古典100選(19)和泉式部日記
今日は、先週の『紫式部日記』の中で触れられていた和泉式部の『和泉式部日記』を紹介しよう。
ただ、この『和泉式部日記』は、和泉式部本人の手によるものかは疑わしいとされている。
だが、恋多き女性といわれていた和泉式部らしい一節が、7月の日記に見受けられる。
そう、七夕である。
では、7月の日記の原文を読んでみよう。現代でいう濁点は、当時は付いていなかったので、例えば「たなはたひこほしなと」という箇所も、「七夕彦星など」と読んでもらえれば分かるだろう。
さいふほとに七月に