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アキレス腱が硬い方が速い??前屈時に地面に手が届かないランナーに朗報!

ランニングエコノミーについてなかなか驚いた記事がありましたので、紹介します。

タイトルの和訳はこう。
「立位体前屈の結果が悪いと、ランニングエコノミーが向上する」
(英語分からないので、Google翻訳で読んでます)

これはランナーにとってビックリですが、読むと納得できる記事。

例えば、世界一のマラソンランナー、キプチョゲはめちゃくちゃ硬いです。

半端ないです。

半端ないといえば、大迫傑選手も硬いと聞いたことがあります。
彼らに共通するのはフォアフット走法。

彼らとは、とてもじゃないけど同じと言えた立場ではありませんが、僕もめちゃくちゃ硬いです。前屈しても地面まで15cmくらいあります。そしてフォアフットはまだまだ未完成ですが、2年近くこれで走ってて自分に合っているなぁと思っています。

というのも、意識して走ると腱が硬い=フォアフット向きというのは非常に理解できるんです。つま先で接地後、腱が柔らかいとスネが沈んでしまい、起き上がる際にまたエネルギーが必要です。しかし硬いと沈みこまないまま離地します。つまり硬い方が反発を得やすいのです。

簡単に言うと、ブヨブヨのタイヤで走る車はスピードが出ないが、パンパンの硬いタイヤなら速く走れる、みたいな。

もう一つ例をあげるとすれば、可動域の大きい蝶番を付けたドアと、狭い蝶番を付けたドア、手で思いっきり開けてどちらが早く反動で戻ってくるか、当然狭い方ですよね。

ですので、フォアフットに挑戦してみようとしている方は、前屈が硬いかどうかを一つの指標にしてみると良いかも知れません。(日本人がフォアフット向きでない理由が足首が柔らかいから、と考察する人もいますね)

“As you get older, your tendons get stiffer,” he says. “I think this is partly why we’re seeing masters marathoners run so quickly. Think of Malindi Elmore, or even Eliud Kipchoge. They’re getting older but their running economy is getting better and they’re running faster.”
「年をとるにつれて、腱は硬くなります」と彼は言います。「これが、マスター選手が非常に速く走る理由の1つだと思います。マリンディエルモア、あるいはエリュードキプチョゲさえ考えてみてください。彼らは年をとっていますが、彼らのランニングエコノミーは良くなっていて、彼らはより速く走っています。」(Google翻訳)

市民ランナーでは40代で油の乗ったランナーが多いのもうなずけますよね。


加えて、腱の硬さを利用するメリットがあります。基本的に筋肉を使うと酸素が消費されます。しかし腱を利用しても酸素は消費されません。つまり筋肉でなく腱を使う=酸素を消費しない=効率的に走れるんですよね。

その最たる結果が、ケニア人などアフリカ系ランナーの脚です。彼らにはふくらはぎはほぼなく、まるで棒のようです。腱を使って、筋肉を使用しないので、肥大しないんですよね。酸素を消費しないから他の部分に回せる。

僕はまだまだふくらはぎが太いので、ランナーとしてもまだまだということでしょう(泣)

ただ、注意点として、記事では最後にこう書かれています。

However, Stellingwerff cautions that too much stiffness can cause issues.
“Mobility routines are key and they’re so easy to do. It can be done in a small room on a carpet. Adding a short mobility routine ahead of a run is a great way to remain injury free.”
ただし、ステリングワーフ氏は、剛性が高すぎると問題が発生する可能性があると警告しています。
「モビリティルーチンは重要であり、実行するのはとても簡単です。それはカーペットの上の小さな部屋で行うことができます。実行前に短いモビリティルーチンを追加することは、怪我のない状態を維持するための優れた方法です。」(Google翻訳)

※モビリティルーチンとはストレッチ運動のことだと思われ。


ということで、硬くてもケアはしようね!

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