ドイツ語に親しむ日(14)
ボーボーネンジー?という初心者には訳の分からないドイツ語の文は、
「Wo wohnen Sie ?」
であった。
ここで注目してほしいのは、ドイツ語の文の構造である。
文頭から一つ一つの単語をみていくと、「疑問詞(wo)+動詞+主語」という形になっている。
これを同じ意味になる英語の文と比較すると、
「Where do you live ?」は、「疑問詞(where)+do+主語+動詞」になっている。
実は、ドイツ語の文は、英語の「do」のようなよけいな単語を入れることはない。
例えば、「コーヒーを飲みますか?」と聞くとき、英語の場合は、
Do you drink coffee ?
となる。
しかし、ドイツ語は、
Trinken Sie Kaffee ? の3語でよい。
そして、これを最初に述べた「どこに住んでいるの?」と同じように、「何を飲むの?」と聞くときは、
Was trinken Sie ? (ヴァス トリンケン ジー ?)
となる。
ドイツ語は、疑問文になるとき、主語と動詞の順序を入れ替えるだけというシンプルな形でよく、英語のように、doやdoesを入れる必要がない。
このルールを知っていれば、「疑問詞+動詞+主語」の基本型で短文づくりをしながら、動詞の語彙を増やせるし、なおかつ、主語に応じた動詞の活用変化もマスターできる。
誰かと買い物をするときは、「Was kaufen Sie ?」(ヴァス カウフェン ジー?)と聞いてみるとよいだろう。
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