定期券で途中下車の旅

最近、気がついたことだが、通勤定期券を買っているのに、仕事でしか利用できていないのが、どうももったいない。

通勤定期の区間は、よく考えたら、1日何度でも乗り放題だし、どこで乗ろうが降りようが、区間内であれば、まったく交通費がかからないのである。

例えば、通勤定期区間内に、いくつかの銭湯があったとする。銭湯の料金は払わなければならないが、交通費の負担なしで銭湯めぐりができてしまうのである。

通勤定期区間内で、鉄道の沿線をランニングする場合、万が一途中で足を痛めても、交通費無料で電車に乗って引き返せる。

そういった目的がなかったとしても、今さらではあるが、通勤定期区間エリアの見どころやグルメなどは、意外と知らないことが多いのに気づく。

会社からの通勤手当が支給されてはいても、せっかく高いお金を出して定期券を買っているのであれば、もっと有効に使ってみたいものである。

視点を変えれば、何も通勤定期にこだわる必要がないことにも気づく。

ディズニーの年間パスポートを持っていれば(私は持っていないが)お得に何回でも通えるのと同じように、自分がよく遊びに行くエリアの定期券を購入するのもアリなのである。

今は、モバイルPASMOなど、スマホで定期が買える時代である。スマホを改札でタッチするだけで、購入した定期区間は、タダで乗り放題なのだ。

だから、遊びに出かける頻度を自分でチェックしてみて、毎回切符購入や電子マネーのチャージをするよりも定期購入がお得であれば、6ヶ月定期を買ったほうがよいかもしれない。

懐事情がちょっと厳しい人は、ボーナスが出たときに買うとか、1ヶ月もしくは3ヶ月定期を買ってもよいだろう。

ただ、1日フリーパスや周遊券、青春18きっぷもあるので、どれが一番自分に合っているかは、ひとつひとつ検討が必要である。

その検討作業こそ、大人の春休みの宿題にしてもいいかもしれない。

ちなみに、春季の青春18きっぷは、発売期間が今月31日までであり、それを使えるのは4月10日までである。

それを逃したら、夏季までだいぶ間が空くので要注意である。

では、みなさん、大人の春休みを楽しみましょう。



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