結婚1年目、すぐに不妊治療を始めた理由。


はじめましてとこんにちは。広瀬るいと言います。
現在34歳、夫と二人暮らしをしています。約11ヶ月前に不妊治療をはじめ、現在妊娠5週目になりました。
結婚して1年目に不妊治療を始めたので周りに不妊治療をしていると言うと「不妊治療するには早いんじゃない?」「まだ1年目だから〜」といった反応がありました。
でも、私は1年目ですぐに不妊治療を始めてよかったと思っています。
その理由をお話しします。
※専門的に医学を勉強した者ではないので、主観的な意見なども入っておりますのでご了承ください。

1、妊娠・出産は当たり前じゃないから

以前に死産をテーマにしたアニメを作る機会がありました。

その際に、死産は50人に一人、流産にいたっては6〜7人に一人が経験することを知りました。
お母さんたちが感じる精神的な大きな悲しみを何か和らげることができないかと思い、上記のアニメを死産をテーマにしたアニメを作ったのでした。

さらに他の理由として自分には子宮筋腫もあったので、子どもを作るためにはなるべく早く行動した方がいいと感じて不妊治療のクリニックへ行くことにしました。

その後、妊娠の仕組みを勉強していく内に、妊娠は簡単なものじゃないとさらに感じました。
精子が卵子と出会って受精となります。しかし、排卵された卵子の寿命はたったの24時間程度!しかも、いつ排卵されたかどうかは自分じゃわからないですよね。精子の寿命は2〜3日なので、精子が卵管で卵子が来るのを待ち伏せしますが、そもそも精子が最初入ってきた時点では1億匹以上いるのが、卵子にたどり着くまでには100個くらいに減ってしまっています。また、もし無事に受精できたとしても、無事に着床するかどうかはまた別の話。
卵子、精子、排卵、着床など、どれか1つでも問題がある場合、自然妊娠は難易度スーパーハードになります。

2、不妊の原因を検査できる・原因がわからなくても適切な対処ができる

不妊治療のクリニックへ行ったら、最初に色々な検査をしました。血液検査、卵子の数を調べる検査、感染症の検査、卵管の詰まりがないかの検査など。普段の健康診断だけではわからない検査がたくさんです。
例えば、卵子の数を調べるAMH検査で、もし自分が持っている卵子が非常に少ないと分かった場合、採卵手術を早めにやった方がいいとわかるかもしれません。夫の精子の数が少ないと分かった場合、人工授精が適切だというこことがわかるかもしれません。
検査によって、どのように対処したらいいか明確になります。

ただ、検査をしても不妊の原因がわからないことも多いようです。
「検査で問題ない」=「不妊の問題がない」と思ったのですが、むしろ検査で問題があった方がすぐにどんな対処をすればいいかがはっきりするので、妊娠に繋がりやすいようです。
私も不妊の原因はわかりませんでした。原因がわからない場合は着床障害や卵子のピックアップ障害などがあってもそれは簡単な検査ではすぐにわからないようです。
それでも、不妊治療クリニックにて、タイミング法、人工授精、体外受精などとステップアップしていくことで、色々な可能性にチャレンジすることができます。

3、今の一番若い時の胚を凍結できる

胚?凍結?
なかなか聞きなれない言葉だと思うので簡単に説明します。

体外受精によって受精卵ができた後、その受精卵は細胞分裂をし始めます。その状態を「胚」と言います。ポケモンの進化のように卵子→受精卵→胚と呼び方が進化するんですね。


そして、その「胚」を再びお母さんの子宮へと戻すことによって妊娠へとつなげるのですが、その前に一旦冷凍して保管します。2000年以降、凍結技術が発達し、一度凍結してから子宮へ戻したほうが妊娠率が上がるそうです。

そして、その胚ですが若い年齢の方が細胞分裂が進み、良好な胚ができやすいそうです。良好な胚ができるということは妊娠もしやすいということです。
「今が一番人生で若い日」というのは不妊治療でも当てはまります。
一番若く、妊娠する可能性の高い胚を保存しておくためにはできるだけ早く、不妊治療を開始する必要があるのです。

最後に

大きく3つの理由をお話しました。不妊の期間、年齢や状況に関わらず不安や心配がたくさんが押し寄せてくると思います。そんな時に一人で抱え込むより、お医者さんに相談して専門的な力を借りることが励みになるとも思います。
今後も、素人目線ではありますが不妊治療に関して情報を発信していきたいと思います。
よろしくお願いします。

広瀬るい
2024年3月6日

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