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ねぇ、知ってる?タコ🐙は脳が9つあるんだって‼︎〜半夏生。

タコ、美味しいですよね。
お好きですか?

7月2日は半夏生。
半夏生とは夏至から数えて11日目。
タコを食べる風習がある日です。

たこ焼き、唐揚げ、アヒージョ…

ガーリックや唐辛子、トマトとも相性が良い。
お酒にも、あう!

ということで、今日は少しタコについて。

このまえ行った鴨川シーワールドにもタコがいっぱいいたなと思って動画にしちゃいました。


ここのタコさんは物陰に隠れているのですが、水槽内に波が湧き起こるので、時折スイーっと泳いで物陰から物陰へ移動します。
ところが!そこに先に潜んでいたタコさんがいたりするので、タコ関係?のドラマが起こる!というかタコの世界にもヒエラルキーがあるのね…という光景が繰り広げられます。
せっかく潜んでいた居心地良い物陰を他のタコに奪われて、彷徨い出るタコさん…。あまり他の水族館では見かけない光景だなと思いました。

で、この動画でもスイーっと泳いでいますが、俊敏に動けるのは実は心臓が3つあるから、らしいです。
えっ!心臓が3つ?
なんじゃそりゃ。

ひとつはメインと言える「心臓」。人間の心臓と同じように、全身に血液や酸素を送る役割。残りのふたつは「鰓(えら)心臓」と呼ばれるもので、左右の鰓にひとつずつ配置され、鰓には血液を筋肉には酸素を送るための役割があるそうです。
ん?他の魚だって鰓あるじゃん。
なんでタコだけ鰓心臓があるの?と思うでしょ?

それはタコの体がほとんど筋肉でできているから、らしいです。
グネーっと動いていますが、猛スピードで泳ぐことができます。
その筋肉を機敏に動かすためには大量の酸素を必要とするので心臓が3つできたのだそうです。

なんだか地球外の生き物の話をしているみたいですよね。

そういえば、タコにはアミノ酸の一種、タウリンが豊富に含まれていて、疲労回復効果があると言います。
それって、こういうことだったんですねー。
酎ハイ、たこ焼き!サイコー!
の影には3つの心臓のヒミツが…

でもそれだけではなかったのです。

タコには脳みそが9つあるらしいです!!

心臓だけでなく、今度は脳みそが9つ!
なんじゃ、そりゃ。エイリアンか!
血も青いらしい…。

9つ、ということで、はは〜ん⁉︎もしかして…?
と思ったそこのアナタ!
御名答です!

心臓同様に、1個は普通の脳。
で、他の脳はというと…
そう、8本それぞれの足についているらしいです。

メインの脳から各足の脳へ指令が出てそれぞれの足で動きを判断しているんですって。
8本も足があってよく絡まないなぁと思います。しかも、どうやら利き足?手⁉︎もあるらしいのです。
タコの「脳内会議」いや、「脳間会議⁉︎」はどうなっているのでしょうね。
あ、ちなみに見た目で多くの人が頭だと思っている丸くて大きな部位は、胴で、本当の頭は目や口が集まっている所だそうです。

タコは非常に高い知能を持っていて、学習能力も持っているそうです。
「マダコ(Octopus vulgaris)」の神経細胞はイヌに匹敵する5億個。
瓶の蓋は吸盤でクルクル開けることができるし、道具を使うこともできるのだとか。ムラサキダコ(Tremoctopus violaceus)は猛毒のカツオノエボシを武器として使って敵と戦う(自分は毒に耐性がある)のだとか。

ムラサキダコの貴重な映像。→えっ?これタコ?ヒラヒラして優雅です。


また、石ころや貝を集めて自分の好みの順番に並べたりもするようです。

知れば知るほど不思議なタコ…

で、ですね。
タコはオスとメスで味が違うと言われています。
えっ!ホント?

一般的に、オスはメスに比べて身が締まってしっかりとした歯応え、メスの身は繊細で柔らかいそうです。

(メスは産卵期(春〜秋)は栄養が卵に集中するため、身が細って味が落ちると言われています。それと、マダコは茹でるか、蒸されて出荷されることがほとんどなので、加工業者によっても食感が変わってしまうようです)

で、そのオスとメスの見分け方ですが、

吸盤が大きめでバラバラなのがオス、小さくて整然としているのがメス!

オスは縄張り争いや、メスを巡って戦う時に吸盤を武器とするため、吸盤が大きいのだそうです。

9割が筋肉でできていて、かつ非常に頭が良いと言われているタコ。

タコは低カロリーで高タンパク、さらに血中のコレステロールや血圧を正常に保つ効果があると言われるタウリンも豊富ということで、夏バテ予防にタコで乾杯!はいかがでしょう?








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