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子育てもサステナブルに。 88 PROJECT(ハハ プロジェクト)は「地域で育てる」の新しい形へ。


子どもを生んで育てることって、子どもを生んだ後に仕事や自分の好きなことをするって、そんなに大変で難しくて、ネガティブなことでしょうか?

ぼーっとFacebookを眺めていると、ある女性の投稿が目に飛び込んできた。

胸がキューっと締め付けられるような気分。目頭が熱くなるってこんな感覚なんだと実感する。

程度の差はあれど、自分の子どもをかわいいと思う人は多い。目に入れても痛くない、とまでは言わなくても、その存在はきっと唯一の、宝物のようなものなのだろうか。「なのだろう」というのは、自分にはまだ子どもはいないから。実感を込めた感覚はまだ持てない。

けど子どもを持たない僕でもわかる。特に都市部において、解決困難な子育てのジレンマを抱えている人がとてつもなく多いということが。

誰に頼ることもできず子どもと二人きりでいることの大変さ、さながら争いのような保活、保育園が見つからないことにより仕事に復帰できないストレス。育休が取れないこと、仕事が忙しく子どもの成長を見きれないことも。

お金で解決できることもあるが、みんながみんな実現できるわけじゃない。

冒頭の女性のように、僕もずっと心の何処かで思っていた。

子育てって、何かとトレードオフなことなのか?

誰かを蹴落とすことでしか、幸せな子育てはできないのか?

お金に余裕のある人だけが、仕事と子育ての両方を手にすることができるのか?

Facebookの投稿に心打たれた数ヶ月後、彼女が88 PROJECT(ハハプロジェクト)というプロジェクトをスタートしたことを知った。

#すべてのお母さんが幸せな世界へ をキーワードに活動する「88PROJECT(ハハ プロジェクト)」。みんなでみんなの子どもを育てる『共同保育/共同教育』を研究し、プラットフォーム化するプロジェクトです。(88PROJECTのInstagaram)

ああ、こういうことだよな、と思う。

本来、子供は父親と母親だけで育てるものじゃないし、ましてや一人で育てるものではない。じいちゃんやばあちゃん、いとこや地域の人たち。そんな多様性に包まれながら、子どもは育つ。

そうやって1人1人が自分の得意なことを持ち寄って、お互いに頼ったり頼られたりしながら生活していました。それが遠い存在となり、生活と学びが切り離され、家族が家族ごとに頑張ってそのすべてを抱え込まなくてはいけなくなったのは、いつからでしょう? (88PROJECTのInstagaram)

一人で抱え込まないこと。ひと家族だけで抱え込まないこと。お金じゃない解決手段で、支え、支えられる、循環システムを持つこと。88 PROJECTは「地域で育てる」の新しい形になるんじゃないかな。

88PROJECTが目指す「すべてのお母さんが幸せな世界」は、きっと「すべてのお父さんが幸せな世界」の実現でもある。少なくとも僕自身、子供に関わる時間は長く持ちたいし、妻と一緒に心安らかに子育てをしていきたいから。

88 PROJECTが「現代社会の仕組みが限界を迎え、根本的なことを見直すべき時に来た、ということ。」と書いているように、今の(特に都市部の)子育てがすでに持続可能なものでないことは明らか。

子育ても、サステナブルに。

見直す時期にきているのだ。

スタートしたばかりの88PROJECTに、小さな声援を送りたい。


#サステナブル #子育て #教育

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