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当たり前のことを名言っぽく言われた体験談

世の中には「心に刺さる名言」というものが、たくさんありますよね。じつは、名言というのは「それっぽく作れる」のではないだろうかと、ふと考えました。

自分が人から言われた「それっぽい名言」をご紹介していきたいと思います。最後までお付き合いいただけたら、幸いです。

|それっぽい名言その1「頭が痛い?それは君のここに(頭を指さす)頭があるからなんだよ」

これは、私が幼稚園児のときの体験談です。頭が痛くて、かかりつけの内科に行ったとき、医師から言われました。この時の私は幼かったこともあり、妙に納得していました。

そして、医師もドヤ顔で話していたので、妙に説得力があった気がしていました。また、この後に続く言葉が、今思うと恐ろしいのですが、「頭を切っちゃうかい?頭をとっちゃえば痛くなくなるよ」でした。

私もまだ幼児ですから、「えー!それは、やだー!」となって、衝撃で頭痛はピタリとおさまりました。あの時の医師は、名医だったのでしょうか?ひと言で治療してしまったのは、事実です。

|それっぽい名言その2「いいか。心に3本の矢を持て。1本だと折れるが、3本束ねれば簡単には折れない。お前には3本の矢がある。いいな」

これは高校生のとき、部活の顧問に言われた言葉です。全国大会の試合の直前に、この言葉をかけられました。私は剣道部に所属していました。

その試合は団体戦で、先鋒というポジションで試合に出たときだったと記憶しています。正直、こればかりはいまだに言葉の意味がわかりません。

大事なことなので何度もいいますが、私は剣道部で団体戦と言っても試合は個人で一対一で戦います。

仮にもしこの言葉を使うのであれば、チームで戦う団体競技(たとえば、野球・サッカー・バレーボールなど)の選手に使うべきではないでしょうか?

個人競技の剣道の試合をしていた私は、試合終了までずっと言葉の意味が気になって仕方がありませんでした。「3本って、なに?」とずっと頭の中でぐるぐるしていました。

しかし、そのおかげか試合中緊張することもなく、無事に試合に勝てました。そのときの顧問は満足げでした。これもある意味、名言だったのでしょうか。いまだにわかりません。

|それっぽい名言その3「大丈夫。明日は必ずくるから」

これは意外とよく使われてたりしませんか?私はこの言葉を、仕事で悩んでいるときに、同僚から言われました。

仕事でミスをしたとかではなく、上司との相性が悪く、上司から嫌味を言われ続ける日々に悩んでいたころでした。おそらく、その同僚は「明日になったらいいことがあるよ」的な感覚で、そう伝えたのかもしれません。

しかし、来る日も来る日も上司から嫌味を言われ続ける日々のなかで、この言葉をかけられても、「はぁ~。明日・・・」と逆に気分が落ちるだけでした。

そんな気分のまま次の日も職場に行きました。すると、上司は欠席していました。話を聞くと、痛風で動けないから出勤できないとのことでした。ほっとしている私を見て、その同僚は「ねっ」とドヤ顔でした。

このときの私は、ほっとしていたのもあって、同僚の言葉を思い返し「お~。スゲー」と思っていたのですが、今思うとただの偶然ですよね。

こうなることを同僚が予言していたとすると、ちょっと怖すぎます。

|まとめ

今回は書くネタに困っていたので、自らの体験談をご紹介しました。名言とはいえないエピソードかもしれませんね。

これを書いてて気が付いたのは、「もしかして、当たり前のことをそれっぽく言ったら、名言っぽく聞こえるかも」ということです。どう思われますか?

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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