世界が色づいて見えるはなし

物心着いた頃に、母に言ったことがある。オーラが見えるって。そうしたら、びっくりもされず引かれもせずにそうなんだと言われた。スピリチュアルな話じゃない。

もっというと、文字や数字に色がついて見える。私はいわゆる共感覚である。人によっては音にも色を感じたりするとか他にもいろいろあるみたいだけれど、私はオーラが見えるのと文字に色がついて見える。

絶対音感がありすぎる人はなんでも音階で聞こえて、救急車の音すらも気持ち悪いらしい。私はそこまで自分の感覚で困ったことはない。あーこの人は何色だなとか、この文字は何色だなとか思うくらい。あは赤で、さは青とか。これも人によって感じる色が違うらしいし。

ただ、自分の感じる色と違う色に塗られていたりするとめちゃくちゃ気になる。東京は赤で、埼玉は青っぽい緑なのに逆だと気持ち悪いとか。前の会社で使っていたファイルがそんな感じで、何年やっていてもそれにだけは慣れなかった。

そのくらいだし、むしろ自分の感覚は好き。元から色が付いている世界がもっと色付いて見えるんだから。だからちょっと共感覚なのは誇らしくまで思えたりもする。

でも長く音楽をやってきた身としては、絶対音感が欲しかった。これにいたっては全くなし。なんだかこっちは天才っぽい。

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