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風と大地のイントレランス

「死」それは誰にとっても避けがたく恐ろしいものです。
でも、生まれてきた手前、避けることなどできません。

古の頃、中国の尊く偉いお方が「不老不死」を切に望み
部下に命じ四方八方探し求め
あらゆる妙薬を試しておりましたが
その中にあった水銀が原因で短命のうちに没してしまいました。

ということを何かで読んだことがあります。
いくら偉かろうと、尊かろうと、豊かであろうと
この世に生まれてきたものは
この世の旅を終えて還っていきます。

ところで
なぜ「死」が怖いのか知っていますか?

その先のことがわからないから…
いえいえ

地獄に堕とされるかもしれないから…
何か覚えでもあるのですか?

「死」が怖くないとみんな死のうとするから
それは極論ですねw

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それは後天的に付いてことではありません。
人は、この世に誕生するときに
ギリギリで壮絶な臨死体験をした挙句
生まれることができたからなのです。

生まれたての赤ちゃんが泣くのは
生老病死うずまく
この世に生まれてきたことに悲観して嘆くから…
という仏教の教えもありますが。


人は生まれてくる時、母子共に
「死」に匹敵するような苦しみを経験をするのです。

それを乗り越えて得た「生」なのですから
喜ばしくあるべきことなのですが
生まれ出ずる時の苦しかった記憶は
無意識下、潜在意識に残り続いているのかもしれません。
それが「死」に対する恐れの棍棒…

もとい
根本ではなかろうかと思うのです。

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そんなこんなで
ナランチャのブラボー臨死体験
ハイスクール編ダヨ~ン(´▽`)ノ
(←バカ)


高校生活で一番の思い出は学祭です。
修学旅行だというのは反則です。
絶対無敵で学祭です。
みんな、そのために進学したのです。(暴言)

あの頃の私はとにかく何でも
引き受けてしまう性質で
クラス展示(お化け屋敷)の企画・制作設営。
(町教育委員会へ暗幕を借りる手配もした)
クラス劇の台本、学祭執行委員、生徒会役員(書記)
他に校門のアーチ画作成も
わざわざ買って出ていた気がします。
だから成績は壊滅なのに
個人評価は水増しされてたやもしれぬのぢゃw

母校の学祭は
通っていた頃は夏休み終了後の8月末あたりだったので
夏休み中、時間をかけて没頭できたのもありました。
(部活をサボる大義名分もあったなぁ)

それでも設営は学祭の準備期間に入ってからなので
その頃になると放課後遅くまで活動するようなことも続き
授業中は半分寝ていたかもw

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ここでお話は超伝導で若干逸脱しますが…
我が学舎には昔から霊の出る噂がありました。
そういう噂やまことしやかな根拠の話は
どちらの学校にもあるもので
「学校の7不思議」のようなものありがちですね。

私の学校にまつわる世にも恐ろしい噂
それは
縄文人の霊が出る! のです!(キャー)

新校舎建設の折、敷地から住居跡の遺跡が発見されました。
この発掘は建設予定地にあることで期間限定で発掘され
完了後は予定通りそこに工事が継続されます。
工期が遅れることを嫌う業者は、報告せず
そのまま遺跡を潰してしまうこともあるようです。

この調査が完了し工事が再開されてから
現場で死亡事故があったと聞いています。
状況は私の入学前なので噂の城…
もとい、域を出ませんが。

ちょうど遺跡が発見されたのが
視聴覚教室の下だったそうです。
やがて竣工し新館の棟が使用されるようになってから
霊の仕業では? ということが起こりました。
掃除当番中、視聴覚教室の暗幕カーテン(電動)が
勝手に閉じたり
外から背の届くはずもない窓に人影を見たとか
廊下をスリッパで走り抜けるような足音が聞こえたり…
これは縄文人の仕業なのでしょうか?
ちなみに遺跡から人骨は出土しておりません。

心霊スポットと呼ばれるところのいくつかは
霊の出るような根拠(いわく)がないのに
「霊が出るんだ」と言い張る方がいます。
なんでも土地が呪われているんだとw
するとそれは縄文人だというのか?
それは縄文さんに失礼だろうに…

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あぁ…そうそう
Narancha's near-death experienceでしたね。
そんな噂のある学舎でしたが
学校祭です。
あれは…そう 
私の記憶が確かなら2年生の夏になります。
学祭を翌日に控え校門の所に
学祭アーチを飾る作業をしていました。
デカデカと学祭テーマを書き記し
荒っぽいテーマとは裏腹な
色とりどりに紙花を散らしたアーチ看板を
男子が設営していました。

「あれ? なんか変! エライ傾いてる感じするよ」
「え?! そんなことないさ」
「いや! 絶対曲がってるって! おかしいよ!」

設営が曲がっていたわけではなく
向かって右の阿形(?)の校門から左の吽形(??)の校門まで
大層な傾斜になっているのです。
男子作成の柱は同じ長さで作ったため
明らかに傾いていました。

「絶対変だって! 直さないと!」
「今更直すのメンドクセーーー!」
「せめて看板だけでも真っ直ぐにしなよー 手伝うから」

片側の釘を1本だけ残して左を上げれば真っ直ぐには見せられる。
そう思い校門に登って手伝うことにする。
右側組がバールで釘を緩めている間
私は左で柱を押さえていた。
こっちの位置上げ担当の男子は
右側の要領を得ない作業にイライラしたのか
私のいる左側の男子はペンチで釘を抜こうと抉りだした。
私はその様子を上から片手で柱を押さえるような感じで
見ていたのですが…

「グハッ!!!」(@<>@;)

私は、お腹に衝撃的な一撃を喰らいました。
ペンチ作業の男子が勢い余って私のお腹に肘鉄をヒットさせたのです。

もんどり打った私はそのまま校門の上から…

「オワタ…」(´・ω・`)

たぶんそんなことが頭をよぎった気がします。

長いようで短い人生が走馬灯…
走馬灯ってなんだよ。知らないぞ。
三温糖なら知ってるけどw
パラパラ漫画みたいなやつか?それじゃ鉄拳だw

左之助の刀のことか?
それは斬馬刀やないかぃっv(≧□≦)v

口角に笑みを浮かべながら ε- (´ー`*) フッ
私は校門下へベジェ曲線を描きながら
消えていきましたとさ
めでたしめでたし…

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そんなわけなかろうがw ヽ(`д´)ノ

気がつくと
私は病院のベッドの中でした。
主に背中を打ったようですが
骨折もなく、良きにはからえな状況でした。
でもショックが大きかったのか
前後の記憶はしばらく飛んでたなw (~。~)

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意識が戻る前、おぼろげながら
夢を見ていたような記憶があります。

京都の竜安寺にあるような白州の庭を
私はひとり座って眺めているのです。

すると
白州の中から毛皮の衣服をきた男が這い出てきたのです。
私は驚くでもなくその男を見ていました。
近づいてきた男は手にした棍棒で
いきなり私を殴り倒しましたwww

やっぱり
怒っていたのか縄文の人

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