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【3事例あり】「変化」に対応することはその後の人生を充実させる


先日、私はとある仕事でダーウィンの進化論の名言でもある

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一、生き残るのは変化できる者である」

について触れました。

私はこの名言が非常に気になり、休憩時間に自分の人生の中で「変化」に対応できなかった人と、できた人っていたのかと考えてみました。
そのことで少し振り返ると……、いました!ちなみにその人たち言動や行動によって、私は何らかの「学び」を「刺激」を得ています。

それでは「変化×対応」まつわるエピソードについて紹介をしていきましょう。

事例1.「変化」に対応しきれない先輩

私は就職氷河期の中、新卒で大手金融機関のとある支店のバックオフィスに配属されました。当時のメンバーは社歴も5年越えのベテランの方が多かったのを覚えています。その中でも私より一回り以上の女性の先輩は、営業が対応する多額のお金をスピーディーに計算し、ミスもなく的確な仕事をする方。しかもソロバンを使って完璧な仕事を進めるので、頭が下がりませんでした。

このように仕事ができる先輩でしたが、朝出社したら、訳もなく支店の備品やプリントを投げつけたり、気に食わないことがあると叫ぶという、大人げなく、かつ周りをヒヤリとさせる方でもありました(※周りも「やめてほしい」と言いたかったようですが、面倒くさいことになりそうということでスルー状態)。

また当時、事務系の仕事を本社の専門部署で対応させ、支店のバックオフィスの人材を減らし、俗人化させず一人で2~3つの仕事ができる流れへと「変化」を図ろうとしていました……。ただ、その先輩はお金の計算やお札の出し入れしか仕事をしたくないと強くアピールし、なかなかメンバー間のローテーションが図れないという事態になってしまいました。そのため、チームのメンバーが新しいことにチャレンジすることすらもできませんでした。

そんな「変化」を受け入れない先輩は、今後の支店運営をしやすくするため、最終的に別の支店へ異動することに。
同時、私がいた会社では一般職×支店バックオフィスは異動がないに等しかったので、異例だったそう。彼女も非常に驚いていた様子であり、「まさか自分が……」という態度を示したいたのを今でも覚えています。異動後の彼女はこれまでと違う仕事をアサインされたということで、「変化」に対応できるよう強いられたことでしょう。

事例2.コロナ禍のピンチをチャンスと捉えたお教室の運営

私が一時期習っていたスイーツの先生と、娘のピアノの先生は、対面でのレッスンを精力的に展開しています。ジャンルは違いますが、お二人とも多くの生徒からの信頼も厚く、いつもレッスンも満席に近い状態が続いていました。そしてコロナ禍の緊急事態宣言により、対面レッスンがしばらくできなくなりました。

そのとき私は「先生はどうしているのだろうか?、大丈夫かな?」と気になりました。
たまたまSNSを見たところ、スイーツの先生はインスタライブでお菓子作りの配信をスタート。レッスンで使う材料を自宅に届けるシステムを確立し自宅でもスイーツ作りのオンラインレッスンを受けられるようになりました。

このような新しい学びを編み出し、実行することにより対面でもオンラインでも生徒の学びを留めないよう展開しています。

そして娘のピアノの先生は、レッスン生の親御さんのサポートのもと、オンラインでも良質な音が聴けるようスピーカーなどを揃えました。オンラインでも対面でもレッスンを受けられる環境を短期間で実現させました。

「変化に対応する」心意気があれば、新しいアイデアが思い浮かび、相手の心も満足にさせることができると思います。

事例3.「孫とコミュニケーションしたい……」という思いで心の「変化」があった実母

先ほどの話とは逆の事例として、私の母の「変化」について紹介をします。私の母はタイピストの仕事をしていたので、キーボードも不自由なく使えます。ただ、ネット上での交流には疎く、「怪しい人に絡まれる」など消極的な考えを持っていました。

私も「母とはLINEでつながることはできない」と割り切っていたのですが、地元に住む母の友人たちが続々とLINEデビュー。「孫の写真がすぐ送られてくる!」「娘のLINEを通じて孫とFacetimeができた」……といった嬉しいエピソードを聞いたようで、母はLINEで孫(私の子たち)とつながれるということを実感し、やがて母の心にも「変化」が訪れます。

ちょうど息子が中学入学し、ようやくLINEアカウントを得たタイミングと一緒に母もLINEデビュー(※ガラケーが対応できなくなったことも重なってスマホへ機種変)! 

今では私の娘や息子とのLINEにちょくちょくメッセージを入れているようで、それが楽しみで仕方がないようです。私と母LINEでは世の中の出来事や地元のネタで盛り上がり、「食材を宅配するよ」などといった連絡ももらいます。

ここでは母の「変化」はLINEデビューのことでしたが、周りの動きに気付き「変化」に対応したからこそ日常生活がより楽しくなっているかもしれません。

高齢だと新しいことにチャレンジすることは少なくなるかもしれませんが、孫のためにもLINEの操作を覚え、「変化」に対応する姿勢は素敵だと思います。

「変化」を受け入れると道が拓け、日々の生活が豊かに

私自身、冒頭に記したダーウィンの名言をじっくり考え、深く調べてみましたが、生物の進化において「変化」しきれなかった生物は生き残ることができなかったというニュアンスで書かれていました。今の世の中も同じようなことが言えることでき、「変化」をかたくなに避けているようでは、いくら勉強や仕事ができても遅かれ早かれ「必要」とされなくなります。

そして2020年は「コロナ禍」で誰もが忘れられない1年となりました。
テレワークやオンライン学習が浸透し、生活面や世の中の動きにも大きな「変化」がありました。不確実な世の中において、子どもから高齢者まで「変化」に柔軟に対応しなくてはならない状況となっています。

かつての先輩の教訓と、習い事の先生や母の事例を教訓とし、日々の生活をより豊かにする意味でも「変化」を素直に受け入れ、チャレンジをし続けたいと思います

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