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大好きな中原淳一のこと👗👒

久しぶりのnoteになったなぁ…
前回、大阪旅行の記事を書いたけど途中で飽きてやめました。
ちゅ、気まぐれでごめん

久しぶりの投稿でエステ関連の事じゃないのもどうかと思うのですが、エステについて今は特に言いたいことも無いので←

私の好きなデザイナーさんのお話をしようと思います。


中原淳一(1913年2月16日 - 1983年4月19日)

中原淳一は画家,イラストレーター,ファッションデザイナー,編集者,人形作家として、昭和7年頃から活躍した人です。
浅丘ルリ子のヘアカットをしたり、家具のデザインもされていて、ひと口に「デザイナー」とまとめるのも違うような…
総合芸術のような方です。


当時は「美容師」という職業は無く、スタイリングする人が全部担当したそうです。すごスギィ
そして仕上がりもめちゃくちゃ可愛いです。


中原淳一考案の多機能机。
針仕事からアイロンがけ、お化粧までスムーズに出来ちゃう。

戦後まもなくの当時は女性が自分だけの部屋を持つのが難しかったらしく、いかに空間を上手くつかい働きやすくするか、ということが求められたそうです。
女性を家庭に押し込めているかのように感じる人もいるかもしれませんがそうではなく、制限のある中でも女性が気持ちよく働くことができ、むしろ自立を助けるための机だと思います。

マガジンラック、小引き出し、化粧台や化粧品入れ、手芸用品入れ、アイロン台、ミシン…

なんとこの机、商品化されていて東京の広尾にある中原淳一ショップ『それいゆ』で購入出来るそうです。
商品名は『夢の机』。


第二次世界大戦後の何も物が無かった時代に考案され、現代に蘇ったなんて胸が熱くなりますよね…

この『夢の机』からも伝わるように、中原淳一は女性の生活を想い、物が足りない中でも豊かに生きることを提唱した人物なのです。

物質に溢れた現代に生きていて、物がない不便さを全く感じることの無い私が何故中原淳一に惹かれるのか。
それは去年の7月16日から10月16日まで横浜人形の家で開催されていた『中原淳一と人形』という企画展に行ったことがきっかけです。

その展示には中原淳一の制作した美しい人形や、雑誌のイラスト、付録など様々なものが展示されていたのですが、私が1番惹かれたものはパッチワークでできたスカートです。
膝丈のバルーンスカートで、座ったところを上からみるとまん丸になるような可愛らしい形でした。
様々な模様の布を寄せ集めてひとつのスカートに仕上げています。

終戦後間もなく、布1枚手に入れるのも苦労し、ハギレも大切に大切に使っていたのだな…と思うとすごくいぢらしくて。

少しでも古くなるとすぐに捨てて新しいものを気軽に買う現代人は、物質的には豊かなのだろうけど精神的には貧しいのではないのかと考えさせられました。

そして「ものを大切に」だけではなく、「オシャレも大切に」という精神が中原淳一イズムです。

あれがないから出来ない、ではなく、ある中でより美しく、という等身大の美意識はとても尊く、私を励ましてくれました。

私も物を大切に、自分のできる範囲で美意識をもって身だしなみに気をつけよう…という当たり前のことを初めて心から理解できた鑑賞になりました。

その後も中原淳一熱は冷めず、古美術屋さんで見つけた昭和24年当時に販売されていた雑誌『ソレイユ』や『ひまわり』を購入し、読みながらウットリしてみたり、中原淳一が影響を受けたという画家の竹久夢二の常設展が金沢にあると知り『金沢湯涌夢二館』に行ったり…
淳一イズムLove生活を送っています。


素敵な絵。

『それいゆ』と『ひまわり』は、終戦後間もないとは思えないような革新的な考えが載っていたり、少女達の生活に寄り添いながらオシャレを提案していたり…
めちゃくちゃ素晴らしい内容です

こんな格好してみたい、と思わせてくれる

清楚な優等生でありながら、さり気ない工夫や心意気の感じられるファッションは、今の人たちが見てもとてもオシャレだと思います。

中原淳一の描くビジュアルイメージはとても魅力的ですが、ビジュアルをなぞるだけでなく精神面も見習いたいです。


中原淳一オフィシャルサイトから拝借しました。

中原淳一のイラストの少女は、私の理想の女性像です。
地に足をつけながら夢みる力強さをもっている、そんな女性だと思います。

中原淳一オフィシャルサイト⇒
https://www.junichi-nakahara.com/


需要無いかもだけど、これからも好きな人やものやことの話をしていきたいです( ⋅֊⋅ )‎و
ここまで読んでいただき、ありがとうございました♡

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