所を使って並んでいると「ちょっと見てみよう」となりやすい。

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インディーズだメジャーだなんて差は無いぜ」としっかり推している。


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小林私』は私でも知っているが、確かに素敵な曲を作る方でお勧めだ。

だけれどこういうポップがないと「インディーズの1枚」と素通りされるだろう。

ポップ一つでアーティストの運命が変わるかもしれない。

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どこの店でも推しているなにわ男子

あまりにもアチコチで推しているのでYoutubeの動画を観てみたが、同じ関西アイドルでも関ジャニ∞とは路線の違う、こう、「頑張ってる僕たちを見て!」って感じのアイドルだった。

頑張れ。よくわからんけど。

ポップから話が逸れてしまった。戻ろう。


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洋楽のコーナーで目を惹かれたのが、エド・シーランのコーナー。

「彼の導く答え『=』は?」というキャッチフレーズ。エッセイや対談のような語りかけのポップ。

何というか、「とにかく聴いて!キエエエ!!」という感じとはまた違う趣の、大人向けのポップという感じがして良いですね。


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秋葉原店にもあった、シティポップのコーナー。ちょっと前に「chill」とかいう単語が流行した時期があった。脱力感と安心感を得られる音楽だが、日本人の20代から40代くらいが交差するこのジャンルは、一つ売れれば連鎖的に売れやすい、という点も狙いなのかもしれない。

タワーレコードとして今推しているのか、音楽業界の流行か?いずれにせよ、複数店舗を回ったからこその「今、店として推したいジャンル」の発見ですね。


いやー、広くて個性の強いタワレコ新宿店。しかし今の所、椎名林檎がやはり圧倒的だったと思う。…いや、思っていた。

そんな中、椎名林檎に対抗してメチャクチャな狂気を放っていたのはこちら。


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IDOL MASTERのコーナー。

何と一人一人の紹介文とデフォルメされたアイコンで棚の半分以上を使ってしまっている。

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さらにその奥にもアイマスコーナー。そしてほぼ全てのCDに並ぶ手作りポップ。

CDの数も登場するアイドルの数も多い故、混乱せぬようどのCDに何の曲が入っているか丁寧に書かれている。

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なんだ手作りのフリーペーパーって。

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手に取ってみると、アイドルマスター関連の新譜や新刊の情報が載った手作り広告チラシだった。アイドル事務所の方がいらっしゃってます?

椎名林檎相関図も大概凄かったが、この丁寧さも異常だ。アニメやアイドルの聖地、秋葉原や池袋よりも遥かに上を行っている。

私はこのゲームやった事ないのだが、ザックリ言うと「マネージャーとなり、担当のアイドルを育てるゲーム」だったはずだ。人気なのは知っているし、コアなファンが多いことも知っているのだが、これはとんでもないガチ勢ではなかろうか。それともこのゲームの中に人を狂わせる成分があるのか?


広い店舗故、他にも色々なポップはあったけれど、多過ぎるのでこの辺にして次に行こう。

椎名林檎とアイマス、2つの狂気を発見した、タワレコ新宿店でした。



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6.山野楽器 小田急新宿店

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小田急HALCの中にある、比較的小さなお店、山野楽器。

1階から階段でしか行けない、やや目立ちにくい場所にあるCDショップですが、こういう場所も見ておきたいなと思いまして。

では、いざ入店。

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あー、

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んー、なるほど。

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有名なアーティストのCDを探しやすくする為に強調する程度、といった感じ。

先程のタワレコ新宿店と見比べるとどうしても見劣りしてしまいますね。あまりCDに力を入れていないのかも。

まぁ、店名も山野『楽器』ですし、そんなもんか…ん?

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おお!!

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おー!これは凄い。

ピアノ、ジャズ、クラシックに熱い推し心を感じる。

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ポップ自体の作り、というか、個性は正直薄い。紙に文字を書いただけだったり、「PowerPointやExcelで作りました」という感じだ。もしかしたら結構年配の方が作っている?

しかし、一つ一つに添えている文章の書き方が丁寧だ。多分だけれど、そこまで『売る事』は考えていない。何というか、ここには『この音楽があるぞ』『好きな音楽を推したいぞ』というメッセージが伝わった。

あぁ~いいねこういうのも。来てよかったわ。

目立たせなくても、手数と丁寧な文章で「推したい」を伝えられる。ポップ作りは値段や質ではなく、愛だなと教えてくれた店舗でした。



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7. SHIBUYA TSUTAYA


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さぁ~て、音楽の聖地ともいえる渋谷ですよ。

その渋谷の象徴、スクランブル交差点の真ん中!TSUTAYA渋谷に来ました。

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ハイハイまずはなにわ男子

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関ジャニ∞と並んでいるのも、新旧関西ジャニーズの対照的な感じが良いですね。

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ここにきて初めてのパターン。ゲームのサウンドトラックにコーナーを作っている。ゼルダシリーズは確かに音楽良いよね~。

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その他、1階は有名どころのコーナーが乱立していました。結構細かい文字で熱意も感じるのだけれど、スクリーンからPVが流れているコーナーが多く、イマイチポップのインパクトが薄い気がしてしまった。人混みの影響が強いのだけれど、それ故に足を止めにくい。

少し残念ですが、メチャクチャ人通りが多く、通り道としても使われやすい立地上、映像の力で足を止めるという形を取るのは理にかなっている気がします。

2階もあるようなので、見てみましょう。

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おー、やはり丁寧に作られている。

しかし渋谷のど真ん中だから、タワーレコード秋葉原店や池袋店のような怒涛のポップをイメージをしていたのだけれど、思ったより地味な感じがす

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!?

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!?!?

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!?!?!? 

え、怖ッ!なんじゃこりゃ

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なにわ男子へのメッセージボード。

うわー…縁切り神社?

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ちょっと似てる…いや失礼か。すみません。

「全力で推したいなら、ファンの力を借りれば良いじゃない」と言わんばかりの数の暴力。いや、数だけでなく、一枚一枚から深い愛が伝わります。狂気。

SHIBUYA TSUTAYA、意外とポップな数は少なかったですが、なにわ男子の暴力に襲われた店舗でした。すげーもん見た。


さー、最後は、ラスボスに会いに行こう。


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8.タワーレコード 渋谷店

最後に紹介するのは、音楽の街渋谷、その力の源とも言えるタワーレコード渋谷店。

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9階建ての音楽タワーそのものであるこの店は、恐らくポップの数もここまで紹介した全ての店舗を上回っています。

それら全てを紹介していたら、正直ここまでの記事の長さのさらに倍以上掛かってしまうので、掻い摘んで紹介していきますね。

では入店。

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1階はSHIBUYA TSUTAYA同様、メジャーなアーティストの新譜が並んでいます。

とは言え、店内にいる客の熱意は段違い。それぞれのコーナーに人だかりが出来ており、写真を撮ったり、じっくりとポップを読み込んだり。

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既にこの建物の恐ろしさが滲み出ていますが、それぞれの推しを観にきた、写真を撮りに来た、買いに来た大勢のファンの邪魔にならないように、次の階に行きましょう。


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3階、JPOPのコーナーにやってまいりました。(※2階はカフェ)

こちらの階にも人だかりが凄いですが、見て回ります。

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これまでの店でも見たメジャー処も完璧に抑えつつ、個性の強いポップが並びます。


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それぞれのアーティストやCDジャケットに沿ったポップの作り方、文字のフォント選び、年代に沿った文字の大きさ、読み易さ。

拘りの凄さを感じます。

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個性を出さないと他のポップに埋もれてしまうんですね、ここ。


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コーナーの設置の仕方もド派手。広さもド級。

目移りが凄いこの建物で、目を止めさせてくれるのはやはり、個性あふれるポップたちでした。

中にはこんなものも。

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これカッコよくない?

段ボールを荒々しく破き、ポップとして使っている。

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『荒々しい文字では読みづらい』『ジャケットに沿った白黒では派手さに欠ける』そのような一長一短を、段ボールを通して見事に解決。アッパレだ。


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新宿のアイドルマスターシリーズに引けを取らない、aiko愛のコーナーも。

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他店のラスボス級ポップに全く劣らないコーナーが乱立しています。

全然紹介しきれていませんが、次の階へ。気になる人は是非、渋谷に来てね。

案内するよ、行けたら。

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4階、ジャニーズ・アイドルのコーナー。

ハイハイまずは恒例なにわ男子。人だかりすげえ。

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それもそのはず。広々としたフォトスポットを設け、フロアの半分をなにわ男子のコーナーとしている。

だからといって、他のアイドルを蔑ろにしているわけではないのがこの建物の恐ろしい所。


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池袋で猛威を振るったSixTONESは勿論、

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小さいコーナーでもビッシリとした情熱のポップ。

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これ最初の3枚絶対スペース考えずに作ってただろ。

途中で気付いたな。

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ほら〜、またやってる!!

バランスバランス!!

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ジャニーズへの愛は平等に深い。というより、各グループ推しの店員がポップで戦争を起こしている気がする。


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それに対して、女性アイドルのコーナーは比較的大人し目?

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そんなことはなかった。

こちら、モーニング娘。のコーナー。

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他のアイドルと比べて比較的小さいコーナーだが、歴代のモー娘。の写真だったり、

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このようにコーナーのわずかな出っ張りや隙間にもビッシリ。狂気。

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その他のアイドルもこの通り。「狭いスペースがなんだ、場所が小さければ文字をさらに小さくすればいいだけじゃないか。とにかく俺らは推したいんだ。」という叫びがそこかしこで乱立しています。


いやー…タワレコ渋谷店、この上の階にもロック、ジャズKPOPのフロアがあるんですが、終わりが見えないので更にざっくり紹介していきます。

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KPOPのコーナー。

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調査日時点では渋谷の街全体で広告が貼られていたTOMORROW X TOGETHER

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その他BTSなんかもしっかりとしたコーナーがありました。

KPOPはイケメン、美女が多くて見栄えがすごい。しかし「これから売りたい」という時にはコラボアーティストや日本の有名人のネームバリューに乗っからなきゃ宣伝しにくいのは少し残念な所。

そんなことしなくてもKPOP結構、顔やスタイルだけじゃなくて色々なクオリティが高いのよ、観てみると。

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多分、ビジュアルのインフレが限界まで来て、他で個性を出そうとしているのかも。ボカロ初期の盛り上がり方と同じ流れを密かに感じているジャンルだ。


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洋楽やジャズのフロアにあったポップは比較的、作りがシンプルだった。しかし、同じ建物の店員が、他の階層のポップを見ていない筈もない。

となると、シンプルさにも意図があるのではないかと。

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私の勝手なイメージだが、海外の音楽自体が、「あのアーティストカッコイイ!だから推したい」というより、「一緒に心から聴きたい踊りたい感じたい」という印象がある。

それ故に「語る言葉が多いと無粋」という気概があるのではないか。

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それでも、言葉を使わねば推せないのだ。少ない言葉選びで、余計な装飾をなるべく減らしている…気がする。


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そんな感じ。タワレコ渋谷店、他店舗を圧倒的な差で引き離す個性の暴力でした。結構貼りましたが、紹介したポップはこの店舗の1%にも満たないと思う。

今更私が紹介するまでもないCDショップですが、タワレコ渋谷本店だけは是非訪れて欲しいスポットですよ。ここは何というか、ちょっとした異世界です。東京に来たら、是非。


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調査終了

って訳で、調査終了。

あぁ〜疲れた。

正直渋谷新宿タワレコが圧倒的でした。

しかし2日かけてCDショップを巡った甲斐もあり、色々なCDポップの写真を収める事ができました。これらを改めて自分で見返して、ちょっと分析してみたいと思います。

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冒頭でもお伝えしましたが、一旦このブログは終了。

後半記事をまた書きます。見回っただけじゃただの観光だしね。ちょっとくらい身に付けたい。

という訳で、長~い前半記事、読んで頂きありがとうございました。

一旦お疲れ様です。

クロシオでした!後半に続きます!












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