見出し画像

更年期とハタヨーガ

2024年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。

さて、年末にヴィオラトリコロールヨガスタジオで「女性とヨーガの関わり方〜更年期」というワークショップをオンラインで開催させていただきました。

私はそのゾーン真っ只中の50代半ば、そしてハタヨーガと25年以上の付き合いになります。あらためて自分自身を顧みる良い機会となりました。
振り返ると20代、30代、40代、50代、、、
ハタヨーガに取り組む中で色々な事がありましたが「関わり方」に悩んだのは50代に入ってからです。
それまではヨーガに自分を合わせていました。それがどうも難しく感じられるようになりました。私の場合は極端に疲労感が出たり、身体のいろんな箇所での違和感でした。肉体がいきなり老けたような衰えを意識しました。
もともとが虚弱な体質で育ってきてるので無難にボチボチやってきましたが、より一層無理はしない、「こうだ!」という決め付けはやめる、そしてあらゆる情報から様々なことを寛容に受け入れよう、と生活全般、そしてヨーガにおいても関わり方(練習の取り組み方)を変えていきました。
ハタヨーガは古くから行われている精神修行です。主に男性が行じてきたという伝統があります。現代ではその反対でヨーガを行うのは女性が大半を占め、精神修行よりもフィジカルエクササイズとして一般化されています。

ハタヨーガの練習は伝統的に女性には肉体的に過酷であったり難しくあります。また女性特有の各ライフステージを踏まえて気を付ける必要を感じます。今回のテーマ「更年期」は特に変化変容が始まる時期。心身を通じて自分と向き合い、これまでの自分に対する思い込みは一度捨てて新しいカタチとして自分を構築していく「リセット期」として臨むのが大切です。
女性は子を産み育む機能が備わっている性です。そのため身体の構造は男性よりしなやかに複雑にできています。しなやかを言い換えれは弱さもろさになります。
更年期は「老い」を意識し、「人生の下り坂」を垣間見る時です。
どう自分をとらえるか、どう関わっていくか、関わっていく中でヨーガとどう付き合っていくかを熟慮する時でもあります。それがその先の壮年・老年期ステージへの進み方の舵をとっていくとも感じます。
つまりしなやかさをタフさに、弱さを強さに、シフト替えする良い機会です。ハタヨーガの強さは女性の身体を考慮し取り組めば有意義なサポートになり得ます。そういったことをお伝えし、具体的な練習を一緒に行いました。これから自分自身でこの実践を行い、身体でさらに実験していこう、またそれを伝えていこうと思ってます。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?