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てしお(手塩)にかける

ふと気になってググった表現。

「手塩にかける」の手塩とは、“手塩皿”の略で、食膳に備えられた食塩のことを示す。江戸時代の日本には、今のようにさまざまな調味料が存在しなかったため、ほとんどの味付けが塩で行われていた。

この時代の人々は、小皿に少量の塩を盛った手塩を食膳に置き、それを使って料理を自分好みの味付けにしていたという。手塩皿を使って細かく味を調整する様子が転じて、自分で面倒を見ることを「手塩にかける」と表現するようになった。

https://dime.jp/genre/1164371/

なるほど、手塩は、最終的な好みの味調整のテーブル・ソルトね。

これ、直訳したら、案外、日本語知らない外国人には凝った文学的表現になりうるか?

危ういところだな。

例えば、「我が子を人格形成期に手塩をかけて育てた」は、

I raised my kids with my dedicated attention to the details during their early formative years as if I had used the salt on the dining table to adjust the final taste of the dishes before they went into my mouth…

むむむ、どうかな。今度知り合いで試してみよう。

むしろ、醤油とか、ソルト&ペッパーにしたくなるが。手醤油で、とか、手塩胡椒にかけて育てた。。。

ところで、この formative years は人格形成期で意味は年少時であってるかと思うが、何故か最近何度か見かけた表現。

自己紹介だったかで、日本語はformative years に祖父母と日本語で話したので覚えましたというような。なんとも好きな表現。スペイン語でも同じ。mis anos de formacion とか、mis anos formativos とか。

たぶん自分は formative years に、何かのきっかけで同音異義語が持つ面白さに目覚めたに違いない。

と駄洒落脳を正当化する■

(タイトル写真はノートライブラリーから塩胡椒で出てきたのを拝借。木というのがいい)

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