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私の居場所

昨日、友達との約束の前にふらっと図書館に行った。ずっと図書館に行きたいなと思ってはいたけれど、だいぶお久しぶり。某ウイルス禍において、時間の制限がかかるところもあって離れていた。しょうがないけれど、でも時間を気にせず過ごしたいのだもの。

入ってすぐのところが児童書コーナーだったので、小さな椅子に座って読んでみた。上に行けば小説コーナーがあったのだろうけれど、時間がそんなになかったのとさくっと読みたかったのもある。黒魔女さんが通るとか学校の怪談とか、小学生の頃に貪るように読んでいた本たち。読み始めると、これ好きだったなとか結構思い出すところもあってたのしい。学校の怪談とか怪談レストランとかいつも貸し出されていて、なかなか読みたい巻が読めなかったっけ。

最近は行けていなかったけれど、私の人生には図書館が結構関わっている。幼稚園生の頃から、月1回の図書館通いは当たり前。貸出上限の10冊を選ぶのに、たいてい3時間は図書館にいたっけ。小学校に入って1番楽しみだったのは、図書館があったこと。まめに借りて返して、6年生の時には図書委員長も務めた。司書の先生しかできない、本の貸出時のバーコードぴっを出来るのが誇らしかった。

中学、高校と試験前や受験前に図書館で勉強をするときはついつい休憩と称して本を手に取ってしまっていたっけ。この1冊だけと思いつつ、また新たな本を読んでしまったり。勉強しなくちゃと思いつつ、本の誘惑には勝てなかった。

友達と上手くいかない時、学校や家に居場所を感じられない時。そんな時も図書館と本はいつでも味方だった。入学前に燃え尽き症候群になり、無気力だった短い大学時代。授業にも何にも興味が持てなかった時、毎日通っていたのは図書館だった。朝から晩までずっと本を読む。毎日毎日通っていても、読む本は沢山ある。そしてその時間は全てを忘れて幸せだった。バイトでもしてガッツリ稼げばよかったのにと思ったりもするけれど、この本に囲まれた毎日はきっとあの頃の私にとって大事な時間だったのだと思う。

引っ越してきてから、ここの図書館に行ったことがない。今度場所を調べて、行ってみよう。きっとそこも私の新たな居場所になるだろうから。



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