政令指定都市めぐり【第9回】

新潟市には、東区に新潟空港があり、JALとANAの就航路線の一つに、札幌(新千歳空港)行きがある。

今日は、札幌市に移動することにしよう。

北海道新幹線の札幌延伸が実現するのが2031年の春の予定らしいが、果たして飛行機の利用客が新幹線に流れるだろうか。JR北海道のホームページでは、札幌延伸区間の停車駅についても、分かりやすく地図を掲載している。興味がある方はご覧いただきたい。

札幌に向かう前に、飛行機が降り立つのは、千歳市にある新千歳空港である。

空港バスで札幌市内までは1時間かかるが、新千歳空港駅からJR「快速エアポート」に乗れば40分ほどで札幌駅に到着する。

札幌市は、東区・西区・南区・北区・中央区・厚別区・手稲(ていね)区・白石区・豊平区・清田区の10の行政区で構成されている。

ほとんどの観光スポットは、歓楽街「すすきの」をはじめ、中央区に集中している。だから、市内を走るバスや札幌市営地下鉄で移動するとよいだろう。

歩いて移動しても問題ない距離でも、冬場は歩きづらい。私も経験したことがあるが、雪が積もれば靴がズボズボ入ってめんどくさいし、積もってなくても凍結していると思わぬところで足が滑るし、なにせ早足で歩くことができない。だから、そういうときは、渋滞のリスクがあるバスよりも地下鉄で移動する。

札幌市営地下鉄は3路線があり、南北線と東西線、東豊(とうほう)線がある。

初めて来た人は、東豊線と聞いても、方角のイメージが持てないから、東西線とどう違うの?と思うことだろう。

東豊線は、東区と豊平区を結ぶ路線なのだが、実は、東区が札幌市北部、豊平区が南部に位置するため、南北線とほぼ並行している。

3路線すべてが、有名な大通公園のある大通駅に乗り入れているため、迷いそうな人は、まず大通駅からどう動くか(どの路線に乗るか)を考えれば大丈夫である。

札幌駅から大通駅までは、実は600メートルしか離れていなくて、10分あればたどり着く。

碁盤目のように街路が整備されているので、駅前のJRタワーからまっすぐ「駅前通」を南下すればよい。

ちなみに、駅を出発して西1丁目とか西2丁目の地番表示を目にして戸惑うかもしれないが、そこから西3丁目→西4丁目という地番表示を目にしたら、南下していないのですぐに方向転換すべきである。

実は、南北に流れる創成(そうせい)川を境に、東1丁目と西1丁目が向かい合っており、東(あるいは西)に行けば行くほど、丁目の数字が増える。

札幌駅の所在地は「北6条西4丁目」であることをおさえておくと、徒歩での移動の際は、いろいろと役に立つことだろう。









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